2009年のメジャーリーグベースボール
2009年のメジャーリーグベースボールでは、2009年のメジャーリーグベースボール(MLB)におけ動向をまとめる。
2008年のメジャーリーグベースボール - 2009年のメジャーリーグベースボール - 2010年のメジャーリーグベースボール
日本プロ野球(NPB)の動向については2009年の日本プロ野球、MLB、NPB以外の野球動向については2009年の野球参照
できごと
1月
- 6日
- ニューヨーク・ヤンキースからFAになっていたカール・パバーノがクリーブランド・インディアンスに移籍。
- 読売ジャイアンツからFAになっていた上原浩治がボルチモア・オリオールズと2年契約で合意。
- 7日
- ニューヨーク・ヤンキースからFAとなっていたジェイソン・ジオンビーがオークランド・アスレチックスと契約。
- 1月8日
- アトランタ・ブレーブスからFAになっていたジョン・スモルツがボストン・レッドソックスと1年契約で合意。
- サンディエゴ・パドレスからFAとなっていたトレバー・ホフマンがミルウォーキー・ブルワーズと契約合意。
- 9日
- ロサンゼルス・ドジャースからFAになっていたブラッド・ペニーがレッドソックスへ移籍。
- 10日
- 13日
- アトランタ・ブレーブスの川上憲伸が本拠地球場ターナー・フィールドで入団会見。
- アメリカ野球殿堂の投票でリッキー・ヘンダーソン、ジム・ライスの2名が選出。
- 14日
- ボストン・レッドソックスの斎藤隆がワールド・ベースボール・クラシック代表を辞退。
- ボルチモア・オリオールズの上原浩治が本拠地オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズで入団会見。
- 15日
- 前フィラデルフィア・フィリーズの田口壮がシカゴ・カブスとマイナー契約。
- ロサンゼルス・ドジャースからFAになっていたデレク・ロウがアトランタ・ブレーブスへ移籍。
- 19日
- 前巨人の門倉健がシカゴ・カブスとマイナー契約。
- 21日
- ロサンゼルス・ドジャースのジェフ・ケントが現役引退。
2月
- 2日
- 広島東洋カープからFAになっていた高橋建がトロントブルージェイズとマイナー契約。
- 10日
- 前ロサンゼルス・ドジャースのアンドリュー・ジョーンズがテキサス・レンジャーズとマイナー契約。
- 11日
- ニューヨーク・ヤンキースからFAになっていたボビー・アブレイユがロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムに移籍。
- 12日
- 前巨人の野口茂樹がトロント・ブルージェイズとマイナー契約。
- 18日
- 前シカゴ・ホワイトソックスのケン・グリフィー・ジュニアがシアトル・マリナーズと1年契約を結び、10年ぶりに同チームへ復帰。
- 26日
- ダグ・ミントケイビッチがロサンゼルス・ドジャースへ移籍。
3月
- 20日
- ニューヨーク・ヤンキースからFAになっていたイバン・ロドリゲスがヒューストン・アストロズと1年契約。
- 23日
- 前ボストン・レッドソックスのカート・シリングが現役引退を表明。
- 30日
- トロント・ブルージェイズから戦力外を受けた高橋建がニューヨーク・メッツとマイナー契約。
4月
- 3日
- 5日
- 開幕。
- 9日
- ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムのニック・エイデンハートが未明、交通事故で死去。エイデンハートは前夜の対オークランド・アスレチックス戦で先発、6回無失点に抑えたばかりだった。これを受け、9日夜の対アスレチックス戦は中止となった。
- 11日
- アトランタ・ブレーブスの川上憲伸が、ワシントン・ナショナルズ戦(ターナー・フィールド)に先発としてメジャー初登板。試合はブレーブスが5対3で勝利、川上は6回4安打3失点8奪三振で初登板初先発で勝利投手。
5月
- 2日
- ニューヨーク・メッツの高橋建が対フィラデルフィア・フィリーズ戦(シチズンズ・バンク・パーク)でメジャーリーグ初登板。40歳16日でのメジャーリーグ初登板は日本人最高齢、メジャーリーグでも戦後3番目の高齢記録。
6月
7月
- 14日
- 第80回オールスターがセントルイスのブッシュスタジアムで行われた。ア・リーグが4対3で勝利し、12連勝。
- ニューヨーク・メッツのペドロ・マルティネスがフィラデルフィア・フィリーズへ移籍。
- 18日
- クリーブランド・インディアンズの小林雅英が自由契約。
8月
- 7日
- オークランド・アスレチックスのジェイソン・ジオンビーが自由契約。
- 18日
