2023年度の将棋界

将棋界に関する出来事

2023年度の将棋界(2023ねんどのしょうぎかい)では、2023年(令和5年)4月から2024年(令和6年)3月までの将棋界に関する出来事について記述する。

できごと・予定

タイトル戦の年間スケジュール (2023年度)
タイトル棋戦の年間スケジュール (2023年度)
棋戦前年度(2022年度)当年度(2023年度)
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名人戦
順位戦
第81期順位戦LPO名人戦
七番勝負
第82期順位戦L
叡王戦第8期段位別予選T本戦T五番勝負
第9期段位別予選T本戦T
棋聖戦第94期一次予選T・二次予選T本戦T五番勝負
第95期一次予選T・二次予選T
王位戦第64期予選T本戦L七番勝負
第65期予選T
王座戦第71期一次・二次予選T本戦T五番勝負
第72期一次・二次予選T
竜王戦第36期ランキング戦T本戦T七番勝負
出場者決定戦・昇級者決定戦T
第37期ランキング戦・昇級T
王将戦第73期一次予選T二次予選T本戦L七番勝負
第74期一次予選T
棋王戦第49期予選T本戦T五番勝負
第50期予選T
(一般棋戦)
朝日杯第17回一次・二次予選本戦
銀河戦第31期予選本戦(A-H組 ブロックトーナメント)決勝T
第32期予選本戦(ブロックT)
NHK杯第73回本戦トーナメント
第74回本戦
JT杯第44回トーナメント
達人戦第1回予選トーナメント本戦
新人王
第54期トーナメント
第55期トーナメント
青流戦第13期トーナメント
 0  タイトル戦実施日 /  0  タイトル戦予定日(実施されず)
2023-04/Apr.

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2023-05/May

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2023-06/Jun.

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2023-07/Jul.

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2023-08/Aug.

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2023-09/Sep.

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2023-10/Oct.

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2023-11/Nov.

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2023-12/Dec.

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2024-01/Jan.

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2024-02/Feb.

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2024-03/Mar.

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女流タイトル戦の年間スケジュール (2023年度)
女流タイトル棋戦の年間スケジュール (2023年度)
棋戦前年度(2022年度)当年度(2023年度)
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女子
オープン
第16期予選本戦T五番勝負
第17期本戦T
女流王位戦第34期予選T本戦L五番勝負
第35期予選T本戦L
清麗戦第5期予選T・再挑戦T
五番勝負
第6期予選T・再挑戦T
白玲戦
女流順位戦
第3期女流順位戦L白玲戦
七番勝負
第4期女流順位戦L
女流王将戦第45期
本戦T三番
勝負
第46期
女流王座戦第13期予選本戦T五番勝負
第12期予選T本戦T五番勝負
倉敷藤花戦第31期本戦T三番
勝負
第32期本T
女流名人戦第50期予選T本戦L五番勝負
第51期予選T
(一般棋戦)
女流
チャレンジ杯
第8回トーナメント
 0  タイトル戦実施日 /  0  タイトル戦予定日(実施されず)
2023-04/Apr.

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2023-05/May

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2023-06/Jun.

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2023-07/Jul.

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2023-08/Aug.

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2023-09/Sep.

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2023-10/Oct.

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2023-11/Nov.

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2023-12/Dec.

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2024-01/Jan.

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2024-02/Feb.

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2024-03/Mar.

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タイトル戦の結果ならびに新記録などの初めておきた出来事に関しては太字で表示する。※は実施されない場合あり。

2023年4月

4月03日- 「第50回将棋大賞」発表。詳細は2022年度の将棋界#将棋大賞を参照[1]
4月04日- 第16期マイナビ女子オープン五番勝負第1局が行なわれ、西山朋佳女王が甲斐智美女流五段に勝利し1勝目(西山 1-0 甲斐)[2]
4月05日・06日- 第81期名人戦七番勝負第1局が行われ、藤井聡太竜王が渡辺明名人に勝利し1勝目(渡辺 0-1 藤井)[3]
4月11日- 第8期叡王戦五番勝負第1局が行われ、藤井聡太叡王が菅井竜也八段に勝利し1勝目(藤井 1-0 菅井)[4]
4月17日- 第50回将棋大賞表彰式・昇段者免状授与式(東京・将棋会館)[5]
4月19日- 第16期マイナビ女子オープン五番勝負第2局が行われ、西山朋佳女王が甲斐智美女流五段に勝利し2勝目(西山 2-0 甲斐)[6]
4月23日- 第8期叡王戦五番勝負第2局が行われ、菅井竜也八段が藤井聡太叡王に勝利し1勝目(藤井 1-1 菅井)[7]
4月24日- 第94期棋聖戦挑戦者決定戦が行われ、永瀬拓矢王座に勝利した佐々木大地七段が藤井聡太棋聖への挑戦権獲得[8]
4月26日- 第34期女流王位戦五番勝負第1局が行われ、伊藤沙恵女流四段が里見香奈女流王位に勝利し1勝目(里見 0-1 伊藤)[9]
0同26日- 日本将棋連盟 次期役員予定者予備選挙(定数:東京5名/大阪2名)[10]
4月27日・28日- 第81期名人戦七番勝負第2局が行われ、藤井聡太竜王が渡辺明名人に勝利し2勝目(渡辺 0-2 藤井)[11]

