Apple Lossless

アップルの可逆圧縮方式によるオーディオコーデック

Apple Lossless[1](アップル ロスレス、英語:Apple Lossless Audio Codec、略称:ALAC)はAppleが開発した可逆圧縮方式のオーディオコーデック。非圧縮オーディオフォーマット(WAVAIFF)を元の容量から40%から60%程度に圧縮し、エンコード・デコードも速い。

Apple Lossless
ロスレス
開発元Apple
初版2004年4月28日 (20年前) (2004-04-28)
最新版
2011年10月28日 (12年前) (2011-10-28)
リポジトリ ウィキデータを編集
対応OSクロスプラットフォーム
種別オーディオコーデック
ライセンスApache License 2.0
公式サイトalac.macosforge.org
テンプレートを表示
Apple Lossless
拡張子.m4a .mov .alac
MIMEタイプaudio/mp4
開発者Apple
種別可逆圧縮, 音声ファイルフォーマット
包含先MPEG-4 Part 14

通常はQuickTimeのMOVファイル(.mov)かMP4ファイル(.m4a)に格納される。

iTunes 4.5とQuickTime 6.5.1で新たにサポートされた。

量子化ビット数16、20、24、32bitサンプリング周波数1 kHz〜384 kHz、チャンネル数は1ch〜8ch(実際の組み合わせとしてはモノラル、ステレオ、3.0ch、4.0ch、5.0ch、5.1ch、6.1ch、7.1ch)をサポートしている[2]

再生できる携帯プレイヤーはiPodシリーズ(第1・2世代iPod shuffleは非対応)、iPhoneソニー ウォークマン ZXシリーズ、ウォークマン Fシリーズ、ウォークマンAシリーズ、iriver AKシリーズ等。また、Androidベースのプレーヤーは対応アプリをインストールすることにより再生できる。一部のネットワークプレーヤーも再生対応している。

仕様が非公開であった頃、リバースエンジニアリングによってオープンソースのApple ロスレスデコーダが公開され、FFmpegはエンコーダの実装にも成功している。

2011年10月、AppleはApple ロスレスをオープンソース化し[3]Apache License 2.0の下でソースコードを公開した。

2021年5月17日、AppleはApple Musicにおいて6月よりApple Losslessによる配信を開始すると発表した[4]

2016年発売のWindows 10よりWindows Media PlayerGrooveミュージックでの再生が可能になっている。

関連項目

脚注

外部リンク