FIFA U-17女子ワールドカップ

FIFA主催の17歳以下のナショナルチームによるサッカーの試合

FIFA U-17女子ワールドカップ: FIFA U-17 Women's World Cup)は、国際サッカー連盟(FIFA)が主催する、17歳以下のナショナルチームによる女子サッカー世界選手権大会である。

FIFA U-17女子ワールドカップ
開始年2008年
主催FIFA
地域世界
参加チーム数16 (本大会)
加盟国AFC
CAF
CONCACAF
CONMEBOL
OFC
UEFA
前回優勝 スペイン(2回目)
最多優勝 北朝鮮
 スペイン(2回)
サイト公式サイト
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概要

2002年に開催された第1回U-19女子世界選手権(現・FIFA U-20女子ワールドカップ)の成功から、第2の世代別世界大会の創設が提案された。すでに開催されている男子のFIFA U-17ワールドカップの女子版として2008年に本大会が創設され、以降、FIFA U-20女子ワールドカップと同様に2年に1度の西暦偶数に開催されていた。

2024年3月15日に国際サッカー連盟(FIFA)は、2025年より本大会出場チーム数を24に拡大するとともに毎年開催に変更すること、また2025年から2029年の5大会はモロッコで開催することを発表した[1]

歴史

2008年
2010年
2012年
2014年

2014 FIFA U-17女子ワールドカップは、コスタリカ国内にて2014年3月15日から4月4日にかけて開催された。スペインと日本との対決となった決勝戦はサンホセ市内のエスタディオ・ナシオナル・デ・コスタリカにて行われ、日本が2-0で勝利し優勝した。日本の杉田妃和が大会最優秀選手賞を受賞した。

2016年
2018年
2020年
2022年

各大陸代表選出大会

大陸連盟(地域)選出大会
  AFCアジア
AFC U17女子アジアカップ
  CAFアフリカ
アフリカ U-17女子ネイションズカップ
CONCACAF U-17女子選手権
  CONMEBOL南米
U-17スダメリカーノ・フェメニーノ
OFC U-17女子選手権
UEFA U-17女子選手権

結果

開催年開催国決勝戦3位決定戦出場
国数
優勝結果準優勝3位結果4位
12008年 ニュージーランド  北朝鮮2 - 1 aet  アメリカ合衆国  ドイツ3 - 0  イングランド16
22010年 トリニダード・トバゴ  韓国3 - 3 aet
(PK 5 - 4)
 日本  スペイン1 - 0  北朝鮮16
32012年 アゼルバイジャン  フランス1 - 1
(PK 7 - 6)
 北朝鮮  ガーナ1 - 0  ドイツ16
42014年 コスタリカ  日本2 - 0  スペイン  イタリア4 - 4
(PK 2 - 0)
 ベネズエラ16
52016年 ヨルダン  北朝鮮0 - 0
(PK 5 - 4)
 日本  スペイン4 - 0  ベネズエラ16
62018年 ウルグアイ[2][3]  スペイン2 - 1  メキシコ  ニュージーランド2 - 1  カナダ16
-2020年 インド[4]新型コロナウイルス感染症の世界的流行により中止16
72022年 インド  スペイン1 - 0  コロンビア  ナイジェリア3 - 3
(PK 3 - 2)
 ドイツ16
82024年 ドミニカ共和国16
92025年 モロッコ24
102026年 モロッコ24
112027年 モロッコ24
122028年 モロッコ24
132029年 モロッコ24

統計

代表別通算成績

国・地域名
1  日本71200342563812.3811724+93
2  スペイン52120302235692.306522+43
3  北朝鮮62101311795601.946232+30
4  ドイツ700123318510591.798436+48
5  ガーナ60010241338421.753727+10
6  ナイジェリア60010241176401.675230+22
7  カナダ70001279810351.302836-8
8  メキシコ60100239410311.353542-7
9  アメリカ合衆国5010019856291.534626+20
10  ブラジル60000218310271.292729-2
11  ベネズエラ3000215816251.672630-4
12  韓国3100010625201.542728-1
13  コロンビア5010018459170.941826-8
14  ニュージーランド70010245217170.712354-31
15  フランス3100012363151.252419+5
16  イングランド2000110334121.201217-5
17  中華人民共和国300009315101.111114-3
18  イタリア10010622281.33990
19  アイルランド10000420261.5064+2
20  デンマーク10000412151.2536-3
21  タンザニア10000411241.0039-6
22  トリニダード・トバゴ10000310231.0034-1
23  モロッコ10000310231.0035-2
24  ザンビア10000310231.0027-5
25  カメルーン20000610530.50512-7
26  チリ20000610530.50519-14
27  フィンランド10000301210.3325-3
28  ウルグアイ20000601510.17422-18
29  南アフリカ共和国20000601510.17327-24
30  パラグアイ30000901810.11846-38
31  コスタリカ20000600600.00214-12
32  ヨルダン10000300300.00115-14
33  アゼルバイジャン10000300300.00016-16
33  インド10000300300.00016-16
35  ガンビア10000300300.00227-25
  • データは2022年大会終了時点
  • 太字は優勝経験のある国・地域で、太数字は最多記録
  • 国・地域名は現在の名称で統一した
  • 順位は通算勝点の多い順で、通算勝点が同数の場合は1試合あたりの平均勝点が多い方を、それも同数の場合は得失点差の優れた方を、得失点差も同数の場合は総得点の多い方を上にした
  • PK戦で決着がついた試合は記録上引分となる

優勝回数

回数国名
2回  北朝鮮2008,2016
 スペイン2018,2022
1回  韓国2010
 フランス2012
 日本2014

表彰

大会ゴールデンボールゴールデンブーツゴールデングローブフェアプレー賞
受賞者受賞者得点数受賞者受賞国
2008 岩渕真奈 ジェニファー・マロジャン6 テイラー・ヴァンシル  ドイツ
2010 余珉知 余珉知8 ドロレス・ガジャルド  ドイツ
2012 グリージュ・ムボク・バティ リ・ウンシム8 ロマネ・ブリュノー  日本
2014 杉田妃和 デイナ・カステジャノス
ガブリエラ・ガルシア
6 松本真未子  日本
2016 長野風花 ロレーナ・ナバーロ8 ノエリア・ラモス  日本
2018 クラウディア・ピナ ムカラマ・アブドゥライ7 カタリナ・コル  日本
2022 ビッキー・ロペス英語版 ロレーン・ベンダー英語版4 ソフィア・フエンテ英語版  日本

出典

関連項目

外部リンク