Shibuya Sakura Stage

東京都渋谷区にある複合施設

Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ、しぶやサクラステージ)は、東京都渋谷区桜丘町道玄坂一丁目に跨る複合施設である。渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業として計画された[3]2023年(令和5年)11月30日に竣工、順次開業し[1]、2024年夏に全面開業する[4]

Shibuya Sakura Stage
(SHIBUYAタワー)
SHIBUYAタワー(2024年1月)
SHIBUYAタワー(2024年1月)
施設情報
所在地東京都渋谷区桜丘町
状態完成
着工2019年5月1日
竣工2023年11月30日[2]
用途事務所、店舗、駐車場等[1]
建設費約1,973億円(施設全体)
地上高
高さ179m[1]
各種諸元
階数地上39階・地下4階[1]
延床面積184,700 [1]
※SHIBUYAサイド全体
関連企業
設計古谷誠章、NASCA、日建設計[1]
構造エンジニア日建設計[1]
施工鹿島建設
デベロッパー渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合(参加組合員 東急不動産
所有者渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合
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Shibuya Sakura Stage
(SAKURAタワー)
SAKURAタワー
SAKURAタワー
施設情報
所在地東京都渋谷区桜丘町
状態完成
着工2020年5月1日
竣工2023年11月30日[2]
用途住宅、事務所、店舗、サービスアパートメント、駐車場等[1]
建設費約1,973億円(施設全体)
地上高
高さ127m[1]
各種諸元
階数地上30階・地下1階[1]
延床面積69,100 [1]
※SAKURAサイド全体
関連企業
設計古谷誠章、NASCA、日建設計[1]
構造エンジニア日建設計[1]
施工鹿島建設
デベロッパー渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合(参加組合員 東急不動産)
所有者渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合
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概要

Shibuya Sakura Stage建設に伴い、建設地にあった店舗等が全て移転したことを知らせる表示

青果店や楽器店、小料理店など小規模な老舗も立ち並んでいた渋谷駅南西部に広がる約2.6ヘクタールを再開発するため[5]2008年(平成20年)に準備組合を発足させ、約10年かけて地権者の権利調整を進めた[6]。地区内の店舗は、2018年(平成30年)10月31日を以って全て閉店し[7]、翌年1月7日には道路も全て閉鎖・廃止となり[8][9][10][11][12]、5月1日に着工した[6][13]

Shibuya Sakura Stageは、渋谷駅寄りの「SHIBUYAサイド(A街区)」、街区道路を挟んだ「SAKURAサイド(B街区)」、B街区に隣接した日本基督教団中渋谷教会(C街区)からなり[6]、このうち中渋谷教会は、先行して2020年(令和2年)5月15日に竣工し[11]、同月には旧所在地から移転した[14]

SHIBUYAサイドには地上39階、地下4階、高さ179mの「SHIBUYAタワー」及び地上17階、地下4階、高さ約90mの「セントラルビル」が、SAKURAサイドには地上29階、地下2階、高さ133mの「SAKURAタワー」及び「SAKURAテラス」が建設されている[1][15][16]。オフィス面積は3棟合わせて10万平方メートル超。IT系企業やコンテンツ産業を中心に、すでに6割のテナントが決まっている[6]。また「SHIBUYAタワー」と「SAKURAタワー」の下層に設けられる商業施設は、総店舗面積約1万5200平方メートル。地権者が所有する区画が多い低層部は、商店街や路面店のようなまちづくりを計画している[5]

従来、渋谷桜丘地区は国道246号やJR線により、東西、南北方向とも分断されていた上、地形の高低差も大きく、駅と周辺を繋ぐ歩行者ネットワークに弱さがあった[4]。それを踏まえ、JR線の駅舎整備に協力することで新改札口を設けるほか、国道246号を横断する歩道デッキと繋がることに加えて、新設の地下通路により歩行者の回遊性を高める。また、縦軸の動線となる「アーバン・コア」を整備し、地下や周辺地区と行き来しやすくする[4]

2023年11月30日に竣工した[2]。その後順次開業し[1]、2024年夏に全面開業を迎え、まちびらきのイベントを実施する[4]。事業費は約1,973億円[17]

2022年12月には、クリスマスシーズンに合わせて「渋谷の街で過ごす人々が、上を見上げて明るい気持ちになってもらえるように」と、施工を担う鹿島建設の協力の下、建設中のSHIBUYAタワーの外壁を利用してクリスマスツリーイルミネーションが行われた[18]

クリスマスツリーのイルミネーションがなされた建設中のSHIBUYAタワー

名称

生まれ変わる桜丘のまちが、桜を愛して皆で楽しむ日本人の心を大事にしたいという想いと、さまざまな個性が集う渋谷で、働く人・遊ぶ人・住む人、すべての人が主役となり、自らのものがたりを発見・発信する舞台でありたいという想いを込め、「Shibuya Sakura Stage」に決定した[1]

主な施設

SHIBUYAタワー

商業施設

地下2階~地上5階に入る[5]

国際医療施設

7階に入る多言語対応の診療施設。パーソナルヘルスケアや健康管理サポートなどを行う[5]

企業支援施設

38階に整備[5]

セントラルビル

再開発計画時の仮称はA2棟であった。地上17階、地下4階建てである。SHIBUYAタワーと同様に、高層階にはオフィス、低層階にはアーバンコア、店舗、地階は駐車場として利用される。

STATIO日本経済大学

7階、8階は日本経済大学[19]

SAKURAタワー

商業施設

地下1階~地上5階に入る[5]

CTIS Kindergarten, Shibuya

5階に入る子育て支援施設。CTISが運営する[5]

ハイアット ハウス 東京 渋谷
ハイアット ハウス、ブランズ渋谷桜丘

1階~3階、6階~16階に入るサービスアパートメント。ハイアットホテルズコーポレーションが運営し、客室数は126室。2024年2月に開業を予定[20]

ブランズ渋谷桜丘

16階~36階に展開し、155戸(東急不動産持分は50戸弱)を販売する[6]。屋上には太陽光パネルを設置して環境先進マンションとして誕生する[5]

日本基督教団 中渋谷教会

再開発エリアのC街区として計画された。地上4階の建物は、2020年より教会施設として利用されている。

脚注

関連項目

外部リンク