NGC 2438

とも座の惑星状星雲

NGC 2438は、とも座の方角に約3000光年離れた位置にある惑星状星雲である[1]。1786年3月19日にウィリアム・ハーシェルが発見した[2]。NGC 2438はM46の近くにあるように見えるが、視線速度が異なるため、物理的に関連はないと考えられている[3][4]

NGC 2438
レモン山天文台が撮影したNGC2438(左上),右下の淡く細長い星雲はCalabash Nebula
レモン山天文台が撮影したNGC2438(左上),右下の淡く細長い星雲はCalabash Nebula
星座とも座
見かけの等級 (mv)+10.8
視直径1.1 arcmin
分類IV+II
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)07h 41.8m
赤緯 (Dec, δ)-14° 44′
赤方偏移km/s
距離2900光年
他のカタログでの名称
H IV.39, FC 87, PK 231+4.2
Template (ノート 解説) ■Project

長時間露光の写真によって、この惑星状星雲は拡張したハロを持っていることが示されたが[5]、より容易に見える部分は、恐らく中心の赤色矮星の死に由来している[2]

中央の恒星

この惑星状星雲の中央の恒星は、17.7等級の白色矮星であり[2]、表面温度は約7万5000ケルビンである[6]。既知の白色矮星で最も熱いものの1つである。

出典

外部リンク

07h 41m 50.6s, −14° 44′ 05″