2014年中国グランプリ

2014年中国グランプリは、2014年のF1世界選手権第4戦として、2014年4月20日上海インターナショナルサーキットで開催された。

中華人民共和国の旗 2014年中国グランプリ
レース詳細
日程2014年シーズン第4戦
決勝開催日4月20日
開催地上海インターナショナルサーキット
中国 上海
コース長5.451km
レース距離54周(294.164km)
決勝日天候晴れ
ポールポジション
ドライバー
タイム1:53.860
ファステストラップ
ドライバードイツの旗 ニコ・ロズベルグ
タイム1:40.402(Lap 39)
決勝順位
優勝
2位
3位

予選

展開

ハミルトンが予選全セッションをトップタイムでポールポジションを獲得した。2位はリチャルド、3位にはベッテルのレッドブル勢が入った。ロズベルグはブレーキのトラブルに悩まされ、4番手に終わった[1]。また、グロージャンが今季初のQ3進出を果たした[2]

結果

Pos.No.ドライバーチームQ1Q2Q3Grid
144 ルイス・ハミルトンメルセデス1:55.5161:54.0291:53.8601
23 ダニエル・リチャルドレッドブルルノーF11:56.6411:55.3021:54.4552
31 セバスチャン・ベッテルレッドブルルノー1:55.9261:54.4991:54.9603
46 ニコ・ロズベルグメルセデス1:56.0581:55.2941:55.1434
514 フェルナンド・アロンソフェラーリ1:56.9611:55.7651:55.6375
619 フェリペ・マッサウィリアムズメルセデス1:56.8501:56.7571:56.1476
777 バルテッリ・ボッタスウィリアムズメルセデス1:56.5011:56.2531:56.2827
827 ニコ・ヒュルケンベルグフォースインディアメルセデス1:55.9131:56.8471:56.3668
925 ジャン=エリック・ベルニュトロロッソルノー1:57.4771:56.5841:56.7739
108 ロマン・グロージャンロータスルノー1:58.4111:56.4071:57.07910
117 キミ・ライコネンフェラーリ1:58.2791:56.86011
1222 ジェンソン・バトンマクラーレンメルセデス1:57.7831:56.96312
1326 ダニール・クビアトトロロッソルノー1:57.2611:57.28913
1499 エイドリアン・スーティルザウバーフェラーリ1:58.1381:57.39314
1520 ケビン・マグヌッセンマクラーレンメルセデス1:57.3691:57.67515
1611 セルジオ・ペレスフォースインディアメルセデス1:58.3621:58.26416
1721 エステバン・グティエレスザウバーフェラーリ1:58.98817
1810 小林可夢偉ケータハムルノー1:59.26018
1917 ジュール・ビアンキマルシャフェラーリ1:59.32619
209 マーカス・エリクソンケータハムルノー2:00.64620
214 マックス・チルトンマルシャフェラーリ2:00.86521
107% time: 2:03.602
2213 パストール・マルドナドロータスルノーno time22

[3]

決勝

展開

レース当日は天候は回復したものの、上海特有のスモッグが覆い、日差しを遮ったために、路面温度は23度と上がらず、タイヤの温度管理も難しい状況となった。マグヌッセンのみがミディアムタイヤ、それ以外の全車がソフトタイヤでスタートした。スタートでは、トップのハミルトンが危なげなく首位を守ったが、後方では、リカルドがスタートに失敗した他、数台が接触、特にロズベルグとボッタスは接触し、それぞれ6位と10位にポジションを下げた。オープニングラップを終え、ハミルトン以下、ベッテル、アロンソ、リチャルド、マッサがつける。ハミルトンは快調に飛ばし、1周あたりコンマ5秒ずつ2位に上がったベッテルを引き離していく。5周目にスタートで後退したロズベルグが、マッサを抜いて5番手に上がる。10周目にマッサはピットインするが、タイヤ交換に手間取り、最後尾まで後退してしまう。11周目に3位のアロンソがピットインし、翌周ピットインしたベッテルのアンダーカットに成功し、2番手に上がる。その後、ベッテルはタイヤに苦しみ、ロズベルグ、リチャルドに立て続けに抜かれてしまう。28周目に今季初のQ3進出を決め、10位を走行していたグロージャンがギアボックストラブルでリタイヤした。レッドブル勢を攻略したロズベルグは、2度目のタイヤ交換を済ませるとファステストラップをマークしながら、アロンソを猛追し、42周目にオーバーテイクして2番手まで挽回した。トップのハミルトンは危なげなく首位を走行し、2位ロズベルグに18秒差をつけて、オフィシャルのミスで1周早く終わってしまった54周のレースを締めくくった[4]。終わってみれば、メルセデスの1-2フィニッシュだったが、3位には今季初表彰台のアロンソが入り、チーム代表が更迭されるなどの混乱もあったが、新体制になってからの初レースで見事に結果を残した[1]。4位にリチャルドが入り、5位はベッテルだった[5]

結果

Pos.No.ドライバーチーム周回数タイム/リタイアGridPts.
144 ルイス・ハミルトンメルセデス541:33:28.338125
26 ニコ・ロズベルグメルセデス54+18.686418
314 フェルナンド・アロンソフェラーリ54+25.765515
43 ダニエル・リチャルドレッドブルルノー54+26.978212
51 セバスチャン・ベッテルレッドブルルノー54+51.012310
627 ニコ・ヒュルケンベルグフォースインディアメルセデス54+57.58188
777 バルテッリ・ボッタスウィリアムズメルセデス54+58.14576
87 キミ・ライコネンフェラーリ54+1:23.990114
911 セルジオ・ペレスフォースインディアメルセデス54+1:26.489162
1026 ダニール・クビアトトロロッソルノー53+1 lap131
1122 ジェンソン・バトンマクラーレンメルセデス53+1 lap12
1225 ジャン=エリック・ベルニュトロロッソルノー53+1 lap9
1320 ケビン・マグヌッセンマクラーレンメルセデス53+1 lap15
1413 パストール・マルドナドロータスルノー53+1 lap22
1519 フェリペ・マッサウィリアムズメルセデス53+1 lap6
1621 エステバン・グティエレスザウバーフェラーリ53+1 lap17
1717 ジュール・ビアンキマルシャフェラーリ53+1 lap19
1810 小林可夢偉ケータハムルノー53+1 lap18
194 マックス・チルトンマルシャフェラーリ52+2 laps21
209 マーカス・エリクソンケータハムルノー52+2 laps20
Ret8 ロマン・グロージャンロータスルノー28ギアボックス10
Ret99 エイドリアン・スーティルザウバーフェラーリ5エンジン14

[6]

ラップリーダー
  • ルイス・ハミルトン(1-54)

第4戦終了時点でのランキング

コンストラクターズ・チャンピオンシップ
順位コンストラクターポイント
1 メルセデス154
22 レッドブル-ルノー57
13 フォース・インディア-メルセデス54
14 フェラーリ52
25 マクラーレン-メルセデス43

  • :ドライバー、コンストラクター共にトップ5のみ表示。
  • [7]

脚注

前戦
2014年バーレーングランプリ
FIA F1世界選手権
2014年シーズン
次戦
2014年スペイングランプリ
前回開催
2013年中国グランプリ
中国グランプリ次回開催
2015年中国グランプリ