2019年のナショナルリーグチャンピオンシップシリーズ

メジャーリーグベースボールの第50回ナショナルリーグ優勝決定シリーズ

2019年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)ポストシーズンは10月1日に開幕した。ナショナルリーグの第50回リーグチャンピオンシップシリーズ英語: 50th National League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、11日から15日にかけて計4試合が開催された。その結果、ワシントン・ナショナルズ東地区)がセントルイス・カージナルス中地区)を4勝0敗で下し、球団創設51年目で初のリーグ優勝およびワールドシリーズ進出を果たした。

2019年ナショナルリーグ
チャンピオンシップシリーズ

第3戦が行われているナショナルズ・パークの様子
チーム勝数
ワシントン・ナショナルズ4
セントルイス・カージナルス0
シリーズ情報
試合日程10月11日–15日
観客動員4試合合計:17万9184人
1試合平均:04万4796人
MVPハウィー・ケンドリック(WAS)
責任審判ビル・ミラー[1]
NLDSWAS 3–2 LAD
STL 3–2 ATL
チーム情報
ワシントン・ナショナルズ(WAS)
シリーズ出場38年ぶり02回目
GMマイク・リゾ
監督デーブ・マルティネス
シーズン成績93勝69敗・勝率.574
東地区2位=第1ワイルドカード
分配金選手1人あたり38万2358.18ドル[2]

セントルイス・カージナルス(STL)
シリーズ出場05年ぶり14回目
GMジョン・モゼリアク
監督マイク・シルト
シーズン成績91勝71敗・勝率.562
中地区優勝
分配金選手1人あたり14万4024.85ドル[2]

 < 2018
NLCS
2019

2020 > 

 < 2018
ALCS
2019

2020 > 
ワールドシリーズ

両球団がポストシーズンで対戦するのは、2012年の地区シリーズ以来7年ぶり2度目。ナショナルズは、38年前の前回リーグ優勝決定戦出場時カナダケベック州モントリオールを本拠地都市とする "モントリオール・エクスポズ" として活動しており、アメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.へ移転してナショナルズとなってからは今回が15年目での初出場だった。ナショナルズのリーグ初制覇により、リーグ優勝未経験の球団は全30球団中シアトル・マリナーズのみとなった[3]。ポストシーズンの7戦4勝制シリーズにおいて、全試合で先制したあと同点にされることすらなく勝利し、初戦から4連勝の "スウィープ" でシリーズを制したのは、1966年ワールドシリーズでのボルチモア・オリオールズ以来ナショナルズが史上2球団目である[4]シリーズMVPには、第3戦で2打席連続の適時二塁打を放ち3打点を挙げるなど、4試合で打率.333・4打点・OPS 1.012を記録したナショナルズのハウィー・ケンドリックが選出された。このあとナショナルズは、ワールドシリーズでもアメリカンリーグ王者ヒューストン・アストロズを4勝3敗で下して初優勝を成し遂げた。

今シリーズの冠スポンサーは、自動車保険会社のGEICOが務める[5]。したがって大会名はナショナルリーグチャンピオンシップシリーズ presented by GEICO英語: National League Championship Series presented by GEICO)となる。

両チームの2019年

カージナルスの内野手コルテン・ウォン(左。写真は2019年5月2日撮影)と、ナショナルズの外野手フアン・ソト(写真は2020年7月18日撮影)

10月9日、まず先に行われた試合でカージナルス(中地区優勝)が、そのあとの試合ではナショナルズ(東地区2位=第1ワイルドカード)が、それぞれ地区シリーズ突破を決めてリーグ優勝決定戦へ駒を進めた。

カージナルスは2018年、88勝74敗の地区3位でポストシーズンに届かず。オフには1年前からの課題だった打線の強化策として、ポール・ゴールドシュミットを獲得した[6]。2019年は3・4月で19勝10敗と好調な滑り出しも、5月にゴールドシュミットが打撃の調子を落とし、チームも月間9勝18敗で勝率5割に戻る[7]。前半戦もそのまま44勝44敗の地区3位で終えたが、中地区は全5球団が4.5ゲーム差内にひしめく混戦で[8]、カージナルスも首位シカゴ・カブスとのゲーム差を2.0にとどめていた。後半戦に入ると調子が上向き、7月17日からの10試合で9勝を挙げて地区単独首位へ浮上する[9]。同月31日までのトレード期間中は補強に動かなかったものの[10]、8月以降も勝ち星を積み重ねた。9月19日からは3.0ゲーム差の2位カブスに敵地で4連勝してポストシーズン進出を確定させ[11]、その後ミルウォーキー・ブルワーズの追撃もかわしてレギュラーシーズン最終戦で地区優勝を決めた[12]。平均得点4.72はリーグ10位、防御率3.82はリーグ2位。若手のジャック・フラハーティダコタ・ハドソン先発ローテーションに定着して好投し、野手もセンターラインを中心に好守で失点を防いだ[13]。特に守備は監督のマイク・シルトが重点的強化を図ったところであり、ゴールドシュミットも打撃では期待を下回ったが、一塁で守備力向上に寄与した[11]。地区シリーズではアトランタ・ブレーブスを3勝2敗で下した[14]

