2017年アジア冬季競技大会

2017年アジア冬季競技大会(2017ねんアジアとうききょうぎたいかい、英語: Eighth Asian Winter Games)は、2017年2月19日から2月26日に北海道札幌市および帯広市で開催された第8回アジア冬季競技大会。「2017冬季アジア札幌大会英語: Sapporo Asian Winter Games」とも呼ばれる[1]

2017年アジア冬季競技大会
Eighth Asian Winter Games
大会の記念硬貨(1,000円銀貨幣)
開催都市日本の旗 日本 札幌市
参加国・地域数32
参加人数1,200
開会式2017年2月19日
閉会式2017年2月26日
開会宣言皇太子徳仁親王
選手宣誓本橋麻里
最終聖火ランナー原田雅彦
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当初は2015年に予定されていたが、2009年7月のアジアオリンピック評議会(OCA)総会にて、冬季五輪の1年前に開催するべく2017年の開催を決定した。

大会マスコットキャラクターエゾモモンガをモチーフにした「エゾモン」[2]、大会イメージソングに、DREAMS COME TRUEの「WINTER SONG 〜DANCING SNOWFLAKES VERSION〜」が起用された[3]。また、PRアンバサダーとして清水宏保浅田舞雪ミクが起用された[4]

開催決定まで

OCAが日本オリンピック委員会を通じて札幌市帯広市へ立候補を要請していた。2011年1月31日2011年アジア冬季競技大会が開催されるカザフスタンでのOCA総会にて正式に開催が決定した[5]。なお他都市の立候補はなかった。

日本開催は2003年青森大会以来14年ぶり、札幌では1990年大会以来27年ぶり3回目となる。スピードスケートのみ帯広市の帯広の森屋内スピードスケート場での分離開催となり、それ以外の競技は全て札幌市内で開催された。開会式は札幌ドーム、閉会式は真駒内屋内競技場で実施された[6]

参加国・地域

公式参加国は32か国・地域で、クウェートが個人資格扱いでの出場(公式表彰あり)、オセアニア国内オリンピック委員会からオーストラリアニュージーランドの2か国が、ゲスト参加という形で出場している(個人成績は残るが、メダル・入賞の表彰対象外)。アフガニスタンバーレーンが大会参加の意思表示をしていたものの不参加となったほか、カンボジアイラクはスケート種目への参加意思表示を示していたものの、国際スケート連盟などの競技団体に加盟していないため、出場不可となった[7][8]

参加国・地域一覧
IOCコード参加国・地域人数
CHN 中国156
JPN 日本146
KOR 韓国141
KAZ カザフスタン116
THA タイ51
HKG 香港50
MGL モンゴル46
TPE チャイニーズタイペイ41
MAS マレーシア36
INA インドネシア34
KGZ キルギス33
QAT カタール32
AUS オーストラリア30
PHI フィリピン29
IND インド27
TKM トルクメニスタン25
UAE アラブ首長国連邦24
IOA 独立参加 (クウェート)23
MAC マカオ23
SIN シンガポール22
PAK パキスタン12
IRI イラン10
LIB レバノン8
PRK 北朝鮮7
VIE ベトナム6
SRI スリランカ5
TJK タジキスタン4
NEP ネパール3
NZL ニュージーランド3
JOR ヨルダン2
TLS 東ティモール1
UZB ウズベキスタン1
不参加国

国・地域別メダル受賞数

国・地域
1 日本27212674
2 韓国16181650
3 中国1214935
4 カザフスタン9111232
5 北朝鮮0011
総計646464192

実施競技・会場

括弧内の数字は種目数

開会式・閉会式

開会式は2月19日に札幌ドームで挙行された。秋元克広大会組織委員長(札幌市長)、シェイク・アーマド・アル=ファハド・アル=アーマド・アル=サバーハOCA会長のあいさつのち、天皇の名代として皇太子徳仁親王が開会宣言を行い、国旗、OCA旗掲揚、OCA賛歌吹奏、選手宣誓の後、当日開催のスノーボードの表彰式が行われた。最終聖火ランナーとして長野五輪スキージャンプ団体金・ラージヒル銅メダリスト原田雅彦が聖火を点火した。

閉会式は2月26日に真駒内屋内競技場で、皇太子徳仁親王が臨席し、フィギュアスケート競技のエキシビションを兼ね開催された。OCA旗降下、OCA賛歌吹奏、聖火の消火が行われた。

脚注

外部リンク