GNU Chess

GNU Chess(グヌー・チェス)は、人間コンピュータチェスを行うフリーソフトウェアのチェスエンジンである。GNU Chessは研究の基盤を提供することを目標としており、多くの環境で利用されてきた。

GNU Chess
開発元GNUプロジェクト
初版1984年 (40年前) (1984)
最新版
6.2.9 / 2021年7月14日 (2年前) (2021-07-14)[1]
リポジトリ ウィキデータを編集
対応OSLinuxUNIXMicrosoft WindowsmacOS
サポート状況開発中
種別コンピュータチェス
ライセンスGNU GPL v3+
公式サイトwww.gnu.org/software/chess/
テンプレートを表示

GNU ChessはGNU GPL v3+で公開されているフリーソフトウェアであり、共同開発者によってメンテナンスが行われている。完全なソースコードを提供する最初のコンピュータチェスプログラムの1つである。UNIXベースのシステムで最古のコンピュータチェスプログラムの1つであり、多くのプラットフォーム移植されている。

特徴

CCRL (Computer Chess Rating Lists)による、40/2のリストでは、イロレーティングの数値は2661である[2](比較対象として挙げると、人間で最強のプレイヤーであるマグヌス・カールセンのイロレーティングは2882である。また、2004年に開かれたMan vs Machine World Team Championshipセルゲイ・カヤキンベセリン・トパロフといったグランドマスターに勝利し、ルスラン・ポノマリョフと引き分けたことで知られるフリッツ8のレーティングの数値は2665である。[3])

XBoardやGNOME ChessといったGUIプログラムではデフォルトのエンジンとして含まれており、これらと組み合わせて使われることが多い。XBoardのChess Engine Communication Protocolの初期のバージョンはGNU Chessのコマンドラインインタフェースがベースとなっている。バージョン6.1以降ではターミナルエミュレータでのグラフィカルモードをサポートしている。

歴史

GNU Chessの最初のバージョンはStuart Cracraftによって開発された。1984年、GNUプロジェクトの発足前にリチャード・ストールマンとの協力体制を始めたため、GNU Chessは最初期のGNUソフトウェアの一つである。

それ以降、GNU Chessは改善と拡張を継続している。バージョン2からバージョン4はJohn Stanbackが開発した。バージョン5はChua Kong-Sianの開発したチェスエンジンであるCobaltがベースとなっている。[4]

2011年、GNU Chessはバージョン6に移行した。 これはFabien Letouzeyの開発したFruit2.1がベースである。

脚注

関連項目

外部リンク

🔥 Top keywords: メインページ特別:検索上戸彩エドワード・S・モースXG (音楽グループ)石丸伸二秋葉原通り魔事件山田昌蓮舫木村カエラ椎名林檎井上愛一郎杉浦太陽ブルース・リー渡部峻アンチヒーロー (テレビドラマ)岡崎慎司高橋里華河合優実MY FIRST STORY無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜クリストファー・コロンブス古畑任三郎黎智英赤間麻里子髙嶋政伸怪獣8号若葉竜也山本未來小川博Z-1 (アイドルグループ)稲葉浩志眞栄田郷敦天野鎮雄石川さゆり長谷川博己ノーマンズランド三上悠亜森内寛樹