ナショナルズは2018年、82勝80敗の地区2位でポストシーズン進出を逃した。オフには中心打者ブライス・ハーパーFAとなったが、ナショナルズは10年契約のオファーを断られると、代わりに先発投手のパトリック・コービンアニバル・サンチェス、捕手のヤン・ゴームズカート・スズキなどを加えた[15]。2019年は開幕から5月23日までの50試合で19勝31敗と大きく負け越し、7月31日のトレード期限までに主力選手を他球団へ放出するのではとも囁かれた[16]。しかしそこから巻き返して前半戦終了時には47勝42敗とし、地区2位・ワイルドカード争い首位につけた。トレード期限までには、防御率が6点近くでリーグ最低の救援投手陣ダニエル・ハドソンらを補強した[17]。後半戦は勝率をさらに上げたものの、地区首位ブレーブスに追いつくことはできず。ただワイルドカード争いの首位は守り、9月24日にポストシーズン進出を確定させた[18]。平均得点5.39はリーグ2位、防御率4.28はリーグ8位。打線はアンソニー・レンドンフアン・ソトを中心に得点を重ね、投手陣は救援の弱さをスティーブン・ストラスバーグやコービンら先発陣が補った[19]。5月24日からの112試合は74勝38敗で、この期間に限ればロサンゼルス・ドジャースと並ぶリーグ最高勝率だった[20]。ワイルドカードゲームでブルワーズ相手に4-3の逆転勝利を収めると[21]、地区シリーズではドジャースを3勝2敗で下した[22]

リーグ優勝決定戦の第1・2・6・7戦を本拠地で開催できる "ホームフィールド・アドバンテージ" は、地区優勝球団どうしが対戦する場合はレギュラーシーズンの勝率がより高いほうの球団に、地区優勝球団とワイルドカード球団が対戦する場合は地区優勝球団に与えられる。したがって今シリーズでは、カージナルスがアドバンテージを得る。この年のレギュラーシーズンでは両球団は7試合対戦し、カージナルスが5勝2敗と勝ち越していた[23]

ロースター

両チームの出場選手登録(ロースター)は以下の通り。

  • 名前の横のこの年のオールスターゲームに選出された選手を、はレギュラーシーズン開幕後に入団した選手を示す。
  • 年齢は今シリーズ開幕時点でのもの。
セントルイス・カージナルスワシントン・ナショナルズ
守備位置背番号出身選手年齢守備位置背番号出身選手年齢
投手60 ジョン・ブレッビア29投手46 パトリック・コービン30
61 ヘネシス・カブレラ2363 ショーン・ドゥーリトル33
22 ジャック・フラハーティ2329 ロエニス・エリアス31
65 ジオバニー・ガジェゴス2848 ハビー・ゲラ33
56 ライアン・ヘルズリー2544 ダニエル・ハドソン[※]32
43 ダコタ・ハドソン2521 タナー・レイニー26
18 カルロス・マルティネス2856 フェルナンド・ロドニー42
39 マイルズ・マイコラス3119 アニバル・サンチェス35
21 アンドリュー・ミラー3431 マックス・シャーザー35
62 ダニエル・ポンセデレオン2737 スティーブン・ストラスバーグ31
50 アダム・ウェインライト3851 ワンダー・スエロ[※]28
30 タイラー・ウェブ2950 オースティン・ボス27
捕手4 ヤディアー・モリーナ37捕手10 ヤン・ゴームズ32
32 マット・ウィータース3328 カート・スズキ36
内野手13 マット・カーペンター33内野手15 マット・アダムス31
12 ポール・デヨング2613 アズドルバル・カブレラ33
19 トミー・エドマン249 ブライアン・ドージャー32
46 ポール・ゴールドシュミット3247 ハウィー・ケンドリック36
34 ジャイロ・ムニョス246 アンソニー・レンドン29
16 コルテン・ウォン297 トレイ・ターナー26
外野手66 ランディ・アロサレーナ2411 ライアン・ジマーマン35
48 ハリソン・ベイダー25外野手2 アダム・イートン30
25 デクスター・ファウラー3388 ジェラルド・パーラ32
38 ホセ・マルティネス3116 ビクター・ロブレス22
23 マーセル・オズナ2822 フアン・ソト20
3 マイケル・テイラー28
  Dan・ハドソンが妻の第3子出産に立ち会うため父親産休リストに入り第1戦を欠場、その試合のみスエロが代わりにロースター入りした。