- ヒューストン・アストロズのイバン・ロドリゲスが古巣のテキサス・レンジャーズに復帰。
- 19日
- ボストン・レッドソックスを自由契約になったジョン・スモルツがセントルイス・カージナルスと契約。
- 24日
- 前オークランド・アスレチックスのジェイソン・ジオンビーがコロラド・ロッキーズへ移籍。
- 25日
- ボストン・レッドソックスがニューヨーク・メッツのビリー・ワグナーを獲得。
- 31日
9月
- 23日
- アトランタ・ブレーブスは監督のボビー・コックスの1年契約と2010年限りで同チームの監督を勇退することを発表。
- 27日
- 第38回IBAFワールドカップの決勝戦はアメリカが10対5でキューバに勝利し、2年連続4度目の優勝達成。
- 28日
- ニューヨーク・ヤンキースが対ボストン・レッドソックス戦(ヤンキースタジアム)で4対2で勝利し、ア・リーグ東地区優勝達成。
10月
- 21日
- ナ・リーグ優勝決定シリーズの第5戦が行われ、フィラデルフィア・フィリーズがロサンゼルス・ドジャースに10対4で勝利し、4勝1敗で2年連続7度目のリーグ優勝達成で、ワールドシリーズ進出。
- 24日
- ア・リーグ優勝決定シリーズの第6戦がヤンキースタジアムで行われ、ニューヨーク・ヤンキースがロサンゼルス・エンゼルス・アナハイムに5対2で勝利し、4勝2敗で6年ぶりア・リーグ優勝達成で、ワールドシリーズ進出。
11月
12月
- 2日
- ボストン・レッドソックスのビリー・ワグナーがアトランタ・ブレーブスへ移籍。
- 4日
- ボストン・レッドソックスの斎藤隆がアトランタ・ブレーブスへ移籍。
- 14日
- ボストン・レッドソックスがロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムからFAとなっていたジョン・ラッキーの獲得を発表。
- 16日
- ニューヨーク・ヤンキースからFAになっていた、松井秀喜のロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムへの入団が正式に発表される。
- トロント・ブルージェイズのロイ・ハラデイがトレードでフィラデルフィア・フィリーズへ移籍。
- 23日
- 29日
- ボストン・レッドソックスからFAになっていたジェイソン・ベイがニューヨーク・メッツと契約。
主な打者の記録
- 5月3日
- タンパベイ・レイズのカール・クロフォードがボストン・レッドソックス戦で、近代野球では史上4人目となる1試合6盗塁を記録。
- 9月6日
- シアトル・マリナーズのイチローが対オークランド・アスレチックス戦でメジャーリーグ通算2000本安打。
- 9月14日
- シアトル・マリナーズのイチローが対テキサス・レンジャーズ戦で、メジャーリーグ史上初の9年連続シーズン200安打。
主な投手の記録
- 6月4日
- サンフランシスコ・ジャイアンツのランディ・ジョンソンがワシントン・ナショナルズ戦で史上24人目となる通算300勝を達成。
- 6月28日
- ニューヨーク・ヤンキースのマリアノ・リベラが対ニューヨーク・メッツ戦でメジャーリーグ通算500セーブ、史上2人目。
試合結果
レギュラーシーズン
アメリカンリーグ
| ナショナルリーグ
|
- ワイルドカードはボストン・レッドソックスとコロラド・ロッキーズが獲得
- アメリカンリーグ中地区はミネソタ・ツインズとデトロイト・タイガースが同率首位でワンゲーム・プレーオフによりミネソタ・ツインズが地区優勝。
オールスターゲーム
詳細は「2009年のMLBオールスターゲーム」を参照
- アメリカンリーグ 4 - 3 ナショナルリーグ
- MVP:カール・クロフォード
- ホームランダービーはプリンス・フィルダー(MIL)が優勝
ポストシーズン
ディビジョンシリーズ | リーグチャンピオンシップシリーズ | ワールドシリーズ | ||||||||
ニューヨーク・ヤンキース | 3 | |||||||||
ミネソタ・ツインズ | 0 | |||||||||
ニューヨーク・ヤンキース | 4 | |||||||||
アメリカンリーグ | ||||||||||
ロサンゼルス・エンゼルス | 2 | |||||||||
ロサンゼルス・エンゼルス | 3 | |||||||||
ボストン・レッドソックス | 0 | |||||||||
ニューヨーク・ヤンキース | 4 | |||||||||
フィラデルフィア・フィリーズ | 2 | |||||||||
ロサンゼルス・ドジャース | 3 | |||||||||
セントルイス・カージナルス | 0 | |||||||||
ロサンゼルス・ドジャース | 1 | |||||||||
ナショナルリーグ | ||||||||||
