UKオープン

UKオープン (UK Open)は、プロフェッショナル・ダーツ・コーポレイション (PDC) が開催するダーツのトーナメントである。イギリス各地で行われる多くの予選の後、本戦において、無名のアマチュア・プレイヤーも最高峰のプレイヤーと対等にプレイできる革新的なトーナメントで、「ダーツのFAカップ」の異名を持つ。FAカップのように、各ラウンド後、無作為抽選を行い、次の試合を決定する。このため、他のトーナメントでは決勝付近で争うプレイヤー達が、早い段階で対戦することもある。

UK Open
概要
開催国イギリスの旗 イギリス (イングランドの旗 イングランド)
開催地マインヘッド
会場Butlins
初開催2003年
主催団体PDC
大会種別Premier (Sky Sports)
テレビイギリスの旗 Sky Sports HD
インターネット世界の旗 PDCtv
使用ボードunicorn ECLIPSE PRO
形式legs
賞金総額£600,000 (2023)
開催月6月 (2003–2013)
3月 (2014–)
ナイン・ダート・フィニッシュ
有-TV放送

イングランドの旗 フィル・テイラー (2004, 2005, 2007, 2008)
イングランドの旗 マーヴィン・キング (2010)
スコットランドの旗 ゲイリー・アンダーソン (2012)
オランダの旗 マイケル・ヴァン・ガーウェン (2016, 2020)
ウェールズの旗 ジョニー・クレイトン (2020)
イングランドの旗 ジェームズ・ウェイド (2022)

イングランドの旗 マイケル・スミス (2022)
無-TV放送

イングランドの旗 ウェズ・ニュートン (2013)
ポーランドの旗 セバスティアン・ビアレツキ (2021)
オランダの旗 ジツェ・ファン・デル・ヴァル (2021)

スペインの旗 ホセ・フスティシア (2022)
現在のチャンピオン
ベルギーの旗 ディミトリ・バン・デン・バーグ (2024)

UKオープン本戦は、初開催の2003年から2013年までは、毎年6月、ボルトンリーボック・スタジアムで行われていたが、2014年からはマインヘッドのバトリンズで行われており、その全セッションは、Sky Sportsにより放映されている。初回の決勝では、フィル・テイラーが、チャンピオンとなった。2006年は、レイモンド・ファン・バルネフェルトが、このトーナメントで優勝し、ワールド・ダーツ・フェデレイション (WDF) / ブリティッシュ・ダーツ・オーガナイゼイション (BDO) より移籍してから、初めてタイトルを獲得したトーナメントにもなった。彼は、決勝でバリー・ベイツに勝利する前に、公開無作為抽選で当時13回ワールド・チャンピオンになっていたフィル・テイラーに当ったが、その試合で見事、テイラーを打ち破っている。

PDC オーダー・オヴ・メリット

このトーナメントは、獲得した賞金額に基づくPDCのワールド・ランキング・システムであるPDC オーダー・オヴ・メリット (PDC OoM) に反映されるSky Sportsのプレミア・イヴェントである。

現在、賞金総額は、ワールド・グランプリと同額で、PDCのイヴェント中、5番目となっているが、プレミア・リーグ・ダーツは、PDC OoMに反映されないため、PDC オーダー・オヴ・メリットへの寄与は、4番目に大きい。

また、Sky Sportsのプレミア・イヴェントには、全て個々にナイン・ダート・フィニッシュの賞金£5,000が設定されている。達成したプレイヤーがいなければ、次に行われるSky Sportsのプレミア・イヴェントに加えられ、達成されるまで消失することなく積み立て続けられる[1]

このトーナメントの賞金は、以下の通りとなっている[2][3]

