Active Shooter

Active Shooterは、ロシアの Anton Makarevskiyという個人開発者が開発したファーストパーソン・シューティングゲームである[1] 。本作はAta BerdyevがRevived Games とAcid Publishing Group という社名で配信した[2][3] 。元々は2016年6月6日にSteamで配信される予定だった[4]、Steamの運営元であるValveがパブリッシャーのページから本作を削除したことで、開発側がアーリーアクセス扱いでSteamに配信した[2]

Active Shooter
ジャンルファーストパーソン・シューティングゲーム
対応機種Microsoft Windows
開発元Revived Games
発売元Acid Publishing Group
デザイナーAnton Makarevskiy
人数1人~
発売日2018
エンジンUnity
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システム

本作はスクールシューティングを題材としており、犯人英語版、それを阻止するSWAT隊員、もしくは事件に巻き込まれた一般市民から選択できる[5][6]。犯人を選択した場合、プレイヤーは銃や手榴弾、およびナイフで武装し、殺した一般市民や警備員、および警察官の人数が画面上に表示される[2][7][8]なお、一般市民を選択した場合は犯人に立ち向かっても、犯人から逃げてもゲームクリアとなる[5]

論争

本作がSteamストアページに掲載された2018年5月の時点から論争が巻き起こった[9]。同年2月に起きたマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校銃乱射事件の犠牲者の遺族を中心にインターネット上で抗議活動が展開され[10][11]、発売中止を求める呼びかけには100,000件の署名が集まった[4]

2018年5月29日、Ata Berdyevが過去にテレビアニメ『リック・アンド・モーティー』のパロディ作品Piccled Riccを配信しようとした際、著作権侵害としてValveからページを削除されていたことも判明した[12]

その後、Berdyevが顧客いびりや著作権侵害、そしてレビュー操作を行った「荒らし」とみなされ、Revived GamesとAcid Publishing GroupのSteamストアページが削除された[3][13]。 一方、Acid Softwareはブログ記事の中で『Hatred』や『ポスタル』、『カーマゲドン』といったほかの残酷ゲームはいいのかと、Valveに抗議している[11][14]。2018年6月6日、Valveは、「荒らし」や違法なコンテンツでない限りは、すべて容認するという新しい方針を打ち立てた[15][13]

Valve's Doug Lombardiは、本作を荒らしの一例に挙げており、「人々を怒らせ、衝突をもたらすためだけに設計された」と述べている[16]

その後、本作はロシアのバックアップサーバに切り替えて運用されていた[17]。2018年6月下旬、PayPalは利用規約違反を理由に Acid Softwareのアカウントを閉鎖し[18][17]、これと前後してクラウドファンディングサービスインディーゴーゴーも本作のページを削除した[19]

ウェブ・ホスティングサービスBluehostもサンディ・フック・プロマイズ英語版を理由に、開発元のウェブサイトを削除した[20]。その後、本作はアバンダンウェアとなった。

脚注