GNU IceCat

GNUプロジェクトにより配布されているMozilla Firefox派生のウェブブラウザ

GNU IceCat(グヌー アイスキャット)は、GNUプロジェクトにより配布されているMozilla Firefox派生のウェブブラウザ。旧称は、GNU IceWeasel[2]GNU/Linuxで動作する。IceCatは、Firefoxの開発と同期しており、機能はほぼ同じであるが、FirefoxからMozilla Foundationが権利を持つ商標やロゴ、プロプライエタリソフトウェアが取り除かれた フリーソフトウェアである。多くのフリーなプラグインおよびアドオンを利用できる[3]とともに、Firefox には見られないいくつかのプロプライエタリJSを実行しないようにするLibreJSや、プライバシー保護機能が追加されている[4]

GNU IceCat
開発元GNUプロジェクト / GNUzilla Team
最新版60.7.0 - 2019年6月2日 (5年前) (2019-06-02)[1] [±]
リポジトリ ウィキデータを編集
使用エンジンGecko
対応OSGNU/Linux
種別ウェブブラウザ
ライセンスMPL 2.0
公式サイトGNUzilla and IceCat
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歴史

名称の変更

  • 2005年8月、GNUzillaプロジェクトは、GNU/Linux版Firefoxの名称に "IceWeasel" を採用することを決定した[5]
  • 2007年9月GNUプロジェクトは、DebianプロジェクトによりFirefoxの代替としてリリースされているIceweaselとの混同を避けるために、"IceWeasel" の名称を現在の名称である "IceCat" へ変更することを発表した[2]

リリース

  • 2006年9月、最初のリリースとなるGNU IceWeasel バージョン 1.5.0.4-g1を公開した[6]
  • 2008年1月、GNU IceCat バージョン 2.0.0.11-g1を公開した[7]
  • 2008年7月、Firefox 3のソースコードを基にしたGNU IceCat バージョン 3.0-g1を公開した[8]
  • 2011年4月、Firefox 4.0のソースコードを基にしたGNU IceCat バージョン 4.0を公開した[9]
  • 2011年6月、Firefox 5.0のソースコードを基にしたGNU IceCatバージョン 5.0を公開した[10]
  • 2011年8月、Firefox 6.0のソースコードを基にしたGNU IceCatバージョン 6.0を公開した[11]

関連項目

脚注

外部リンク