優勝準優勝準決勝準々決勝ラスト
16
ラスト
32
ラスト
64
ラスト
96
ラスト
128
Plelim
Rd
ハイエスト・
チェクアウト
9ダーター予選実総額[4]公称総額
2003£30,000£15,000£7,500£4,000£2,000£1,000£500£0£0£0不明-8 x £14,000£236,000-
2004£30,000£15,000£7,500£4,000£2,000£1,000£500£0£0£0不明[5]8 x £15,200£245,600-
2005£30,000£15,000£7,500£4,000£2,000£1,000£500£0£0£0不明[5]8 x £15,200£245,600-
2006£30,000£15,000£7,500£4,000£2,000£1,000£500£0£0£0不明-8 x £15,200£245,600-
2007£30,000£15,000£8,500£4,000£2,000£1,500£1,000£0£0£0不明£20,0008 x £20,000£330,000[6]£150,000
2008£35,000£15,000£10,000£5,000£3,000£2,000£1,000£0£0£0不明£25,0008 x £25,000£403,000[7]£178,000
2009£40,000£20,000£10,000£6,000£4,000£2,000£1,000£0£0£0不明-8 x £30,000£440,000[8]£200,000
2010£40,000£20,000£10,000£6,000£4,000£2,000£1,000£0£0£0不明£5,0008 x £31,600£457,800[9]£200,000
2011£40,000£20,000£10,000£6,000£4,000£2,000£1,000£0£0£0不明-8 x £35,000£480,000-
2012£40,000£20,000£10,000£6,000£4,000£2,000£1,000£0£0£0不明-8 x £34,600-£200,000
2013£40,000£20,000£10,000£6,000£4,000£2,000£1,000£0£0£0不明-8 x £34,600-£200,000
2014£50,000£25,000£12,500£7,500£5,000£3,000£1,000£0£0£0不明-6 x £50,000-£250,000
2015£60,000£30,000£17,000£10,000£5,000£3,000£1,500£0£0£0不明-6 x £50,000-£300,000
2016£60,000£30,000£17,000£10,000£5,000£3,000£1,500£0£0£0不明£10,0006 x £60,000-£300,000
2017£70,000£35,000£17,500£11,500£6,500£3,500£1,750£0£0£0不明-6 x £60,000-£350,000
2018£70,000£35,000£17,500£11,500£6,500£3,500£1,750£0£0-不明-6 x £60,000-£350,000
2019£100,000£40,000£20,000£12,500£7,500£4,000£2,000£1,000£0£0不明---£450,000
2020£100,000£40,000£20,000£12,500£7,500£4,000£2,000£1,000£0£0不明---£450,000
2021£100,000£40,000£20,000£12,500£7,500£4,000£2,000£1,000£0£0不明---£450,000
2022£100,000£40,000£20,000£12,500£7,500£4,000£2,000£1,000£0£0不明---£450,000
2023£110,000£50,000£30,000£15,000£10,000£5,000£2,500£1,500£1,000£0不明---£600,000
2024£110,000£50,000£30,000£15,000£10,000£5,000£2,500£1,500£1,000£0不明---£600,000

なお、この賞金総額は、WDF/BDOの賞金額が最も多いイヴェントであるBDO ワールド・プロフェッショナル・ダーツ・チャンピオンシップス (レイクサイド) を超えている。

2011年における他のトーナメントとの比較は、次の通りである[1][10][11]

団体大会公称総額実総額[12]優勝準優勝準決勝準々決勝ラスト
16
ラスト
32
ラスト
64
9ダーターハイエスト・
チェクアウト
予選
2011PDCUKオープン£200,000£480,000+£40,000£20,000£10,000£6,000£4,000£2,000£1,000-不明£280,000
2011PDCヨーロピアン・チャンピオンシップ£200,000£200,000£50,000£20,000£10,000£6,000£4,000£2,000-未確定不明-
2011PDCワールド・マッチプレイ£400,000£400,000+£100,000£50,000£25,000£15,000£75,000£5,000-未確定不明-
2011WDF
(BDO)
レイクサイド (メンズ)£329,000£261,000£100,000£30,000£11,000£6,000£4,250£3,000--£3,000£0
2011レイクサイド (ウィメンズ)£16,000£10,000£2,000£1,000£500----£0

本戦の日程・会場・放送など

本戦の日程、会場、タイトル・スポンサー、テレビ放送などの情報は、以下の通りである[2][3]

なお、テレビでは、全課程が生放送されている[9]

