2008年のメジャーリーグベースボール
以下は、メジャーリーグベースボール(MLB)における2008年のできごとを記す。2008年3月30日に開幕し、10月27日に全日程を終えた。ワールドシリーズはフィラデルフィア・フィリーズが制した。
日本プロ野球(NPB)の動向については2008年の日本プロ野球、MLB、NPB以外の野球動向については2008年の野球参照
2007年のメジャーリーグベースボール - 2008年のメジャーリーグベースボール - 2009年のメジャーリーグベースボール
できごと
- タンパベイ・デビルレイズがタンパベイ・レイズにチーム名を改称。
1月
- 3日
- シカゴ・ホワイトソックスがオークランド・アスレチックスのニック・スウィシャーを3対1のトレードで獲得したと発表[1]
- ニューヨーク・ヤンキースの球団役員のハンク・スタインブレナーが薬物疑惑があがっている、ロジャー・クレメンスと契約しない事をニューヨーク・デーリーニューズ紙で語った[2]
- 4日
- 野茂英雄がカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結んだ事を自らのホームページで明らかにした[3]。
- 8日
- 9日
- 前テキサス・レンジャースの大塚晶則が右ひじ手術[6]
- 10日
- メジャーリーグはカンザスシティ・ロイヤルズ傘下のマイナーリーグのジェイコブ・ロドリゲスを薬物規定違反で、今季開幕からの50試合の出場停止処分[7]。
- 11日
- ミルウォーキー・ブルワーズはサンディエゴ・パドレスからFAしていたマイク・キャメロンと1年契約、年俸700万ドルで基本合意したと公式ホームページで発表[8]。
- クリーブランド・インディアンスは本拠地球場の名称を「ジェイコブス・フィールド」から「プログレッシブ・フィールド」に変更する事を発表。自動車保険会社のプログレッシブが球場の16年間の命名権を約5800万ドルで買っている[9]。
- 14日
- セントルイス・カージナルスのスコット・ローレンと、トロント・ブルージェイズのトロイ・グラースの交換トレードが成立[10]。
- 15日
- メジャーリーグの薬物問題の公聴会が下院で開かれる。1月16日にはこれに関連して、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)の委員長のジョン・フェイが「メジャーリーグの薬物検査は欠陥だらけ」と批判、メジャーリーグ側も「WADAの指摘は不正確で的外れ」と反論[11]。
- メジャーリーグの年俸調停の申請が締め切られ、ニューヨーク・ヤンキースの王建民、コロラド・ロッキーズのマット・ホリデイ、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムのフランシスコ・ロドリゲスら110人が申請[12]。
- 16日
- シカゴ・カブスは前フィラデルフィア・フィリーズのジョン・リーバーの獲得を発表[13]。
- 17日
- 18日
- 前東京ヤクルトスワローズの高津臣吾がシカゴ・カブスとマイナー契約[15]。
- 22日
- ロサンゼルス・ドジャースの打撃コーチに、元日本ハムでドジャース傘下の3Aラスベガスの打撃コーチのマイク・イースラーが就任[16]。
- シカゴ・ホワイトソックスは前アトランタ・ブレーブスのオクタビオ・ドーテルと2年契約で合意[17]。
- 24日
2月
- 2日
- 5日
- ワシントン・ナショナルズは元オリックス・バファローズの前川勝彦とマイナー契約を結んだ事を発表[20]。
- 6日
- 8日
- 12日
- ミネソタ・ツインズは前アリゾナ・ダイヤモンドバックスのリバン・ヘルナンデスと1年契約を結んだ事を発表[23]。
- 13日
- アメリカ下院の政府改革委員会のメジャーリーグ薬物問題に関する公聴会が開かれ、ロジャー・クレメンスと、クレメンスの元トレーニングコーチのブライアン・マクナミーが証言。薬物使用をしたとするマクナミーにクレメンスが否定し真っ向から対立[24]。
- 19日
- アメリカ野球殿堂はシアトル・マリナーズの名物アナウンサーのデーブ・ニーハウスの殿堂入りを発表[25]。
- 21日
- 22日
