SCパーダーボルン07

ドイツのサッカークラブ

シュポルト・クルプ・パーダーボルン07エー・ファウSport-Club Paderborn 07 e.V.)は、ドイツノルトライン=ヴェストファーレン州パーダーボルンを本拠地とするサッカークラブである。

SCパーダーボルン07
原語表記Sport-Club Paderborn 07 e.V.
クラブカラー青と黒
創設年1907年
所属リーグドイツ・ブンデスリーガ
所属ディビジョン2部
ホームタウンパーダーボルン
ホームスタジアムベンテラー・アレーナ英語版
収容人数15,000[1]
代表者ドイツの旗 ヴィルフリート・フィンケ
監督ポーランドの旗 ルーカス・クヴァスニオク
公式サイト公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

クラブの歴史

前身となる2つのクラブは1907年に「アルミニア・ノイハウス[2]」(ブンデスリーガ公式サイトでは「SV07ノイハウス」としている[3])、1908年に「FCプロイセン・パーダーボルン」として創設された[3]。その後、他のクラブとの幾度かの合併や名称変更を経て1985年にアルミニアの後身「TuSシュロス・ノイハウス」とプロイセンの後身「1.FCパーダーボルン」が合併し「TuSパーダーボルン・ノイハウス」と改称[2][3]1997年に「SCパーダーボルン07」と改称した[2][3]レギオナルリーガ(3部)からオーバーリーガ(4部)に一時は降格したものの1年で復帰、2004年から2005年にかけてのシリーズで北部レギオナルリーガ2位となり、ブンデスリーガ2部へ昇格を果たした。

2004年にはレギオナルリーガ(実質3部)のチームでありながら、DFBポカールにてハンブルガーSVMSVデュースブルクを相次いで撃破し、8強にまで残った。しかし、ハンブルクとの試合において、審判がクロアチア系マフィアの賭博と関係して不正な審判を行ったことが判明した。(ただし、パーダーボルンの勝利は認められた。)この試合の主審を務めたロベルト・ホイツァーにはサッカー界からの永久追放と、29ヶ月の禁固刑が言い渡された[4]

2007-08シーズンを17位で終え、新設される3. リーガへの降格となった。2008-09シーズンは3位となり、2部との入れ替え戦でVfLオスナブリュックと対戦。ホーム・アウェイともに勝って1年で2部復帰を決めた。

2013-14シーズンは開幕から9試合を終えた時点で勝ち点9を獲得するに留まり、年間予算も600万ユーロ(約8億4000万円)と低水準だったことから1部昇格は困難なものと考えられていたが[5]、シーズン前半を9位で折り返すとウインターブレイク明けのシーズン後期は17試合で12勝を挙げるなど好調を維持し[5]、2位でクラブ史上初のブンデスリーガ1部への昇格を決めた[3][6]

2014-15シーズンは開幕から4試合を終えた時点で、首位に立ち、シーズン前半を10位で折り返す健闘を見せたが、ウインターブレイク明けのシーズン後期は17試合で3勝2分けに留まるなど失速し、1年での2部降格となった。

2015-16シーズンでは2部最下位と低迷し3部に降格し、更に2016-17シーズンには3部で18位となり本来ならばレギオナルリーガ(4部)に降格となるが、TSV1860ミュンヘンがレギオナルリーガへ降格処分を受けたため、3部に残留することになった[7]