フィラデルフィア・フィリーズ | 4 | |||||||||
フィラデルフィア・フィリーズ | 3 | |||||||||
コロラド・ロッキーズ | 1 | |||||||||
ディビジョンシリーズ
- 右側がホームチーム
- レッドソックス 0 - 3 エンゼルス
10/ 8 – | エンゼルス | 5 | - | 0 | レッドソックス | |
10/ 9 – | エンゼルス | 4 | - | 1 | レッドソックス | |
10/11 – | エンゼルス | 7 | - | 6 | レッドソックス |
ナショナルリーグ
詳細は2009年のNLDS参照
- カージナルス 0 - 3 ドジャース
10/ 7 – | ドジャース | 5 | - | 3 | カージナルス | |
10/ 8 – | ドジャース | 3 | - | 2 | カージナルス | |
10/10 – | ドジャース | 5 | - | 1 | カージナルス |
- ロッキーズ 1 - 3 フィリーズ
10/ 7 – | フィリーズ | 5 | - | 1 | ロッキーズ | |
10/ 8 – | フィリーズ | 4 | - | 5 | ロッキーズ | |
10/10 – | フィリーズ | 6 | - | 5 | ロッキーズ | |
10/11 – | フィリーズ | 5 | - | 4 | ロッキーズ |
リーグチャンピオンシップシリーズ
ナショナルリーグ
詳細は2009年のNLCS参照
- ドジャース 1 - 4 フィリーズ
10/15 – | フィリーズ | 8 | - | 6 | ドジャース | |
10/16 – | フィリーズ | 1 | - | 2 | ドジャース | |
10/18 – | ドジャース | 0 | - | 11 | フィリーズ | |
10/19 – | ドジャース | 4 | - | 5 | フィリーズ | |
10/21 – | ドジャース | 4 | - | 10 | フィリーズ |
ワールドシリーズ
詳細は2009年のワールドシリーズ参照
- ヤンキース 4 - 2 フィリーズ
試合 | 日付 | ビジター球団(先攻) | スコア | ホーム球団(後攻) | 開催球場 |
---|---|---|---|---|---|
第1戦 | 10月28日 | フィラデルフィア・フィリーズ | 6-1 | ニューヨーク・ヤンキース | ヤンキー・スタジアム |
第2戦 | 10月29日 | フィラデルフィア・フィリーズ | 1-3 | ニューヨーク・ヤンキース | |
第3戦 | 10月31日 | ニューヨーク・ヤンキース | 8-5 | フィラデルフィア・フィリーズ | シチズンズ・バンク・パーク |
第4戦 | 11月1日 | ニューヨーク・ヤンキース | 7-4 | フィラデルフィア・フィリーズ | |
第5戦 | 11月2日 | ニューヨーク・ヤンキース | 6-8 | フィラデルフィア・フィリーズ | |
第6戦 | 11月4日 | フィラデルフィア・フィリーズ | 3-7 | ニューヨーク・ヤンキース | ヤンキー・スタジアム |
優勝:ニューヨーク・ヤンキース(27回目) MVP:松井秀喜 |
個人タイトル
アメリカンリーグ
打者成績
| 投手成績
|
ナショナルリーグ
打者成績
| 投手成績
|
表彰
全米野球記者協会(BBWAA)表彰
表彰 | アメリカンリーグ | ナショナルリーグ |
---|---|---|
MVP | ジョー・マウアー (MIN) | アルバート・プホルス (STL) |
サイヤング賞 | ザック・グレインキー (KC) | ティム・リンスカム (SF) |
最優秀新人賞 | アンドリュー・ベイリー (OAK) | クリス・コグラン (FLA) |
最優秀監督賞 | マイク・ソーシア (LAA) | ジム・トレーシー (COL) |
ゴールドグラブ賞
シルバースラッガー賞
その他表彰
表彰 | アメリカンリーグ | ナショナルリーグ |
---|---|---|
カムバック賞 | アーロン・ヒル (TOR) | クリス・カーペンター (STL) |
ハンク・アーロン賞 | デレク・ジーター (NYY) | アルバート・プホルス (STL) |
最優秀救援投手賞 | マリアノ・リベラ (NYY) | ライアン・フランクリン (STL) |
エドガー・マルティネス賞 | アダム・リンド (TOR) | - |
ロベルト・クレメンテ賞 | デレク・ジーター (NYY) | - |
ハッチ賞 | マーク・ティーエン (KC) | - |
アメリカ野球殿堂入り表彰者
BBWAA投票
- リッキー・ヘンダーソン(有資格初年度)
- ジム・ライス
ベテランズ委員会選出