Unified Launch Vehicle

ULVあるいはUnified Launch Vehicleインド宇宙研究機関 (ISRO) で開発中のローンチ・ヴィークルである[10]モジュラーアーキテクチャの導入により、既存のPSLVGSLVLVM3を単一シリーズの打ち上げ機で代替する計画である[11]

ULV (Unified Launch Vehicle)
機能中重量級打ち上げ機
製造インド宇宙研究機関[1]
開発国インドの旗 インド
大きさ
質量270,000 kg (600,000 lb) から 700,000 kg (1,500,000 lb)
段数2
積載量
LEO
へのペイロード
6 x S12:4,500 kg (9,900 lb)
2 x S60:10,000 kg (22,000 lb)
2 x S139:12,000 kg (26,000 lb)
2 x S200:15,000 kg (33,000 lb)
GTO
へのペイロード
6 x S12:1,500 kg (3,300 lb)
2 x S60:3,000 kg (6,600 lb)
2 x S139:4,500 kg (9,900 lb)
2 x S200:6,000 kg (13,000 lb)
ブースター - S-12[2][3][4]
No ブースター6
全長12 m (470 in)[5]
直径1 m (39 in)[5]
推進剤重量12,200 kg (26,900 lb)[5]
モーターS12
推力716 kN (161,000 lbf)[5]
燃焼時間70秒間[5]
燃料HTPB
ブースター - S-60[2][3]
No ブースター2
推進剤重量60,000 kg (130,000 lb)
モーターS60
推力
燃料HTPB
ブースター - S-139[2][3]
No ブースター2
全長20.1 m (790 in)[6]
直径2.8 m (110 in)[6]
推進剤重量138,200 kg (304,700 lb)[6]
モーターS139
推力4,800 kN (1,100,000 lbf)[7]
燃焼時間100秒間[6]
燃料HTPB
ブースター - S200
No ブースター2
全長25 m (82 ft)[8]
直径3.2 m (10 ft)[8]
推進剤重量207,000 kg (456,000 lb)[8]
モーターS200
推力それぞれ4,658 kN (475.0 tf)[8][9]
総推力9,316 tf (91,360 kN; 9,169 LTf; 10,269 STf)
比推力274.5秒 (真空)[8]
燃焼時間130秒間[8]
燃料HTPB[8]
Core 段目 - SC-160
推進剤重量160,000 kg (350,000 lb)
エンジンSCE-200[3]
推力海面高度:1,820 kN (410,000 lbf)
真空中:2,030 kN (460,000 lbf)
比推力海面高度:299 秒 (2.93 km/s)
真空中:335 秒 (3.29 km/s)
燃料ケロシン/液体酸素
Core 段目 - L-30
推進剤重量30,000 kg (66,000 lb)
エンジンCE-20[3]
推力200 kN (45,000 lbf)
比推力443 秒 (4.34 km/s)
燃料液体水素/液体酸素

設計

2015年6月時点で4種類の異なるブースターを備えたコモンコアと上段の設計が公開されている[10]。 ブースターは4形式あり、いずれも固体燃料ロケットでそのうち3形式は現在のPSLVGSLVLVM3から流用する[2]。ISROの命名法でSC160と呼ばれる準低温段のコアは160,000 kgのケロシン/液体酸素推進剤を備え1基のSCE-200 ロケットエンジンを動力とする。C30と呼ばれる上段の極低温段は30,000 kgの液体水素/液体酸素推進剤を備え、1基のCE-20エンジンを動力とする[11]

ブースターの選択肢:

  • 6 × S-12: PSLVのように6本のS-12を使用する
  • 2 × S-60: 新開発の固体燃料ロケットであるS-60を2本使用する
  • 2 × S-139: PSLVGSLVの1段目として使用されているS-139を2本使用する
  • 2 × S-200: LVM3のように2本のS-200を使用する

類似のロケット

関連項目

出典

外部リンク