開始日終了日開催日数会場スポンサー使用ボードテレビ放送
20032003年5月30日 (金)2003年6月1日 (日)3リーボック・スタジアム (ボルトン)Sky Betunicorn ECLIPSESky Sports
20042004年6月4日 (金)2004年6月6日 (日)3リーボック・スタジアム (ボルトン)Budweiserunicorn ECLIPSESky Sports
20052005年6月10日 (金)2005年6月12日 (日)3リーボック・スタジアム (ボルトン)Budweiserunicorn ECLIPSESky Sports
20062006年6月9日 (金)2006年6月11日 (日)3リーボック・スタジアム (ボルトン)Budweiserunicorn ECLIPSE PROSky Sports
20072007年6月7日 (木)2007年6月10日 (日)4リーボック・スタジアム (ボルトン)Blue Squareunicorn ECLIPSE PROSky Sports
20082008年6月5日 (木)2008年6月8日 (日)4リーボック・スタジアム (ボルトン)Blue Squareunicorn ECLIPSE PROSky Sports
20092009年6月4日 (木)2009年6月7日 (日)4リーボック・スタジアム (ボルトン)Blue Squareunicorn ECLIPSE PROSky Sports HD
20102010年6月3日 (木)2010年6月6日 (日)4リーボック・スタジアム (ボルトン)Rileys Darts Zoneunicorn ECLIPSE PROSky Sports HD
20112011年6月2日 (木)2011年6月5日 (日)4リーボック・スタジアム (ボルトン)Speedy Hireunicorn ECLIPSE PROSky Sports HD

形式

出場者の決定

UKオープン本戦に出場するには、以下の方法がある。

PDCプレイヤーの出場者決定戦

プロフェッショナル・ダーツ・プレイヤーズ・アソシエイション (PDPA) のメンバーとなっているプレイヤー (PDCのプレイヤー) の出場者は、年に8回ある出場者決定戦 (2010年からの名称は、UKオープン・クワリファイアーズ / 2009年までは、UKオープン・リージョナル・ファイナル) の総合的な結果により、決定される。このイヴェントに2回[1] (2010年までは3回) 以上出場し、次に説明するUKオープン・オーダー・オヴ・メリットの最終的な結果において、上位96名に入るという2つの条件を満たせば、本戦に出場できる。同点の場合、本戦出場条件の96位は、区別なく全員出場できるが、より後のラウンドからの開始条件を得られる32位と64位は、カウントバック方式を採用し、同点を解消している[13]。試合形式は、2009年から全てベスト・オヴ・11・レッグズとなっており、それまでは、ベスト・オヴ・5・セッツ (各セットは、ベスト・オヴ・3・レッグズ) であった[14]

多くのプレイヤーが、全8回とも参加する中、フィル・テイラーのように、規定の最低回数で本戦の出場を決めても問題ないが、規定の最低回数に満たないと、上位96位以内に入ったとしても、2010年のレイモンド・ファン・バルネフェルトのように、本戦に出場できないので、注意が必要である[15]

UKオープン・オーダー・オヴ・メリット

UKオープン・オーダー・オヴ・メリットとは、2018年まで、UKオープン本戦に出場するPDCプレイヤーを決定するのに用いられていたUKオープン専用のオーダー・オヴ・メリットである。

このイヴェントには、イギリス全土で毎年8回開催されるPDCプレイヤーの出場者決定戦があり(2014~2018年は年6回)、そこで獲得した賞金が、このオーダー・オヴ・メリットに反映される。

この予選の賞金額は、以下のようになっている。なお、PDC ProTourのプレイヤーズ・チャンピオンシップにおける2011年における賞金額の設定も、この出場者決定戦と同じである[16][17][18][19][13][1]

賞金総額優勝準優勝準々決勝ラスト8ラスト16ラスト32ラスト649ダーター[20]
2003£14,000£4,000£2,000£800£400£200£100£50不明
2004£15,200£4,000£2,000£1,000£500£250£100£50不明
2005£15,200£4,000£2,000£1,000£500£250£100£50不明
2006£15,200£4,000£2,000£1,000£500£250£100£50不明
2007£20,000£5,000£2,500£1,250£600£300£150£75£400
2008£25,000£6,000£3,000£1,600£800£400£200£100£400
2009£30,000£6,000£3,000£1,500£800£400£300£200£400
2010£31,600£6,000£3,000£1,500£1,000£500£200£100£400
2011£35,000£6,000£3,000£2,000£1,000£600£400£200£400
2012£34,600£6,000£3,000£2,000£1,000£600£400£200-
2013£34,600£6,000£3,000£2,000£1,000£600£400£200-
2014£50,000£10,000£5,000£2,500£1,500£1,000£500£250-
2015£50,000£10,000£5,000£2,500£1,500£1,000£500£250-
2016£60,000£10,000£5,000£2,500£2,000£1,500£750£250-
2017£60,000£10,000£5,000£2,500£2,000£1,500£750£250-
2018£60,000£10,000£5,000£2,500£2,000£1,500£750£250-