2017-18シーズンは大健闘の末2位に立ち、ブンデスリーガ2部へ昇格を決めた。

2018-19シーズンは2部リーグでも大健闘し2位に立ち、5年ぶりのブンデスリーガ1部の昇格を決めた。

タイトル

国内タイトル

なし

国際タイトル

なし

過去の成績

シーズンディビジョンDFBポカール
リーグ順位
1985-86オーバーリーガ・ヴェストファーレン2位
1986-87オーバーリーガ・ヴェストファーレン6位
1987-88オーバーリーガ・ヴェストファーレン8位
1988-89オーバーリーガ・ヴェストファーレン9位
1989-90オーバーリーガ・ヴェストファーレン2位
1990-91オーバーリーガ・ヴェストファーレン8位
1991-92オーバーリーガ・ヴェストファーレン5位
1992-93オーバーリーガ・ヴェストファーレン5位
1993-94オーバーリーガ・ヴェストファーレン1位
1994-95レギオナルリーガ西部/南西部341211116153359位
1995-96レギオナルリーガ西部/南西部36171186847625位
1996-97レギオナルリーガ西部/南西部3411101340464310位
1997-98レギオナルリーガ西部/南西部341212106137489位
1998-99レギオナルリーガ西部/南西部3215895139537位
1999-00レギオナルリーガ西部/南西部361391447474813位
2000-01オーバーリーガ・ヴェストファーレン3627548529861位
2001-02レギオナルリーガ北部341171651604014位
2002-03レギオナルリーガ北部34138135849478位
2003-04レギオナルリーガ北部34171165640623位
2004-05レギオナルリーガ北部36201066340702位
2005-06ブンデスリーガ2部34137144640469位1回戦敗退
2006-07ブンデスリーガ2部341191432414211位2回戦敗退
2007-08ブンデスリーガ2部346131533543117位2回戦敗退
2008-09ブンデスリーガ3部38208106838683位1回戦敗退
2009-10ブンデスリーガ2部34149114949515位1回戦敗退
2010-11ブンデスリーガ2部341091532473912位1回戦敗退
2011-12ブンデスリーガ2部34171075142615位2回戦敗退
2012-13ブンデスリーガ2部34119144545412位1回戦敗退
2013-14ブンデスリーガ2部3418886348622位2回戦敗退
2014-15ブンデスリーガ1部347101731653118位1回戦敗退
2015-16ブンデスリーガ2部346101828552818位2回戦敗退
2016-17ブンデスリーガ3部381281838574418位1回戦敗退
2017-18ブンデスリーガ3部3825859033832位準々決勝敗退
2018-19ブンデスリーガ2部3416997650572位準々決勝敗退
2019-20ブンデスリーガ1部34482237742018位2回戦敗退
2020-21ブンデスリーガ2部341211115345479位ベスト16
2021-22ブンデスリーガ2部34131295644517位1回戦敗退
2022-23ブンデスリーガ2部34167116844556位ベスト16
2023-24ブンデスリーガ2部
出典[8]

現所属メンバー

2023-24シーズン ブンデスリーガ2部 開幕戦(フュルト戦)フォーメーション(3-4-2-1)

ムスリヤ
# 30
ビルビヤ
# 7
エゼクウェム
# 19
ケリフィシュ
# 27
キンソンビ
# 8
オーベルマイアー
# 23
ホフマイアー
# 33
ロール
# 31
2023年11月25日現在

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No.Pos. 選手名
1GK ペレ・ブフィンクドイツ語版
4DF カルビン・ブラケルマン英語版
6MF マルコ・シュスター英語版
7FW フィリップ・ビルビヤ英語版
8MF ダヴィド・キンソンビ英語版 ( )
10MF マックス・クルーゼ
11FW サーロンド・コンテ英語版 ( )
12GK フロリアン・プルス
13MF ロベルト・ライペルツ英語版
15DF トビアス・ミュラー英語版
16DF ヴィサル・ムスリウ
17DF ラウリン・カーダ
18MF ミヒャエル・マーティンドイツ語版
19DF キンバリー・エゼクウェム英語版 ( )
20DF ユストゥス・ヘンケ
21GK ヤニック・フート
No.Pos. 選手名
22MF マット・ハンセン
23MF ラファエル・オーベルマイアー英語版 ( )
24DF ヤニス・ホイヤー英語版
25DF ジェシー・タグベニョ英語版
26MF セバスティアン・クラース英語版
27MF カイ・ケルフィシュ英語版
29FW イリヤース・アンサ
30MF フローレント・ムスリヤ英語版 ( )
31DF マキシミリアン・ロール英語版
33DF マルセル・ホフマイアー英語版
34DF ダウィン・パウル・ドナー
35GK アルネ・シュルツ ( )
36FW フェリックス・プラッテ
37MF ヤッシャ・ブラント
39FW チマ・オコロジ
40MF アドリアーノ・グリマルディ英語版 ( )

括弧内の国旗はその他の保有国籍を、星印はEU圏外選手を示す。

監督

ルーカス・クバスニオク英語版

ローン移籍選手

in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No.Pos. 選手名
19DF キンバリー・エゼクウェム英語版 (SCフライブルク) ( )
out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No.Pos. 選手名
--DF ヤスパー・ファン・デル・ヴェルフ (ハンザ・ロストック) ( )

歴代監督

  • ステファン・バウムガルト 2017-

歴代所属選手

脚注

外部リンク