Dynamite!! 〜勇気のチカラ2008〜

Dynamite!! 〜勇気のチカラ2008〜(ダイナマイト ゆうきのチカラ にせんはち)は、日本格闘技イベント「Dynamite!! 〜勇気のチカラ〜」の大会の一つ。2008年12月31日埼玉県さいたま市さいたまスーパーアリーナで開催された。

Dynamite!! 〜勇気のチカラ2008〜
イベント詳細
シリーズDynamite!! 〜勇気のチカラ〜
主催TBSFEG
開催年月日2008年12月31日
開催地日本の旗 日本
埼玉県さいたま市
会場さいたまスーパーアリーナ
開始時刻午後3時
試合数全19試合
放送局TBS(地上波)
スカイパーフェクTV!PPV
入場者数25,634人
イベント時系列
K-1 PREMIUM 2007 Dynamite!!Dynamite!! 〜勇気のチカラ2008〜Dynamite!! 〜勇気のチカラ2009〜

パチンコ器械メーカーのFieLDSが冠スポンサー。TBSで同日夜7時より放送された。CMでは「CR新世紀エヴァンゲリオン 〜最後のシ者〜」のCMが頻繁に流れた。

大会概要

メインイベントとして桜庭和志 vs. 田村潔司の対戦が実現した。この対戦は2人のUWFインター時代以来12年振りであり、2003年以降大晦日に対戦が取り沙汰されていたものの、田村が断り続けていたという経緯がある[1]

他にもK-1甲子園の準決勝・決勝が行われた。

マーク・ハントと対戦予定であったジェロム・レ・バンナがインフルエンザにより欠場となり、メルヴィン・マヌーフが緊急出場した[2]。また、セミファイナルでJ.Z.カルバンと対戦予定であったヨアキム・ハンセンは前日会見後の練習中に頭部を強打し病院に搬送され、脳震盪の症状が出ているとの診断でドクターストップとなった[3]

この大会では、K-1ルールでK-1 vs DREAMの図式での対戦カードが3試合組まれた。いずれもDREAMを主戦場にしている選手が勝利した。

試合結果

オープニングファイト K-1甲子園 リザーブマッチ 62kg契約 3分3R
平塚大士 vs. 佐々木大蔵 ×
2R 1:00 KO(右フック)
第1試合 DREAMルール 無差別級 1R10分・2R5分
ミノワマン vs. エロール・ジマーマン ×
1R 1:01 足首固め
第2試合 K-1甲子園 準決勝 62kg契約 3分3R
卜部功也 vs. 日下部竜也 ×
3R 2:29 TKO(ドクターストップ:鼻からの出血)
※卜部が決勝進出。
第3試合 K-1甲子園 準決勝 62kg契約 3分3R
HIROYA vs. 嶋田翔太 ×
3R終了 判定3-0(30-29、30-29、30-29)
※HIROYAが決勝進出。
第4試合 K-1ルール ミドル級(71kg契約) 3分3R(延長1R)
アルトゥール・キシェンコ vs. 佐藤嘉洋 ×
3R終了 判定2-0(30-29、29-28、29-29)
第5試合 DREAMルール ライト級(68kg契約) 1R10分・2R5分
中村大介 vs. 所英男 ×
1R 2:43 腕ひしぎ十字固め
第6試合 DREAMルール ウェルター級(75kg契約) 1R10分・2R5分
アンディ・オロゴン vs. 坂口征夫 ×
1R 3:52 KO(右アッパー→パウンド
第7試合 K-1甲子園 決勝 62kg契約 3分3R(延長2分1R)
HIROYA vs. 卜部功也 ×
※HIROYAがトーナメント優勝。
延長R終了 判定3-0(10-9、10-9、10-9)
第8試合 DREAMルール ヘビー級 1R10分・2R5分 PRODUCED by DJ OZMA 〜Featuring ゆでたまご
ボブ・サップ vs. キン肉万太郎 ×
1R 5:22 TKO(レフェリーストップ:スタンドパンチ連打)
第9試合 DREAMルール ヘビー級 1R10分・2R5分
セーム・シュルト vs. マイティ・モー ×
1R 5:31 三角絞め
第10試合 DREAMルール ウェルター級(80kg契約) 1R10分・2R5分
桜井"マッハ"速人 vs. 柴田勝頼 ×
1R 7:01 TKO(レフェリーストップ:マウントパンチ
第11試合 K-1ルール ミドル級 3分3R(延長1R)
川尻達也 vs. 武田幸三 ×
1R 2:47 KO(3ノックダウン:左フック)
第12試合 K-1ルール 無差別級 3分3R(延長1R)
アリスター・オーフレイム vs. バダ・ハリ ×
1R 2:02 KO(左フック)
第13試合 DREAMルール ヘビー級 1R10分・2R5分
ミルコ・クロコップ vs. チェ・ホンマン ×
1R 6:32 KO(左ローキック)
第14試合 K-1ルール 無差別級 3分3R(延長1R)
ゲガール・ムサシ vs. 武蔵 ×
1R 2:32 KO(3ノックダウン:パンチ連打)
第15試合 DREAM特別ルール 無差別級 5分3R
メルヴィン・マヌーフ vs. マーク・ハント ×
1R 0:18 KO(右フック→パウンド
第16試合 DREAMルール ライト級 1R10分・2R5分
青木真也 vs. エディ・アルバレス ×
1R 1:32 踵固め
第17試合 DREAMルール ライト級 1R10分、2R5分
ヨアキム・ハンセン vs. J.Z.カルバン
ハンセンの体調不良により中止
第18試合 DREAMルール ミドル級 1R10分・2R5分
田村潔司 vs. 桜庭和志 ×
2R終了 判定3-0

地上波放送

放送時間

  • 大会当日の19:00 - 23:24に放送。前年は18:00 - 23:34の5時間34分の放送だったが、今回は放送時間枠を1時間10分縮小し、4時間24分に変更された。

出演者

メインキャスター
佐藤隆太井上和香
キャスター
田丸麻紀小林麻耶
K-1甲子園スペシャルサポーター
香里奈
解説
高阪剛須藤元気
実況
福澤朗初田啓介小笠原亘駒田健吾藤森祥平伊藤隆佑

視聴率

  • 視聴率は1部(19:00 - 21:00)が11.8%、2部(21:30 - 23:00)が12.9%、3部(23:00 - 23:24)が8.4%と、FEG代表の谷川貞治が予想した15%以上到達どころか前年より下げる結果になった。その原因について谷川は、事前に出場を予定した魔裟斗山本"KID"徳郁宇野薫の負傷やジェロム・レ・バンナの直前での入院と主力選手が欠場するというマイナス材料が多かった点を挙げている[4]。関西地区のMBSでの平均視聴率は9.7%で、前年の13.4%より落とした。

脚注

外部リンク