2023年5月

5月06日- 第8期叡王戦五番勝負第3局が行われ、藤井聡太叡王が菅井竜也八段に勝利し2勝目(藤井 2-1 菅井)[12]
  • 藤井聡太叡王のタイトル戦通算50勝(通算62局目)到達は史上最速記録(これまでの記録は羽生善治九段の通算78局目)[13]
5月08日- 藤井聡太第72期王将 就位式(東京ドームホテル[14]
5月13日・14日- 第81期名人戦七番勝負第3局が行われ、渡辺明名人が藤井聡太竜王に勝利し1勝目(渡辺 1-2 藤井)[15]
5月16日- 第34期女流王位戦五番勝負第2局が行われ、里見香奈女流王位が伊藤沙恵女流四段に勝利し1勝目(里見 1-1 伊藤)[16]
5月18日- 第64期王位戦挑戦者決定戦が行われ、羽生善治九段に勝利した佐々木大地七段が藤井聡太王位への挑戦権獲得[17]
5月19日- 日本将棋連盟が、50歳以上の棋士を対象とした一般公式戦「達人戦立川立飛杯」の創設を発表[18]
  • 出場条件に下限年齢を設けた将棋の公式棋戦は史上初第1回は6月から予選を開始、本戦は公開対局で11月実施。
5月21日・22日- 第81期名人戦七番勝負第4局が行われ、藤井聡太竜王が渡辺明名人に勝利し3勝目(渡辺 1-3 藤井)[19]
5月22日- 第5期清麗戦挑戦者決定戦が行われ、加藤桃子女流三段に勝利した西山朋佳女流三冠が里見香奈清麗への挑戦権獲得[20]
5月24日- 藤井聡太第48期棋王 就位式(ホテルオークラ東京[21]
5月25日- 第34期女流王位戦五番勝負第3局が行われ、里見香奈女流王位が伊藤沙恵女流四段に勝利し2勝目(里見 2-1 伊藤)[22]
5月28日- 第8期叡王戦五番勝負第4局において二度の千日手が成立。いずれも同日に指し直し局が行なわれ、第4局再指し直し局で菅井竜也八段から3勝目を挙げた藤井聡太叡王が叡王防衛(藤井 3-1 菅井)[23]
  • タイトル戦番勝負において、二度の千日手成立後の再指し直し局が決着局となったのは史上初[注 1][注 2]
  • 藤井叡王は、タイトル戦番勝負における敗退なしでの連続タイトル獲得記録(連続14期)タイトル14期獲得時の最年少記録(20歳10か月)および初タイトル獲得から14期獲得までの最速記録(期間=2年10か月)の記録をそれぞれ更新。
0同28日- 第16期マイナビ女子オープン五番勝負第3局が行われ、甲斐智美女流五段から3勝目を挙げた西山朋佳女王がタイトル防衛(西山 3-0 甲斐)[24]

2023年6月

5月31日
・6月01日
- 第81期名人戦七番勝負第5局が行われ、渡辺明名人から4勝目を挙げた藤井聡太竜王が名人位を奪取(渡辺 1-4 藤井)[25]
  • 藤井聡太竜王・名人は実力制第十六代名人となり、名人最年少記録(20歳10か月)を40年ぶりに更新[注 3]。また竜王・名人(史上5人目)の最年少記録を更新。
  • 藤井竜王・名人は、史上2人目のタイトル七冠を達成し、タイトル七冠最年少記録(20歳10か月)を27年ぶりに更新[注 4]
  • 藤井竜王・名人は、タイトル戦番勝負における敗退なしでの連続タイトル獲得記録(連続15期)[注 5]タイトル15期獲得時の最年少記録(20歳10か月)および初タイトル獲得から15期獲得までの最速記録(期間=2年10か月)をそれぞれ更新。
6月02日- 第3期女流順位戦A級8回戦終了時点(全9回戦制)で、2位以下に2勝差をつけた西山朋佳女流三冠が里見香奈白玲への挑戦権獲得
6月04日- 第79回学生名人戦の決勝戦で勝利した愛知大学の学生が、対局規定違反(対局中の将棋アプリによるソフト指し)で失格となり、決勝戦の対局相手を優勝に、3位決定戦に進んだ2人を準優勝にそれぞれ繰り上げ。失格者は不正を否定したが後日、不正行為を認めた[注 6][26][27][28][29]
6月05日- 第94期棋聖戦五番勝負第1局が行われ、藤井聡太棋聖が佐々木大地七段に勝利し1勝目(藤井 1-0 佐々木)[30]
6月07日- 第34期女流王位戦五番勝負第4局が行なわれ、伊藤沙恵女流四段から3勝目を挙げた里見香奈女流王位がタイトル防衛(里見 3-1 伊藤)[32]
6月09日- 日本将棋連盟の第74回通常総会および理事会が行なわれ、日本将棋連盟の会長に羽生善治九段が就任[33]
6月10日- 新施設「駒テラス西参道」(渋谷区代々木)オープン[34]
6月18日- 同月4日の学生名人戦での不正行為(ソフト指し)による失格事案について、全日本学生将棋連盟が当該学生に対し永久追放処分[27]
6月23日- 第94期棋聖戦五番勝負第2局が行なわれ、佐々木大地七段が藤井聡太棋聖に勝利し1勝目(藤井 1-1 佐々木)[35]

2023年7月

7月03日- 第94期棋聖戦五番勝負第3局が行われ、藤井聡太棋聖が佐々木大地七段に勝利し2勝目(藤井 2-1 佐々木)[36]
7月07日・08日- 第64期王位戦七番勝負第1局が行なわれ、藤井聡太王位が佐々木大地七段に勝利し1勝目(藤井 1-0 佐々木)[37]
7月12日- 第5期清麗戦五番勝負第1局が行なわれ、里見香奈清麗が西山朋佳女流三冠に勝利し1勝目(里見 1-0 西山)[38]
7月13日- 西山朋佳第16期女王 就位式(明治記念館[39]
7月13日・14日- 第64期王位戦七番勝負第2局が行なわれ、藤井聡太王位が佐々木大地七段に勝利し2勝目(藤井 2-0 佐々木)[40]
7月18日- 第94期棋聖戦五番勝負第4局が行なわれ、佐々木大地七段から3勝目を挙げた藤井聡太棋聖が棋聖防衛(藤井 3-1 佐々木)[41]
  • 藤井聡太棋聖(竜王・名人、七冠)は、タイトル戦番勝負における敗退なしでの連続タイトル獲得記録(連続16期)タイトル16期獲得時の最年少記録(20歳11か月)および初タイトル獲得から16期獲得までの最速記録(期間=3年0か月)をそれぞれ更新。
7月25日- 第5期清麗戦五番勝負第2局が行なわれ、西山朋佳女流三冠が里見香奈清麗に勝利し1勝目(里見 1-1 西山)[42]
7月25日・26日- 第64期王位戦七番勝負第3局が行なわれ、藤井聡太王位が佐々木大地七段に勝利し3勝目(藤井 3-0 佐々木)[43]