この予選の賞金額 (賞金総額、優勝賞金、準優勝賞金) は、WDF/BDOの3番目に大きいトーナメントであるダッチ・グランド・マスターズを、超えている。

団体大会賞金総額[21]優勝準優勝
2010PDCUKオープン出場者決定戦£31,600£6,000£3,000
2010WDFダッチ・グランド・マスターズ€33,500€5,000€2,500

一般の出場者決定戦

一般の出場者決定戦は、予選とリージョナル・ファイナルズで構成されている。2010年からの会場は、同年のタイトル・スポンサーにもなっていたレリーズの最新Darts Zonesを持つ店舗となり、2011年は、32店舗となった。

試合形式は、ベスト・オヴ・5・レッグズ、エントリーは£5で、2つ以上のエントリーも可能である[22]

2010年は、3500人を超えるプレイヤーが集まり、店舗によってはプレイヤーが入りきらないことが予想されたため、12店舗が12時からと18時からの2回に分けてセッションを行った。その結果、各セッションにおいて、ラスト32のプレイヤーが、各リージョナル・ファイナルに進め、そこでの優勝者が、UKオープンの本戦に出場できるようになった[23]

歴代の予選に使われた店は、以下の通りである[24][25][26][27][28]

会場
2003不明
2004不明
2005不明
2006Greene King
2007Punch Taberns
2008Holsten
2009Holsten
2010Rileys Darts Zones
2011Rileys Darts Zones

なお、こちらの参加対象となっているのは、アマチュアだけではなく、WDF/BDOのプロフェッショナル・プレイヤーや、過去にPDPAのメンバーであったプレイヤーなども含まれており、2010 グランド・スラム・オヴ・ダーツのチャンピオンであるスコット・ウェイツや、2008 BDO ワールド・プロフェッショナル・ダーツ・チャンピオンシップスのウィメンズ・チャンピオンであるPDC移籍前のアナスタシア・ドブロミスロワが、こちらから本戦に出場したこともある[29][30]

しかし、2011年について、2009年1月1日以降PDPAのメンバーになったことのあるプレイヤーは、このトーナメントに参加できない[31]

本戦

本戦の形式は、以下の通りである。第0ラウンド (Preliminary Round) は、PDCプレイヤーの予選通過者が同点により人数が増えるなど、予定よりも人数が増えた場合に人数を調整するために行われるラウンドで、第1ラウンドと同時進行で行われる。以前は全て無作為抽選により、対戦相手が決められていたが、2007年より連続対戦を避けるため、準々決勝から対戦表が導入されている。

曜日ラウンドレッグズ
(ベスト・オヴ)
プレイヤーその他
07UKオープン・オーダー・オヴ・メリットの上位64名以外のプレイヤーから無作為抽選この3つは、開催前に無作為抽選となる。

第0、1ラウンドは同時に行われ、これらの終了後に第2ラウンドが行われる。

17第0ラウンドの抽選に外れたプレイヤー + 第0ラウンド勝者
27UKオープン・オーダー・オヴ・メリットの33位から64位 + 32人の第1ラウンド勝者
317UKオープン・オーダー・オヴ・メリットの上位32名 + 32人の第2ラウンド勝者第2ラウンド終了後に、公開無作為抽選により決定される。
417ラスト32第3ラウンド終了後に、公開無作為抽選により決定される。
517ラスト16第4ラウンド終了後に、公開無作為抽選により決定される。
準々決勝19ラスト8準々決勝からは、対戦表が導入される。
準決勝19ラスト4
決勝21ラスト2