- 23日
- カンザスシティ・ロイヤルズは、前北海道日本ハムファイターズのコーチの白井一幸の国際担当の顧問への就任を発表[29]。
- 24日
- ボストン・レッドソックスは監督のテリー・フランコナと2009年からの3年の契約延長で合意[30]。
- 27日
- セントルイス・カージナルスは飲酒運転や当て逃げなどで逮捕状が出ていた、スコット・スピージオの解雇を発表[31]
3月
- 11日
- シカゴ・カブスが高津臣吾に戦力外通告[32]。
- 14日
- メジャーリーグ公式ホームページはセントルイス・カージナルスの球団社長のマーク・ランピングが辞任する事を伝えた[33]。
- 15日
- 17日
- ロサンゼルス・ドジャースが1948年からキャンプ地としてきたベロビーチでのオープン戦最終戦を行った。
- 22日
- 24日
- 25日
- 30日
- ナショナルズ・パークにてワシントン・ナショナルズとアトランタ・ブレーブスがMLB公式戦初開催。試合は3対2でナショナルズが逆転勝利。
4月
- 17日
- この日のコロラド・ロッキーズ対サンディエゴ・パドレス戦は試合時間6時間16分、延長22回の長試合となった。試合は延長22回表にロッキーズが1点を勝ち越し、2-1で勝利。
- アトランタ・ブレーブスのチッパー・ジョーンズ、マーク・テシェイラ、ブライアン・マッキャンがフロリダ・マーリンズ戦の5回表に3者連続本塁打。試合は8-0でブレーブスが勝利。
- 20日
- カンザスシティ・ロイヤルズは野茂英雄に戦力外通告[40]。
- トロント・ブルージェイズはフランク・トーマスの解雇を発表[41]。
- 24日
- オークランド・アスレチックスは20日にトロント・ブルージェイズを解雇されたフランク・トーマスと今季終了までの契約をした[42]。
- 25日
- シアトル・マリナーズは城島健司と来季からの3年間の契約延長で合意[43]。
- 26日
- 29日
5月
- 7日
- シンシナティ・レッズがカブス戦で1試合7本塁打を放ち9-0で勝利。
- 9日
- デトロイト・タイガースのケニー・ロジャースがこの日のヤンキース戦で92回目の牽制で走者をアウトにし、マーク・ラングストンの記録した牽制刺MLB記録91回を更新。
- サンディエゴ・パドレスはジム・エドモンズを解雇[46]。
- 11日
- サンディエゴ・パドレスが日本プロ野球の巨人に在籍経験もある、ボストン・レッドソックスのブライアン・コーリーの獲得を発表[47]。
- 14日
- シカゴ・カブスは5月9日にサンディエゴ・パドレスを解雇されたジム・エドモンズの獲得を発表[48]。
6月
- 9日 - カンザスシティ・ロイヤルズの薮田安彦が対ニューヨーク・ヤンキース戦で同点で迎えた8回2死一、二塁の場面で登板し打者1人を抑え、チームがその後勝利したため、メジャーリーグ初勝利[49]。
- 16日
- 19日
- シアトル・マリナーズは監督のジョン・マクラーレンを解任。マリナーズのシーズン途中の監督解任は前年のハーグローブについで、2年連続[52]。
- 20日
- 6月23日 - シアトル・マリナーズのフェリックス・ヘルナンデスが対ニューヨーク・メッツ戦の2回にア・リーグの投手としては37年ぶりの満塁本塁打[54]。
- 25日
- ヒューストン・アストロズはショーン・チャコーンに無期限出場停止処分。メジャーリーグ公式HPでは球団批判が原因としている[55]。
- 26日
- ヒューストン・アストロズは前日に無期限出場停止処分としたショーン・チャコーンが同球団のGMのエド・ウェイドに対し暴行したとして、解雇、ウェイバー手続きをしたと発表[56]。
- 29日
- ロサンゼルス・ドジャースが対ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム戦で3四球1死球の無安打で1対0で、メジャーリーグ史上16年ぶり5度目の無安打勝利[57]。
7月
- 6日
- MLBオールスターゲームの出場選手が発表され、日本人選手ではシアトル・マリナーズのイチローが8年連続8度目、シカゴ・カブスの福留孝介がメジャーリーグ1年目で初出場で、ナ・リーグの日本人外野手の初出場[58]。
- 8日
- 10日