2023年8月

8月04日- 第71期王座戦挑戦者決定戦が行われ、豊島将之九段に勝利した藤井聡太竜王・名人が永瀬拓矢王座への挑戦権獲得[44]
  • 藤井聡太竜王・名人は今回の挑戦権獲得により、既にタイトル戦(防衛戦)出場を確定させている第95期棋聖戦(2024年6月)までの14期連続でのタイトル戦番勝負登場が決定したが、2017年度に棋士のタイトル戦の数が8つになって以降、同一年度の全てのタイトル戦番勝負に同じ棋士が登場するのは史上初[注 7]
8月07日- 藤井聡太第81期名人 就位式(羽田空港第1ターミナル「ギャラクシーホール」[45]
8月08日- 第5期清麗戦五番勝負第3局が行なわれ、里見香奈清麗が西山朋佳女流三冠に勝利し2勝目(里見 2-1 西山)[46]
8月14日- 第36期竜王戦挑戦者決定三番勝負第2局が行なわれ、永瀬拓矢王座に2勝0敗で勝利した伊藤匠六段が藤井聡太竜王への挑戦権獲得[47]
  • 伊藤匠六段は竜王戦史上初となる5組優勝からの挑戦権獲得[注 8]で規定により七段昇段[注 9]、次期1組昇級[注 10]5組から次期1組以上への昇級は竜王戦史上初[注 11]
  • 伊藤匠七段の参加3期での竜王戦1組昇級は史上最速[注 12](第1期参加者を除く)竜王戦12連勝は最多タイ[注 13]
8月15日・16日- 第64期王位戦七番勝負第4局が行なわれ、佐々木大地七段が藤井聡太王位に勝利し1勝目(藤井 3-1 佐々木)[48]
8月22日・23日- 第64期王位戦七番勝負第5局が行なわれ、佐々木大地七段から4勝目を挙げた藤井聡太王位が王位防衛(藤井 4-1 佐々木)[49]
  • 藤井聡太王位(竜王・名人、七冠)は、タイトル戦番勝負における敗退なしでの連続タイトル獲得記録(連続17期)タイトル17期獲得時の最年少記録(21歳1か月)および初タイトル獲得から17期獲得までの最速記録(期間=3年1か月)をそれぞれ更新。
8月23日- 第5期清麗戦五番勝負第4局が行なわれ、西山朋佳女流三冠から3勝目を挙げた里見香奈清麗がタイトル防衛(里見 3-1 西山)[50]
8月28日- 藤井聡太第8期叡王 就位式(明治記念館
8月31日- 第71期王座戦五番勝負第1局が行なわれ、永瀬拓矢王座が藤井聡太竜王・名人に勝利し1勝目(永瀬 1-0 藤井)[51]

2023年9月

9月02日- 第3期白玲戦七番勝負第1局が行なわれ、里見香奈白玲が西山朋佳女流三冠に勝利し1勝目(里見 1-0 西山)[52]
9月05日- 第13期女流王座戦挑戦者決定戦が行なわれ、西山朋佳女流三冠に勝利した加藤桃子女流四段が里見香奈女流王座への挑戦権獲得[53]
9月09日- 第3期白玲戦七番勝負第2局が行なわれ、西山朋佳女流三冠が里見香奈白玲に勝利し1勝目(里見 1-1 西山)[54]
009日- 第45期女流王将戦挑戦者決定戦が放送され、渡部愛女流三段に勝利した香川愛生女流四段が西山朋佳女流王将への挑戦権獲得[55]
009日- 奨励会第73回三段リーグ最終日(第17-18回戦)。10月1日付で昇段する新四段2名が決定(宮嶋健太新四段、上野裕寿新四段)[56]
9月12日- 第71期王座戦五番勝負第2局が行われ、藤井聡太竜王・名人が永瀬拓矢王座に勝利し1勝目(永瀬 1-1 藤井)[57]
0同12日- 里見香奈第34期女流王位 就位式(日比谷 松本楼[58]
9月16日- 第3期白玲戦七番勝負第3局が行なわれ、西山朋佳女流三冠が里見香奈白玲に勝利し2勝目(里見 1-2 西山)[59]
9月27日- 第71期王座戦五番勝負第3局が行われ、藤井聡太竜王・名人が永瀬拓矢王座に勝利し2勝目(永瀬 1-2 藤井)[60]
0同27日- 第31期倉敷藤花戦挑戦者決定戦が行われ、加藤結李愛女流初段に勝利した西山朋佳女流三冠が里見香奈倉敷藤花への挑戦権獲得[61]
9月30日- 第3期白玲戦七番勝負第4局が行なわれ、西山朋佳女流三冠が里見香奈白玲に勝利し3勝目(里見 1-3 西山)[62]

2023年10月

10月02日- 第54期新人王戦決勝三番勝負第1局が行なわれ、上野裕寿四段が藤本渚四段に勝利し1勝目(藤本 0-1 上野)[63]
10月03日- 藤井聡太第94期棋聖 就位式(帝国ホテル
10月06日・07日- 第36期竜王戦七番勝負第1局が行なわれ、藤井聡太竜王が伊藤匠七段に勝利し1勝目(藤井 1-0 伊藤)[64]
  • 将棋のタイトル戦番勝負において、両対局者の合計年齢が41歳[注 14](第1局1日目時点)は史上最少記録[注 15]。また、21世紀生まれの棋士同士によるタイトル戦番勝負実施は史上初[注 16]
10月07日- 第45期女流王将戦三番勝負第1局が行なわれ、西山朋佳女流王将が香川愛生女流四段に勝利し1勝目(西山 1-0 香川)[65]
10月11日- 第71期王座戦五番勝負第4局が行なわれ、永瀬拓矢王座から3勝目を挙げた藤井聡太竜王・名人が王座のタイトル奪取(永瀬 1-3 藤井)[66]
  • 藤井聡太王座(竜王・名人、八冠)は、王座獲得の最年少記録(21歳2か月)を31年ぶりに更新[注 17]
  • 藤井聡太王座(竜王・名人、八冠)は、将棋界史上初のタイトル八冠独占を達成[注 18]8つの異なるタイトル獲得経験者となるのも棋士としては史上初[注 19]
  • 藤井聡太王座(竜王・名人、八冠)は、タイトル戦番勝負における敗退なしでの連続タイトル獲得記録(連続18期)タイトル18期獲得時の最年少記録(21歳2か月)および初タイトル獲得から18期獲得までの最速記録(期間=3年2か月)をそれぞれ更新。
10月13日- 将棋界初のタイトル八冠独占を受け、藤井聡太竜王・名人の内閣総理大臣顕彰受賞決定[67](将棋界では27年ぶり2人目[注 20]、11月授与式[68]
10月14日- 第3期白玲戦七番勝負第5局が行なわれ、里見香奈白玲が西山朋佳女流三冠に勝利し2勝目(里見 2-3 西山)[69]
10月17日- 第45期女流王将戦三番勝負第2局が行なわれ、香川愛生女流四段から2勝目を挙げた西山朋佳女流王将がタイトル防衛(西山 2-0 香川)[70]
10月17日・18日- 第36期竜王戦七番勝負第2局が行われ、藤井聡太竜王が伊藤匠七段に勝利し2勝目(藤井 2-0 伊藤)[71]
10月21日- 第3期白玲戦七番勝負第6局が行なわれ、里見香奈白玲が西山朋佳女流三冠に勝利し3勝目(里見 3-3 西山)[72]
10月23日- 第54期新人王戦決勝三番勝負第2局が行なわれ、藤本渚四段が上野裕寿四段に勝利し1勝目(藤本 1-1 上野)[73]
10月25日- 第13期女流王座戦五番勝負第1局が行われ、里見香奈女流王座が加藤桃子女流四段に勝利し1勝目(里見 1-0 加藤)[74]
10月25日・26日- 第36期竜王戦七番勝負第3局が行われ、藤井聡太竜王が伊藤匠七段に勝利し3勝目(藤井 3-0 伊藤)[75]
10月28日- 第3期白玲戦七番勝負第7局が行なわれ、里見香奈白玲から4勝目を挙げた西山朋佳女流三冠が白玲のタイトル奪取(里見 3-4 西山)[76]
10月31日- 第54期新人王戦決勝三番勝負第3局が行なわれ、藤本渚四段から2勝目を挙げた上野裕寿四段が優勝[77]
  • 上野裕寿四段(2023年10月1日四段昇段)は、プロ入りした棋士としては最速(プロ入り31日後)・かつ最短=最少対局数(3局目)での棋戦優勝記録を更新[78][注 21][注 22]

