OpenSSH

OpenSSH (OpenBSD Secure Shell) とは、SSHプロトコルを利用するためのソフトウェアで、SSHサーバおよびSSHクライアントを含む。OpenSSHは、OpenBSDプロジェクトにより開発が行われ、BSDライセンスで公開されている。オリジナルのSSH実装であるSSH Tectiaなど、SSHには他にいくつかの実装があるが、2008年の時点でOpenSSHは世界で最も使用されているSSH実装である[2][3]

OpenSSH
開発元The OpenBSD Project
最新版9.7[1] ウィキデータを編集 - 2024年3月11日 (3か月前) [±]
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C
対応OSマルチプラットフォーム
サポート状況開発中
種別リモートコントロール
ライセンスBSDライセンス
公式サイトwww.openssh.com
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歴史

オリジナルのSSHは、タトュ・ウルネン (Tatu Ylönen) により1995年に開発され、はじめフリーで公開された。しかし、同年12月には、SSH社 (SSH Communications Security) が設立され、プロプライエタリソフトウェアとなった。OpenBSDの開発チームは、オリジナルのSSHの最後のフリーなバージョンであるssh 1.2.12をもとに改良を加え、1999年12月に、OpenSSHの最初のバージョンであるOpenSSH 1.2.2を、OpenBSD 2.6とともに発表した。

最初のOpenSSHの発表後、OpenBSDチームはOpenSSHの他のオペレーティングシステムへのポーティングと、プロトコルバージョン2への対応を行うことにした。SSHの初期のプロトコルであるバージョン1には脆弱性や制限があり、対応策としてSSH社は、1996年にバージョン1と互換性のないプロトコルバージョン2を発表し、これを実装した製品を1998年に発売していた。しかし、それまでの製品より機能が劣り[要出典]、ライセンスの制限も厳しかったためバージョン2の普及はなかなか進んでいなかった。OpenSSHは、2000年7月にバージョン1とバージョン2に対応したOpenSSH 2.0を、OpenBSD 2.7のリリースとともに発表した。このリリースによりOpenSSHは爆発的に普及し、スタンダードの地位を獲得した。

開発プロセス

OpenSSHの開発は、まずOpenBSD上で安全・堅牢なプログラムを開発し、他のシステムでの実装はOpenBSD版を基にオペレーティングシステム依存部分のみを移植するという方針で行われている。移植版には、区別のためバージョン番号に、Portable release を意味する "p(数字)" が付けられる。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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