meta要素

meta要素(めたようそ)とは、一般に、ウェブページを記述するHTML[1]において、ページを記述する文字コードや、そのコンテンツに関する著者や期限やキーワードといった、メタデータを表現するHTML要素(META element)[2]である。

HTMLでは、meta要素に以下のいずれかの属性を必須としており[3][4]、それぞれ用途が存在する。

  • name属性
  • http-equiv属性
  • charset属性
  • itemprop属性

このほか、上記の4つの属性を持たず、以下の属性を用いる場合もある。

  • property属性
    • RDFa英語版で規定されているもので、現実にはOpen Graph Protocolでよく使われている。

name属性

name属性がある場合、文書のメタデータを指定する意味になる。name属性とcontent属性で「名前、値」の組を指定する。名前の利用は基本的には自由であるものの、一部の用法はHTML標準で規定されているほか、WHATWG WikiのMetaExtensionsで情報が収集されている。

次に(いわゆる)メタタグの例を挙げる。

<META name="Author" lang="fr" content="Arnaud Le Hors">

ここに記載される、メタデータの「名前、値」の属性セットは、各HTTPユーザーエージェント(つまりはブラウザークロウラー)によってそれぞれ解釈され、その対応度は各ユーザーエージェントによって異なる[5]。また、ユーザーエージェントにサポートされないメタタグは単に無視される[6]

標準メタデータ名

HTML標準では、name属性の値として以下が規定されている[7][8]

  • application-name
  • author
  • description
  • generator
  • keywords
  • referrer
  • theme-color

http-equiv属性

http-equiv属性は、対象のHTMLファイルを送信するときに使用されるHTTPで送られるべき情報(例えば、文字コード言語など)をHTMLファイル内に記述するために用いられる[9][10]。以下はページの記述言語を日本語に設定する例である。

<meta http-equiv="Content-Language" content="ja">

charset属性

charset属性は、対象のHTML文書における文字コードの指定に用いられる[11][12]。以下はUTF-8を指定する例である。

<meta charset="UTF-8">

HTML 4.01までは、charset属性は規定されておらず、文字コードの指定にはhttp-equiv属性を以下のように使用していた。

<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8">

しかし、その一方でこれを正しく記述できていないウェブページのため、ウェブブラウザは当時からcharset属性を認識するようになっていた。その結果、正式にcharset属性がHTML標準に規定されることとなった[13][14]

itemprop属性

脚注

関連項目

外部リンク