2023年11月

11月04日・5日- 第13期加古川青流戦決勝三番勝負第1局-第2局が行われ、吉池隆真三段から2勝を挙げた藤本渚四段が優勝(藤本 2-0 吉池)[79]
11月07日- 第31期倉敷藤花戦三番勝負第1局が行なわれ、里見香奈倉敷藤花が西山朋佳女流四冠に勝利し1勝目(里見 1-0 西山)[80]
0007日- 藤井聡太第64期王位 就位式(イイノホール[81]
11月10日- 第13期女流王座戦五番勝負第2局が行われ、里見香奈女流王座が加藤桃子女流四段に勝利し2勝目(里見 2-0 加藤)[82]
11月10日・11日- 第36期竜王戦七番勝負第4局が行われ、伊藤匠七段から4勝目を挙げた藤井聡太竜王が竜王のタイトル防衛(藤井 4-0 伊藤)[83]
  • 藤井聡太竜王・名人(八冠)が達成したタイトル連続19期獲得[注 24]は、大山康晴の「登場タイトル戦連続獲得記録」以来57年ぶりの記録達成[注 25]。また、敗退なしでのタイトル連続獲得の最長記録(連続19期)タイトル19期獲得時における最年少記録(21歳3か月)および初タイトルから19期獲得までの最速記録(3年3か月)をそれぞれ更新。
11月13日- 藤井聡太竜王・名人(八冠) 内閣総理大臣顕彰 顕彰式(首相公邸、将棋界では羽生善治以来27年ぶり2人目)[84][85]
11月18日- 第31期倉敷藤花戦三番勝負第2局が行なわれ、西山朋佳女流四冠から2勝目を挙げた里見香奈倉敷藤花がタイトル防衛里見 2-0 西山)[86]
  • 里見倉敷藤花はこれで倉敷藤花獲得14期となり、清水市代と並ぶ女流タイトル棋戦における単一でのタイトル獲得期数最多タイ記録[87]を達成。
11月19日- 第44回将棋日本シリーズプロ公式戦決勝東京ビッグサイトで行なわれ、糸谷哲郎八段に勝利した藤井聡太JT杯覇者が2年連続の優勝[88]
11月20日- 里見香奈 第5期清麗 就位式(東京 千代田区、ホテルニューオータニ[89]
11月22日- 第73期王将戦挑戦者決定リーグ最終7回戦一斉対局が行なわれ、リーグ成績1位の菅井竜也八段が藤井聡太王将への挑戦権獲得[90]
11月24日- 第50期女流名人戦女流名人リーグ最終9回戦一斉対局が行なわれ、リーグ1位タイの里見香奈女流四冠と内山あや女流初段によるプレーオフが決定[91]
11月25日- 第1回達人戦立川立飛杯決勝立川ステージガーデンで行なわれ、丸山忠久九段に勝利した羽生善治九段が優勝[92]
  • 羽生九段は自身の持つ一般棋戦の最多優勝回数記録を46回に更新
11月29日- 第50期女流名人戦リーグ・プレーオフが行なわれ、内山あや女流初段に勝利した里見香奈女流四冠が西山朋佳女流名人への挑戦権獲得[93]
  • 「西山朋佳 対 里見香奈」の「同一カード」の対決(同じ棋士・女流棋士の2名)が8つのタイトル戦で行われるのは将棋界史上初[注 26]

2023年12月

12月01日- 西山朋佳第3期白玲 就位式(グランドニッコー東京 台場
12月05日- 第13期女流王座戦五番勝負第3局が行なわれ、加藤桃子女流四段が里見香奈女流王座に勝利し1勝目(里見 2-1 加藤桃)[94]
12月11日- 第13期女流王座戦五番勝負第4局が行なわれ、加藤桃子女流四段から3勝目を挙げた里見香奈女流王座がタイトル防衛(里見 3-1 加藤桃)[95]
12月13日- 西山朋佳第45期女流王将 就位式(明治記念館
12月21日- 第49期棋王戦挑戦者決定二番勝負第1局が行なわれ、伊藤匠七段(敗者組)広瀬章人九段(勝者組)に勝利[96]
12月22日- 藤井聡太第71期王座 就位式(パレスホテル東京[97][98]
12月23日- 第31期銀河戦決勝囲碁将棋プラスで配信され、藤井聡太銀河(八冠)に勝利した丸山忠久九段が棋戦初優勝[99][100]
12月24日- 将棋オールスター東西対抗戦2023(東京 原宿「明治神宮会館」)
12月26日- 第49期棋王戦挑戦者決定二番勝負第2局が行なわれ、広瀬章人九段(勝者組)に勝利した伊藤匠七段(敗者組)藤井聡太棋王への挑戦権獲得[101]