結果

優勝 (決勝平均)Score準優勝 (決勝平均)賞金スポンサー会場
総額優勝準優勝
2003 フィル・テイラー (98.03)18–8 シェイン・バージェス (91.36)£124,000£30,000£15,000スカイ・ベットリーボック・スタジアム, ボルトン
2004 ローランド・ショルテン (89.49)11–6 ジョン・パート (85.98)バドワイザー
2005 フィル・テイラー (96.80)13–7 マーク・ウォルシュ (84.52)
2006 レイモンド・ファン・バルネフェルト (91.51)13–7 バリー・ベイツ (82.98)
2007 レイモンド・ファン・バルネフェルト (94.99)16–8 ヴィンセント・ファン・デル・フォールト (88.76)£150,000ブルー・スクエア
2008 ジェームズ・ウェイド (94.65)11–7 ゲイリー・モーソン (87.33)£178,000£35,000
2009 フィル・テイラー (100.81)11–6 コリン・オズボーン (93.24)£200,000£40,000£20,000
2010 フィル・テイラー (97.71)11–5 ゲイリー・アンダーソン (92.41)ライリーズ・ダーツ・ゾーン
2011 ジェームズ・ウェイド (96.25)11–5 ウェズ・ニュートン (88.51)Speedy Hire
2012 ロバート・ソーントン (95.44)11–5 フィル・テイラー (98.58)
2013 フィル・テイラー (107.04)11–4 アンディ・ハミルトン (97.95)
2014 エイドリアン・ルイス (109.13)11–1 テリー・ジェンキンス (93.15)£250,000£50,000£25,000コーラルバトリンズ・マインヘッド, マインヘッド
2015 マイケル・ヴァン・ガーウェン (98.43)11–5 ピーター・ライト (99.33)£300,000£60,000£30,000
2016 マイケル・ヴァン・ガーウェン (106.68)11–4 ピーター・ライト (98.33)
2017 ピーター・ライト (100.55)11–6 ガーウィン・プライス (97.78)£350,000£70,000£35,000
2018 ゲイリー・アンダーソン (95.71)11–7 コリー・カドビー (99.78)
2019 ネーザン・アスピナル (88.72)11–5 ロブ・クロス (84.79)£450,000£100,000£40,000Ladbrokes
2020 マイケル・ヴァン・ガーウェン (101.42)11–9 ガーウィン・プライス (99.16)
2021 ジェームズ・ウェイド (102.52)11–5 ルーク・ハンフリーズ (97.95)マーシャル・アリーナ, ミルトン・キーンズ
2022 ダニー・ノッパード (84.82)11–10 マイケル・スミス (90.33)Cazooバトリンズ・マインヘッド, マインヘッド
2023 アンドリュー・ギルディング (95.46)11–10 マイケル・ヴァン・ガーウェン (96.74)£600,000£110,000£50,000
2024 ディミトリ・バン・デン・バーグ (95.18)11–10 ルーク・ハンフリーズ (96.07)Ladbrokes

ナイン・ダート・フィニッシュ

UKオープンで達成されたナイン・ダート・フィニッシュは、以下の通りである[32]

日付プレイヤーラウンドレッグ対戦相手方法賞金レフェリーコメンテイター
20042004/6/5 (土) フィル・テイラー47 マット・チャップマンT20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12バドワイザー501本ブルース・スペンドリーストゥーアト・パイク
ジョン・グウェン
20052005/6/12 (日) フィル・テイラー準決勝6 ローランド・ショルテンT20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12バドワイザー501本ブルース・スペンドリーデイヴ・レァニング
ジョン・グウェン
20072007/6/9 (土) フィル・テイラー512 ウェズ・ニュートンT20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12£20,000ラス・ブレイジョン・グウェン
ロッド・ハリントン
20082008/6/7 (土) フィル・テイラー49 ジェイミー・ハーヴェイT20 x 3; T20 x 2, T19; T20 x 2, D12£25,000ラス・ブレイジョン・グウェン
ロッド・ハリントン
20102010/6/5 (土) マーヴィン・キング110 ゲイリー・アンダーソンT20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12£5,000ジョージ・ノーブルジョン・グウェン
ロッド・スタッド
20122012/8/6 ゲイリー・アンダーソン33 デイビー・ドッズT20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12不明ラス・ブレイ不明
2013不明 ウェズ・ニュートン6不明 エイドリアン・ルイスT20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12不明不明不明
20162016/3/5 マイケル・ヴァン・ガーウェン410 ロブ・クロスT20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12不明ラス・ブレイ不明
20202020/3/7 ジョニー・クレイトン612 クリス・ドビーT20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12不明ポール・ヒンクス不明
2020/3/8 マイケル・ヴァン・ガーウェン準決勝不明 ダリル・ガーニーT20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12不明ヒュー・ウェア不明
20212021/3/5 セバスティアン・ビアレツキ1不明 ジム・マキューアンT20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12不明不明不明
2021/3/5 ジツェ・ファン・デル・ヴァル2不明 セバスティアン・ビアレツキT20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12不明不明不明
20222022/3/4 ホセ・フスティシア3不明 アダム・ゴーラスT20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12不明不明不明
2022/3/5 ジェームズ・ウェイド68 ボリス・カリチュマーT20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12不明ラス・ブレイ不明
2022/3/5 マイケル・スミス67 メンサー・スルホビックT20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12不明カーク・ベビンズ不明

