Phusion Passenger
Phusion Passenger(非公式にはmod_railsとmod_rackともいう)はApache HTTP Server及びnginx用のフリー・モジュールである。これはRuby on Railsで構築されたものなど、Rubyのウェブアプリケーションのソフトウェアデプロイメントができる。これはRubyGemsのパッケージとして提供されており、Unix系オペレーティングシステムでサポートされている。Phusion PassengerはRackインターフェースによるRubyのウェブアプリケーションもサポートしている。
作者 | Phusion |
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開発元 | Phusion |
最新版 | 6.0.19 / 2023年11月21日[1] |
リポジトリ | |
ライセンス | MIT License |
公式サイト | www |
Phusion PassengerはRuby on Railsアプリケーションの「推奨デプロイ・セットアップ」[2]で、Ruby on Railsの著者が推薦している。[3][4] Ruby Enterprise EditionとPhusion Passengerを組み合わせると、Railsのメモリ消費量を33%削減でき、性能を向上させることができると言われている。 [5]ただし、Ruby Enterprise Editionの開発やサポートは終了[6]していることに注意。
Passengerのバージョン2.0では、WSGIがサポートされた。またPythonアプリケーションを扱うことができるようになった。2024年10月現在、バージョンは6.0.19であり、Unicornの最大4倍、Puma及びTorqueboxの最大2倍の性能を実現すると言われている。[7]
スタンドアロンバージョンのPassengerがあれば、別々のバージョンのRubyのバージョンを同じWebサーバで実行することができる。