2024年1月

1月03日- 第8回YAMADA女流チャレンジ杯決勝高崎市Gメッセ群馬で行なわれ、野原未蘭女流初段に勝利した磯谷祐維女流初段が優勝[102]
1月07日・08日- 第73期王将戦七番勝負第1局が行なわれ、藤井聡太王将が菅井竜也八段に勝利し1勝目(藤井 1-0 菅井)[103]
1月14日- 第50期女流名人戦五番勝負第1局が行なわれ、福間香奈女流四冠が西山朋佳女流名人に勝利し1勝目(西山 0-1 福間)[104]
1月20日・21日- 第73期王将戦七番勝負第2局が行なわれ、藤井聡太王将が菅井竜也八段に勝利し2勝目(藤井 2-0 菅井)[105]
1月21日- 第50期女流名人戦五番勝負第2局が行なわれ、福間香奈女流四冠が西山朋佳女流名人に勝利し2勝目(西山 0-2 福間)[106]
1月27日・28日- 第73期王将戦七番勝負第3局が行なわれ、藤井聡太王将が菅井竜也八段に勝利し3勝目(藤井 3-0 菅井)[107]
1月30日- 藤井聡太 第36期竜王就位式(東京・渋谷「セルリアンタワー東急ホテル」)

2024年2月

2月04日- 第49期棋王戦五番勝負第1局が富山市で行なわれ、129手で持将棋が成立し無勝負[108][109](引き分け、藤井聡太棋王 0-0 伊藤匠七段)[110][111]
004日- 第50期女流名人戦五番勝負第3局が行なわれ、西山朋佳女流名人が福間香奈女流四冠に勝利し1勝目(西山 1-2 福間)[112]
2月05日- 「2023年獲得賞金・対局料ベスト10」公表[113](詳細は「将棋界#獲得賞金と対局料」参照)。
2月07日・8日- 第73期王将戦七番勝負第4局が行なわれ、菅井竜也八段から4勝目を挙げた藤井聡太王将がタイトル防衛(藤井 4-0 菅井)[114]
  • 藤井聡太王将(竜王・名人、八冠)は史上初となる登場タイトル戦連続20期獲得を達成[114][注 28](従前の「登場タイトル戦連続獲得記録」は大山康晴の連続19期)[114][注 25]。また、敗退なしでのタイトル連続獲得の最長記録(連続20期)タイトル20期獲得時における最年少記録(21歳6か月)および初タイトルから20期獲得までの最速記録(3年6か月)をそれぞれ更新。
2月10日- 第17回朝日杯将棋オープン戦準決勝・決勝有楽町朝日ホールで行なわれ、決勝で藤井聡太竜王・名人を破った永瀬拓矢九段が初優勝[115]
2月14日- 福間香奈 第13期女流王座就位式(帝国ホテル[116]
2月24日- 第49期棋王戦五番勝負第2局が金沢市で行なわれ、藤井聡太棋王が伊藤匠七段に勝利し1勝目(藤井 1-0 伊藤、持将棋1)[117]
2月25日- 第50期女流名人戦五番勝負第4局が行なわれ、西山朋佳女流名人から3勝目を挙げた福間香奈女流四冠がタイトル奪取(西山 1-3 福間[118]
2月29日- 第82期順位戦A級9回戦(最終局)一斉対局が浮月楼で行なわれ、豊島将之九段が藤井聡太名人への挑戦権獲得[119]

2024年3月

3月03日- 第49期棋王戦五番勝負第3局が新潟市で行なわれ、藤井聡太棋王が伊藤匠七段に勝利し2勝目(藤井 2-0 伊藤、持将棋1)[120]
3月04日- 第17期マイナビ女子オープン挑戦者決定戦が行われ、北村桂香女流二段に勝利した大島綾華女流二段が西山朋佳女王への挑戦権獲得[121]
3月09日- 奨励会第74回三段リーグ最終局。4月1日付で昇段する新四段2名が決定(山川泰熙新四段、高橋佑二郎新四段)[122]
3月15日- 第35期女流王位戦挑戦者決定戦が行われ、伊藤沙恵女流四段に勝利した加藤桃子女流四段が福間香奈女流王位への挑戦権獲得[123]
3月17日- 第49期棋王戦五番勝負第4局が日光市で行なわれ、伊藤匠七段から3勝目を挙げた藤井聡太棋王がタイトル防衛藤井 3-0 伊藤、持将棋1)[124]
  • 藤井聡太棋王(竜王・名人、八冠)は、同一年度での獲得タイトル数最多記録(8期)およびタイトル戦年間最多勝利数記録(28勝)をそれぞれ更新[注 29][注 30]
  • 藤井聡太棋王(竜王・名人、八冠)は、自身が持つ登場タイトル戦連続獲得記録を連続21期に更新[注 31]。また、敗退なしでのタイトル連続獲得の最長記録(連続21期)タイトル21期獲得時における最年少記録(21歳7か月)および初タイトルから21期獲得までの最速記録(3年8か月)をそれぞれ更新。
0同17日- 第73回NHK杯テレビ将棋トーナメント決勝(2月12日対局)が放映され、藤井聡太NHK杯に勝利した佐々木勇気八段が初優勝[125]
3月19日- 第9期叡王戦挑戦者決定戦が行われ、永瀬拓矢九段に勝利した伊藤匠七段が藤井聡太叡王への挑戦権獲得[126]
3月31日- 第21回詰将棋解答選手権チャンピオン戦が行われ、古賀悠聖六段が初優勝[127][128][129]