UKオープンの出場者決定戦

UKオープンの本戦ではないが、出場者決定戦 (リージョナル・ファイナルズ) においても、ナイン・ダート・フィニッシュが、達成されている。この予選は、テレビ中継されていない[32]


ハイエスト・チェクアウト

プレイヤー数字
2003 シェイン・バージェス
デイブ・スミス
170
2004 フィル・テイラー170
2005不明不明
2006不明不明
2007 コリン・オズボーン170
2008不明不明
2009不明不明
2010 フィル・テイラー167
2011不明不明
2012不明不明
2013 フィル・テイラー167
2014不明不明
2015 マイケル・ヴァン・ガーウェン
キム・ハイブレクト
170
2016 マイケル・ヴァン・ガーウェン x 4
アラン・ノリス
ジェイミー・ケーブン
170
2017 ダリル・ガーニー
キム・ハイブレクト
167
2018 マイケル・ラズトヴィッツ
ダリル・ガーニー
スティーブ・ウェスト
170
2019 ネーザン・アスピナル x 2
メンサー・スルホビック
ライアン・サール
マイケル・ヴァン・ガーウェン
170
2020 ディミトリ・バン・デン・バーグ
マイケル・ヴァン・ガーウェン
170
2021 ヘルト・ネンチェス
クリス・ドビー
グレン・デュラント
マイケル・スミス
デボン・ピーターセン
170
2022 ロウビー=ジョン・ロドリゲス
ウィリアム・ボーランド
イアン・ホワイト
ガブリエル・クレメンス
サイモン・ウィットロック
マイケル・スミス
ダーク・バン・デュイベンボーデ
170
2023 アダム・ゴーラス
スティーブ・ビートン
クリス・ドビー
ジョー・カレン
マイケル・ヴァン・ガーウェン x 2
170
2024 ダニエル・クローゼ
アンディ・ベイテンス
ケビン・ドゥーツ
ルーク・リトラー
170

記録

最多優勝

最多決勝出場

最多出場

  • 22 ジェームズ・ウェイド
  • 22 スティーブ・ビートン
  • 20 エイドリアン・ルイス
  • 19 ウェイン・ジョーンズ
  • 19 ブレンダン・ドーラン
  • 18 ダレン・ウェブスター
  • 18 マーヴィン・キング
  • 18 ヴィンセント・ファン・デル・フォールト

最多勝利

  • 57 フィル・テイラー (7回: 2013; 6回: 2003, 2005, 2009, 2010; 5回: 2012; 4回: 2016; 3回: 2004, 2006 - 2008, 2015; 2回: 2011)
  • 48 ジェームズ・ウェイド (8回: 2011; 6回: 2008, 2013, 2021; 3回: 2010, 2022; 2回: 2004 - 2005, 2014 - 2015, 2019 - 2020; 1回: 2003, 2007, 2012, 2018)

不敗記録

ナイン・ダート・フィニッシュ

PDCプレイヤーの出場者決定戦における優勝回数

以下は、2018 UKオープン終了時点までの優勝回数が、反映されている[16]

最高対戦平均値

2024年までの最高は、フィル・テイラーの118.66である。

平均値選手対戦相手ラウンド
118.66 フィル・テイラー ケビン・ペインター2010ラスト32
115.62 フィル・テイラー マーク・ローレンス2009準々決勝
115.51 フィル・テイラー ケン・マザー2009ラスト32
114.91 マイケル・ヴァン・ガーウェン キム・ハイブレクト2015ラスト16
114.54 フィル・テイラー ウェズ・ニュートン2008ラスト16
113.05 フィル・テイラー デニス・オーブンズ2010準決勝
111.67 フィル・テイラー ヴィンセント・ファン・デル・フォールト2015ラスト16
110.88 ピーター・ライト レイモンド・ファン・バルネフェルト2017準々決勝
110.81 マイケル・ヴァン・ガーウェン ロブ・クロス2020準々決勝
110.72 フィル・テイラー ロニー・バクスター2012ラスト16

最高大会平均値

2024年までの最高は、フィル・テイラーの107.82 (2015) である。

平均値選手結果
107.82 フィル・テイラー2015準々決勝
107.38 フィル・テイラー2009チャンピオン
106.81 フィル・テイラー2010チャンピオン
106.43 フィル・テイラー2013チャンピオン
105.57 マイケル・ヴァン・ガーウェン2015チャンピオン

参照・脚注

外部リンク