地区シリーズのロースターからは、カージナルスは変更はない[24]。これに対しナショナルズは救援投手をふたり入れ替え、ハンター・ストリックランドワンダー・スエロを外してロエニス・エリアスハビー・ゲラを登録した。地区シリーズでは、ストリックランドは2試合2.0イニングで3被本塁打・4失点、スエロは1試合0.1イニングで1失点だった。エリアスは左投手でありながら対右打者も苦にしないことが[25]、ゲラはロングリリーフをこなせることが[26]、それぞれ評価されてロースター入りした。

ただスエロは、こうしていったんロースターを外れたあと、第1戦を前に改めてロースター入りした。というのも、チームの抑え投手であるダニエル・ハドソンが、妻の第3子出産に立ち会うために父親産休リストに入り、スエロがその代役となったためである[27]。父親産休リストは2011年に制度化されたもので、選手は最大3日間の休暇取得を認められ、その間に限りチームは代役の選手を補充することができる。ポストシーズンでこの制度を利用するのはDan・ハドソンが初めてである[28]。ポストシーズンよりも家庭を優先させたDan・ハドソンと球団の方針について、世間には否定的な意見も一部にあったものの、概ね好意的に捉えられた[29]。Dan・ハドソンは誹謗中傷に耐えかねて自身のTwitterアカウントを2016年に閉鎖した経験があり、今回の父親産休リスト入りに対してTwitterで支持があふれたことはいい意味で意外だったという[28]

試合結果

2019年のナショナルリーグ優勝決定戦は10月11日に開幕し、途中に移動日を挟んで5日間で4試合が行われた。日程・結果は以下の通り。

日付試合ビジター球団(先攻)スコアホーム球団(後攻)開催球場
10月11日(金)第1戦ワシントン・ナショナルズ2-0セントルイス・カージナルスブッシュ・スタジアム
10月12日(土)第2戦ワシントン・ナショナルズ3-1セントルイス・カージナルス
10月13日(日)移動日
10月14日(月)第3戦セントルイス・カージナルス1-8ワシントン・ナショナルズナショナルズ・パーク
10月15日(火)第4戦セントルイス・カージナルス4-7ワシントン・ナショナルズ
優勝:ワシントン・ナショナルズ(4勝0敗 / 球団創設51年目で初)

第1戦 10月11日

映像外部リンク
動画共有サイト "YouTube" にMLB公式アカウントが投稿したハイライト映像(英語、6分54秒)
 123456789RHE
ワシントン・ナショナルズ0100001002101
セントルイス・カージナルス000000000010
  1. 勝利アニバル・サンチェス(1勝)  
  2. セーブショーン・ドゥーリトル(1S)  
  3. 敗戦マイルズ・マイコラス(1敗)  
  4. 審判
    [球審]マイク・ムフリンスキー
    [塁審]一塁: クリス・コンロイ、二塁: ビル・ミラー、三塁: フィル・クッツィ
    [外審]左翼: チャド・フェアチャイルド、右翼: フィールディン・カルブレス
  5. 試合開始時刻: 中部夏時間UTC-5)午後7時8分 試合時間: 3時間24分 観客: 4万5075人 気温: 45°F(7.2°C)
    詳細: MLB.com Gameday / ESPN.com / Baseball-Reference.com / Fangraphs
両チームの先発ラインナップ
ワシントン・ナショナルズセントルイス・カージナルス
打順守備選手打席打順守備選手打席
1T・ターナー1D・ファウラー
2A・イートン2K・ウォン
3A・レンドン3P・ゴールドシュミット
4J・ソト4M・オズナ
5H・ケンドリック5Y・モリーナ
6R・ジマーマン6M・カーペンター
7M・テイラー7T・エドマン
8Y・ゴームズ8P・デヨング
9A・サンチェス9M・マイコラス
先発投手投球先発投手投球
A・サンチェスM・マイコラス