記録

タイトル戦

棋戦勝者開催時期番勝負備考
在位者勝敗挑戦者
名人戦第81期
名人
藤井聡太2023年
4-6月
渡辺明
名人
1-4
(七番勝負)
藤井聡太
竜王
  • 初名人・最年少名人
  • 最年少七冠(王座以外の全冠)
[25]
叡王戦第8期
叡王
藤井聡太2023年
4-6月
藤井聡太
叡王
3-1
(五番勝負)
菅井竜也
八段
  • 3年連続(通算3期)
[23]
ヒューリック杯
棋聖戦
第94期
棋聖
藤井聡太2023年
6-8月
藤井聡太
棋聖
3-1
(五番勝負)
佐々木大地
七段
  • 4年連続(通算4期)
  • (第1局)史上初のベトナム対局
[41]
伊藤園
お〜いお茶杯
王位戦
第64期
王位
藤井聡太2023年
7-9月
藤井聡太
王位
4-1
(七番勝負)
佐々木大地
七段
  • 4年連続(通算4期)
[49]
王座戦第71期
王座
藤井聡太2023年
8-10月
永瀬拓矢
王座
1-3
(五番勝負)
藤井聡太
竜王・名人
  • 初王座・最年少王座
  • 史上初の八冠独占・八冠経験者
[66]
[130]
竜王戦第36期
竜王
藤井聡太2023年
10-12月
藤井聡太
竜王
4-0
(七番勝負)
伊藤匠
七段
  • 3年連続(通算3期)
  • 史上最年少タイトル戦(合計年齢41歳/第1局)[注 32]
[83]
ALSOK杯
王将戦
第73期
王将
藤井聡太2024年
1-3月
藤井聡太
王将
4-0
(七番勝負)
菅井竜也
八段
  • 3年連続(通算3期)
  • (藤井)タイトル連続20期獲得(史上初)
  • (藤井)10連続タイトル棋戦登場・獲得[注 33]
[114]
棋王戦
コナミグループ杯
第49期
棋王
藤井聡太2024年
2-3月
藤井聡太
棋王
3-0
(五番勝負)
伊藤匠
七段
  • 2年連続(通算2期)
  • 第1局 持将棋成立 (タイトル戦 3年ぶり14度目)
  • (藤井)タイトル連続21期獲得(史上初)
  • (藤井)11連続タイトル棋戦登場・獲得[注 34]
[124]

その他の棋戦

分類棋戦優勝者決勝開催日準優勝者備考
一般棋戦(公式棋戦)全棋士
参加
棋戦
銀河戦第31期丸山忠久
九段
2023年

12月23日(配信)
11月01日(対局)
藤井聡太
銀河
  • 初優勝
  • 棋戦最年長優勝
[99]
朝日杯
将棋オープン戦
第17回永瀬拓矢
九段
2024年

02月10日
藤井聡太
竜王・名人
  • 全棋士参加棋戦初優勝
[115]
NHK杯
将棋トーナメント
第73回佐々木勇気
八段
2024年

03月17日(放送)
02月12日(対局)
藤井聡太
NHK杯選手権者
  • 全棋士参加棋戦初優勝
[125]
選抜 
 棋戦
将棋日本シリーズ
JTプロ公式戦
第44回藤井聡太
JT杯覇者
2023年

11月19日
糸谷哲郎
八段
  • 2年連続2回目の優勝
[88]
年長 
 棋戦
達人戦
立川立飛杯

(50歳以上)
第1回羽生善治
九段
2023年

11月25日
丸山忠久
九段
  • 一般棋戦優勝 通算46回
    (最多記録更新)
[92]
新人/若手
棋戦
新人王戦
(26歳以下
六段以下
)

第54期上野裕寿
四段
○●○
2023年

010月02日(第1局)
010月23日(第2局)
010月31日(第3局)
●○●藤本渚
四段
  • 初優勝
  • 棋士最速最短 棋戦優勝
    (四段昇段31日目/通算3局目)
[77]
加古川青流戦
(四段以下)
第13期藤本渚
四段
○○
2023年

011月04日(第1局)
011月05日(第2局)
●●吉池隆真
三段
  • 初優勝
  • 最年少優勝 (第13期まで)
[79]
非公式戦
準公式戦
ABEMA
トーナメント

(非公式戦)
2023
(第6回)
【 チーム永瀬 】
永瀬 王座
増田康 七段
本田 六段
2023年
[131]
09月23日(放送)
08月12日(対局)
【 チーム稲葉 】
稲葉 八段
服部 四段
出口 六段
チーム永瀬
2回目の優勝
[132]
SUNTORY
将棋オールスター
東西対抗戦
2023
(年)
【西軍】
豊島 九段
菅井 八段
稲葉 八段
久保 九段
山崎 八段
藤井 竜王名人
2023年

12月24日
【東軍】
永瀬 九段
渡辺明 九段
野月 八段
青嶋 六段
増田康 七段
羽生 九段
(準公式戦)[133]
ABEMA
地域対抗戦

(非公式戦)
-チーム中部
(5勝)
2024年

04月13日(放送)
0(3月0_日 対局)
チーム関東B
(1勝)
地域別 全8チーム[134]

女流タイトル戦

棋戦勝者開催時期番勝負備考
在位者勝敗挑戦者
マイナビ
女子オープン
第16期
女王
西山朋佳2023年
4-6月
西山朋佳
女王
3-0
(五番勝負)
甲斐智美
女流五段
6年連続(通算6期)[24]
女流王位戦第34期
女流王位
里見香奈2023年
4-6月
里見香奈
女流王位
3-1
(五番勝負)
伊藤沙恵
女流四段
5年連続(通算9期)[32]
大成建設杯
清麗戦
第5期
清麗
里見香奈2023年
7-8月
里見香奈
清麗
3-1
(五番勝負)
西山朋佳
女流三冠
2年連続(通算4期)[50]
ヒューリック杯
白玲戦
第3期
白玲
西山朋佳2023年
9-10月
里見香奈
白玲
3-4
(七番勝負)
西山朋佳
女流三冠
2期ぶり(通算2期)[76]
霧島酒造杯
女流王将戦
第45期
女流王将
西山朋佳2023年
10月
西山朋佳
女流王将
2-0
(三番勝負)
香川愛生
女流四段
2年連続(通算4期)[70]
リコー杯
女流王座戦
第13期
女流王座
里見香奈2023年
10-12月
里見香奈
女流王座
3-1
(五番勝負)
加藤桃子
女流四段
3年連続(通算7期)[95]
大山名人杯
倉敷藤花戦
第31期
倉敷藤花
里見香奈2023年
11月
里見香奈
倉敷藤花
2-1
(三番勝負)
西山朋佳
女流四冠
9年連続(通算14期)[86]
岡田美術館杯
女流名人戦
第50期
女流名人
福間香奈2024年
1-3月
西山朋佳
女流名人
1-3
(五番勝負)
福間香奈
女流四冠
3期ぶり(通算13期)[118]

その他の女流棋戦

分類棋戦優勝者決勝開催日準優勝者備考
新人棋戦YAMADA
女流チャレンジ杯
第8回磯谷祐維
女流初段
2024年

01月03日
野原未蘭
女流初段
第12回
上州将棋祭り
[102][135]
新人棋戦
(非公式戦)
白瀧あゆみ杯
争奪戦
第17回武富礼衣
女流初段
2023年

07月17日
佐々木海法
女流1級
第20回
白瀧文化祭
[136]
LPSA
主催棋戦
1day
トーナメント
第81回堀彩乃
女流1級
2023年

04月23日
田中沙紀
女流1級
第3回
卯月カップ
[137]
第82回磯谷祐維
女流初段
2024年

03月24日
田中沙紀
女流1級
第17回
武蔵国府中
けやきカップ
[138]
(非公式戦)世田谷花みず木
女流オープン戦
-(2023年以降 棋戦休止)

在籍クラスの昇級・降級

順位戦

第82期順位戦(2023年6月 - 2024年3月)
昇級
次期クラス棋士成績
A級千田翔太八段B108(9-3)[139]
増田康宏八段B113(9-3)
B級1組大石直嗣七段B216(9-1)[140]
高見泰地七段B207(8-2)
石井健太郎七段B221(8-2)
B級2組服部慎一郎六段C125(10-0)[141]
古賀悠聖六段C126(9-1)
伊藤匠七段C101(8-2)
C級1組冨田誠也五段C212(9-1)[142]
高田明浩五段C218(9-1)
藤本渚五段C252(9-1)
降級
次期クラス棋士成績
B級1組広瀬章人九段A 02(3-6)[143]
斎藤慎太郎八段A 05(3-6)
B級2組屋敷伸之九段B110(5-7)[139]
木村一基九段B112(3-9)
横山泰明七段B109(2-10)
C級1組阿部隆九段B226(4-6)[140]
中村修九段B227(3-7)
畠山鎮八段B227(3-7)
飯島栄治八段B228(3-7)
井上慶太九段B225(2-8)
C級2組高橋道雄九段C128(2-8)[141]
日浦市郎八段C131(2-8)
フリークラス竹内雄悟五段C248(3-7)[142]
長沼洋八段C249(3-7)
フリークラス
(定年引退)
青野照市九段C251(0-10)[142]
引退
宣言による
フリークラス
転出者
豊川孝弘七段C246**(2-8)[144]
近藤正和七段C240**(3-7)

竜王ランキング戦

第36期竜王戦ランキング戦・昇級者決定戦

昇級・降級者は各組4名。

昇級
次期
クラス
棋士成績
1組伊藤匠
0七段
5組 優勝竜王挑戦
豊島将之
0九段
2組 優勝[145]
佐藤康光
0九段
2組 2位
斎藤慎太郎
0八段
2組 3位
菅井竜也
0八段
2組三浦弘行
0九段
3組 優勝[146]
郷田真隆
0九段
3組 2位
阿久津主税
0八段
3組 3位
近藤誠也
0七段
3組大石直嗣
0七段
4組 優勝[147]
本田奎
0六段
4組 2位
池永天志
0五段
4組 3位
佐々木大地
0七段
4組服部慎一郎
0六段
5組 2位[148]
石田直裕
0五段
5組 3位
杉本和陽
0五段
5組出口若武
0六段
6組 優勝[149]
渡辺和史
0六段
6組 2位
狩山幹生
0四段
6組 3位
井田明宏
0四段
降級
次期
クラス
棋士成績
2組佐藤天彦
0九段

三枚堂達也
0七段

阿部健治郎
0七段

八代弥
0七段
1組
5位決定戦
初戦敗退
[150]
3組鈴木大介
0九段

澤田真吾
0七段

佐々木慎
0七段

及川拓馬
0七段
2組
昇級者決定戦
初戦敗退
[145]
4組高橋道雄
0九段

野月浩貴
0八段

遠山雄亮
0六段

飯島栄治
0八段
3組
昇級者決定戦
初戦敗退
[146]
5組中村太地
0八段

西尾明
0七段

千葉幸生
0七段

小林裕士
0七段
4組
残留決定戦
敗退
[147]
6組森下卓
0 九段

瀬川晶司
0 六段

安用寺孝功
0 七段

5組
残留決定戦
敗退
[148]

女流順位戦

第3期女流順位戦(2022年10月 - 2023年7月)

昇級
次期
クラス
女流棋士成績
A級塚田恵梨花女流二段B03(8-1)[151]
石本さくら女流二段B01(5-4)
B級伊奈川愛菓女流二段C02(7-1)[152]
和田あき女流二段C12(7-1)
武富礼衣女流初段C01(5-3)
C級大島綾華女流初段D12(7-1)[153]
渡辺弥生女流二段D07(6-2)
内山あや女流初段D10(6-2)
堀彩乃女流1級D17(6-2)
降級
次期
クラス
女流棋士成績
B級中井広恵女流六段A04(2-7)[154]
中村真梨花女流四段A09(2-7)
C級千葉涼子女流四段B05(4-5)[151]
岩根忍女流三段B07(2-7)
山田久美女流四段B09(1-8)
D級竹部さゆり女流四段C13(2-6)[152]
船戸陽子女流三段C14(0-8)
宮宗紫野女流二段C19(0-8)
カロリーナ
・フォルタン
女流初段C20(0-0)
(2期連続休場)
引退
順位戦
陥落
(該当者なし)

将棋大賞

第51回将棋大賞(2024年4月1日発表、同月18日表彰)[155][156]

各賞受賞者受賞備考
最優秀棋士賞藤井聡太 竜王・名人4年連続 4回目46勝08敗(勝率0.852)
優秀棋士賞伊藤匠 七段初受賞51勝17敗(勝率0.750)
敢闘賞丸山忠久 九段初受賞24勝18敗(勝率0.571)
新人賞藤本渚 五段初受賞51勝09敗(勝率0.850)
最多対局賞伊藤匠 七段初受賞69対局 (51勝17敗)
持将棋1を含む)
最多勝利賞伊藤匠 七段初受賞51勝
藤本渚 五段初受賞
勝率一位賞藤井聡太 竜王・名人2年ぶり 6回目46勝08敗(勝率0.852)
連勝賞佐々木大地 七段初受賞
15連勝

(2023年02月02日
-
2023年04月24日
)

最優秀女流棋士賞福間香奈 女流五冠9年連続 14回目34勝12敗(勝率0.739)
優秀女流棋士賞西山朋佳 女流三冠3年連続 3回目38勝13敗(勝率0.745)
女流最多対局賞加藤桃子 女流四段3年ぶり 2回目52対局 (36勝16敗)
東京将棋記者会賞小林健二 九段初受賞-
小山怜央 四段初受賞-
升田幸三賞伊藤匠 七段初受賞[157]
升田幸三特別賞村田顕弘 六段-[158]
名局賞○ 藤井聡太 竜王・名人
● 豊島将之 九段___
第71期王座戦
挑戦者決定戦
名局賞(特別賞)● 永瀬拓矢 王座___
○ 藤井聡太 竜王・名人
第71期王座戦
五番勝負第4局
女流名局賞● 里見香奈 白玲__
○ 西山朋佳 女流三冠
第3期ヒューリック杯白玲戦
七番勝負第2局