第2戦 10月12日

映像外部リンク
動画共有サイト "YouTube" にMLB公式アカウントが投稿したハイライト映像(英語、7分2秒)
 123456789RHE
ワシントン・ナショナルズ001000020370
セントルイス・カージナルス000000010130
  1. 勝利マックス・シャーザー(1勝)  
  2. セーブダニエル・ハドソン(1S)  
  3. 敗戦アダム・ウェインライト(1敗)  
  4. 本塁打
    WAS:マイケル・テイラー1号ソロ
  5. 審判
    [球審]クリス・コンロイ
    [塁審]一塁: ビル・ミラー、二塁: フィル・クッツィ、三塁: チャド・フェアチャイルド
    [外審]左翼: フィールディン・カルブレス、右翼: マイク・ムフリンスキー
  6. 試合開始時刻: 中部夏時間UTC-5)午後3時10分 試合時間: 2時間53分 観客: 4万6458人 気温: 59°F(15°C)
    詳細: MLB.com Gameday / ESPN.com / Baseball-Reference.com / Fangraphs
両チームの先発ラインナップ
ワシントン・ナショナルズセントルイス・カージナルス
打順守備選手打席打順守備選手打席
1T・ターナー1D・ファウラー
2A・イートン2K・ウォン
3A・レンドン3P・ゴールドシュミット
4J・ソト4M・オズナ
5H・ケンドリック5Y・モリーナ
6R・ジマーマン6M・カーペンター
7K・スズキ7T・エドマン
8M・テイラー8P・デヨング
9M・シャーザー9A・ウェインライト
先発投手投球先発投手投球
M・シャーザーA・ウェインライト

第3戦 10月14日

映像外部リンク
動画共有サイト "YouTube" にMLB公式アカウントが投稿したハイライト映像(英語、6分59秒)
 123456789RHE
セントルイス・カージナルス000000100170
ワシントン・ナショナルズ00402110X8111
  1. 勝利スティーブン・ストラスバーグ(1勝)  
  2. 敗戦ジャック・フラハーティ(1敗)  
  3. 本塁打
    WAS:ビクター・ロブレス1号ソロ
  4. 審判
    [球審]ビル・ミラー
    [塁審]一塁: フィル・クッツィ、二塁: チャド・フェアチャイルド、三塁: フィールディン・カルブレス
    [外審]左翼: クリス・グッチオーネ、右翼: クリス・コンロイ
  5. 試合開始時刻: 東部夏時間UTC-4)午後7時39分 試合時間: 3時間26分 観客: 4万3675人 気温: 71°F(21.7°C)
    詳細: MLB.com Gameday / ESPN.com / Baseball-Reference.com / Fangraphs
両チームの先発ラインナップ
セントルイス・カージナルスワシントン・ナショナルズ
打順守備選手打席打順守備選手打席
1D・ファウラー1T・ターナー
2K・ウォン2A・イートン
3P・ゴールドシュミット3A・レンドン
4M・オズナ4J・ソト
5J・マルティネス5H・ケンドリック
6Y・モリーナ6R・ジマーマン
7T・エドマン7K・スズキ
8P・デヨング8V・ロブレス
9J・フラハーティ9S・ストラスバーグ
先発投手投球先発投手投球
J・フラハーティS・ストラスバーグ

第4戦 10月15日

映像外部リンク
動画共有サイト "YouTube" にMLB公式アカウントが投稿したハイライト映像(英語、7分5秒)
 123456789RHE
セントルイス・カージナルス000130000451
ワシントン・ナショナルズ70000000X790
  1. 勝利パトリック・コービン(1勝)  
  2. セーブダニエル・ハドソン(2S)  
  3. 敗戦ダコタ・ハドソン(1敗)  
  4. 本塁打
    STL:ヤディアー・モリーナ1号ソロ
  5. 審判
    [球審]フィル・クッツィ
    [塁審]一塁: チャド・フェアチャイルド、二塁: フィールディン・カルブレス、三塁: クリス・グッチオーネ
    [外審]左翼: クリス・コンロイ、右翼: ビル・ミラー
  6. 試合開始時刻: 東部夏時間UTC-4)午後8時6分 試合時間: 3時間2分 観客: 4万3976人 気温: 64°F(17.8°C)
    詳細: MLB.com Gameday / ESPN.com / Baseball-Reference.com / Fangraphs
両チームの先発ラインナップ
セントルイス・カージナルスワシントン・ナショナルズ
打順守備選手打席打順守備選手打席
1T・エドマン1T・ターナー
2J・マルティネス2A・イートン
3P・ゴールドシュミット3A・レンドン
4M・オズナ4J・ソト
5Y・モリーナ5H・ケンドリック
6P・デヨング6R・ジマーマン
7H・ベイダー7V・ロブレス
8K・ウォン8Y・ゴームズ
9Dak・ハドソン9P・コービン
先発投手投球先発投手投球
Dak・ハドソンP・コービン

脚注

外部リンク

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