表彰者

将棋栄誉賞将棋栄誉敢闘賞特別将棋栄誉賞特別将棋栄誉敢闘賞

特別将棋栄誉賞 (公式戦通算1000勝、2023年度達成者)
  • 丸山忠久 - 1000勝 600敗 (勝率0.625) / 2023年12月8日付 / 通算10人目[159]
    (達成時の年齢:53歳3か月 / 四段昇段後からの期間:33年8か月 )
将棋栄誉敢闘賞 (公式戦通算800勝、2023年度達成者)
  • 青野照市 - 800勝 895敗 (勝率0.472) / 2024年2月20日付 / 通算26人目[160]
    (達成時の年齢:71歳0か月 / 四段昇段後からの期間:49年10か月 )
    史上最年長達成者、初の70歳代での達成、初の勝率5割未満での達成[160]
将棋栄誉賞 (公式戦通算600勝、2023年度達成者)
  • 佐藤秀司 - 600勝 516敗 (勝率0.538) / 2023年8月23日付 / 通算59人目[161]
  • 畠山鎮 - 600勝 537敗 (勝率0.528) / 2023年9月11日付 / 通算60人目[162]
  • 富岡英作 - 600勝 645敗 (勝率0.482) / 2023年11月2日付 / 通算61人目[163]

昇段・引退

 太字 今年度プロ入り棋士・女流棋士

昇段棋士
段位棋士昇段日昇段理由
四段小山怜央2023年04月01日棋士編入試験合格[164]
小山直希第72回奨励会三段リーグ戦1位[165]
森本才跳第72回奨励会三段リーグ戦2位
柵木幹太第72回奨励会三段リーグ戦3位
(次点2回)
宮嶋健太2023年10月01日第73回奨励会三段リーグ戦1位[166]
上野裕寿第73回奨励会三段リーグ戦2位
五段山本博志2023年04月17日勝数規定 / 公式戦100勝[167]
冨田誠也2024年03月12日順位戦C級1組昇級[168]
高田明浩2024年03月12日順位戦C級1組昇級[169]
藤本渚2024年03月12日順位戦C級1組昇級[170]
六段金沢孝史2023年04月01日引退棋士昇段規定[171]
熊坂学2023年04月01日引退棋士昇段規定
服部慎一郎2023年04月20日竜王ランキング戦連続2回昇級[172]
伊藤匠2023年04月20日竜王ランキング戦連続2回昇級[173]
本田奎2023年05月01日竜王ランキング戦連続2回昇級[174]
田中悠一2023年10月12日勝数規定 / 五段昇段後120勝[175]
古賀悠聖2024年03月05日順位戦B級2組昇級[176]
七段野田敬三2023年04月01日引退棋士昇段規定[171]
伊藤匠2023年08月14日竜王挑戦[177]
石井健太郎2024年03月06日順位戦B級1組昇級[178]
船江恒平2024年03月12日勝数規定 / 六段昇段後150勝[179]
八段室岡克彦2023年04月01日フリークラス昇段規定[171]
飯塚祐紀2023年06月07日勝数規定 / 七段昇段後190勝[180]
村山慈明2023年06月21日勝数規定 / 七段昇段後190勝[181]
小林裕士2023年12月12日勝数規定 / 七段昇段後190勝[182]
千田翔太2024年02月08日順位戦A級昇段[183]
増田康宏2024年03月07日順位戦A級昇段[184]
九段広瀬章人2023年11月16日勝数規定 / 八段昇段後250勝[185]
昇段(級) 女流棋士
段(級)位女流棋士昇段(級)日昇段(級)理由
女流2級宮澤紗希2023年07月01日研修会でB2に昇級[186]
森本理子2023年09月01日研修会でB2に昇級[187]
砂原奏2023年09月01日研修会でB2に昇級[188]
磯谷祐維2023年09月01日研修会でB2に昇級[189]
崎原知宙2023年11月01日研修会でB2に昇級[190]
伊藤真央2023年11月01日研修会でB2に昇級[191]
竹内優月2024年03月01日研修会でB2に昇級[192]
女流1級岩佐美帆子2023年04月01日年度成績指し分け以上(8勝以上)[171]
磯谷祐維2023年11月17日YAMADA女流チャレンジ杯決勝進出[193]
宮澤紗希2024年01月25日女流王将戦本戦入り[194]
女流初段松下舞琳2023年04月01日年度成績指し分け以上(8勝以上)[171]
今井絢2023年08月20日倉敷藤花戦ベスト4[195]
磯谷祐維2024年01月03日YAMADA女流チャレンジ杯優勝[102]
女流二段安食総子2023年04月01日引退女流棋士規定[171]
塚田恵梨花2023年05月08日女流順位戦A級入り[196]
和田あき2023年06月05日勝数規定 / 女流初段昇段後70勝[197]
大島綾華2024年03月04日タイトル挑戦[121][198]
女流三段久津知子2023年04月01日引退女流棋士規定[171]
山根ことみ2023年11月24日勝数規定 / 女流二段昇段後100勝[199]
山口恵梨子2024年01月31日勝数規定 / 女流二段昇段後100勝[200]
女流四段伊藤沙恵2023年04月18日勝数規定 / 女流三段昇段後130勝[201]
中村真梨花2023年05月13日勝数規定 / 女流三段昇段後130勝[202]
加藤桃子2023年07月03日勝数規定 / 女流三段昇段後130勝[203]
女流五段西山朋佳2023年10月17日タイトル通算7期(女流棋士 転向後)[204]
引退者・引退予定者
引退公表日最終対局日(引退日)引退理由
上野裕和
六段_
2023年04月03日2023年05月16日 引退フリークラス規定[171][205]
甲斐智美
女流五段
2023年03月07日2023年07月03日 引退引退届/一身上の都合[206][207]
北尾まどか
 女流二段
2023年04月03日2023年07月10日 引退女流棋士引退規定[171][208]
石川陽生
七段_
2023年04月03日2023年09月14日 引退フリークラス規定[171][209]
川上猛
七段_
2023年04月03日2024年度以降
(第38期竜王戦まで現役継続可)
フリークラス規定[171][注 35]

脚注

注釈

出典

外部リンク