- 15日
- 18日
9月
- 1日
- メジャーリーグで88年ぶりに同日にサイクル安打を2人達成。詳細は主な野手の記録を参照。
- 2日
- サンディエゴ・パドレスは井口資仁に戦力外通告[64]。
- 3日
- ロジャー・クレメンスの長男で、ヒューストン・アストロズ傘下の1A所属のコビー・クレメンスがチームメイト2人とレストランで暴れたとして逮捕された[65]。
- タンパベイ・レイズ対ニューヨーク・ヤンキース戦で9回2死二塁でのアレックス・ロドリゲスの左翼ポール際での一度は本塁打とされた判定で、メジャーリーグ史上初のビデオ判定が適用されるが、判定は覆らず本塁打と確認された[66]。
- 5日
- フィラデルフィア・フィリーズは2日にサンディエゴ・パドレスから戦力外通告を受けた井口資仁の獲得を発表[67]。
- 8日
- ボストン・レッドソックスは対タンパベイ・レイズ戦で、メジャーリーグ新記録の456試合連続でホームゲームで満員とした[68]。
- 15日
- 20日
- 21日
- ヤンキー・スタジアムでの球場最後の試合となる、ニューヨーク・ヤンキース対ボルチモア・オリオールズが行われる[72]。
- 23日
- ボストン・レッドソックスが対クリーブランド・インディアンス戦に勝利し、プレーオフ進出決定[73]。
- 24日
- タンパベイ・レイズが対ボルチモア・オリオールズ戦ダブルヘッダーに連勝し、シーズン95勝。前年度両リーグ最低勝率球団が翌年95勝するのは、1991年のアトランタ・ブレーブスの94勝を抜くメジャーリーグ新記録[74]。
- 25日
- 26日
- ア・リーグ東地区は優勝へのマジックナンバーを1としていたタンパベイ・レイズは対デトロイト・タイガース戦に敗れたが、マジック対象のチームのボストン・レッドソックスが対ニューヨーク・ヤンキース戦に敗れたため、レイズが初めて地区優勝達成[77]。
- 27日
- フィラデルフィア・フィリーズが対ワシントン・ナショナルズ戦に勝利し、ナ・リーグ東地区2年連続優勝達成[78]。
- 28日
10月
- 1日
- メジャーリーグは今季レギュラーシーズンの観客動員が史上2位の7861万4660人となり、ナ・リーグの1試合平均は史上最多の3万4201人[81]。
- 4日
- ナ・リーグ地区シリーズはロサンゼルス・ドジャースがシカゴ・カブスに3対1で勝利、20年ぶりにリーグ優勝決定シリーズ進出。黒田博樹はメジャーリーグポストシーズンでの初先発で初勝利[82]。
- 5日
- ナ・リーグの地区シリーズはフィラデルフィア・フィリーズが6対2でミルウォーキー・ブルワーズに勝利し、3勝1敗で15年ぶりにリーグ優勝決定シリーズ進出[83]。
- 6日
- ア・リーグの地区シリーズはタンパベイ・レイズがシカゴ・ホワイトソックスに6対2で勝利し、3勝1敗で初のリーグ優勝決定シリーズ進出[84]。
- 6日
- ア・リーグ地区シリーズはボストン・レッドソックスがロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムに3対2でサヨナラ勝利し、3勝1敗で2年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出[85]。
- 15日
- ナ・リーグ優勝決定シリーズの第5戦が行われ、フィラデルフィア・フィリーズがロサンゼルス・ドジャースに5対1で勝利し、4勝1敗で15年ぶりのワールドシリーズ進出[86]。
- 19日
- ア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦はタンパベイ・レイズがボストン・レッドソックスに3対1で勝利し、4勝3敗で球団創設11年目での初優勝達成[87]。
11月
12月
- 5日
- 新日本石油ENEOSの田澤純一がボストン・レッドソックスと正式契約。
- 8日
- 9日
- ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムからFAとなっていた、フランシスコ・ロドリゲスがニューヨーク・メッツと3年契約で合意。
- 10日
- ミルウォーキー・ブルワーズからFAとなっていたCC・サバシアがニューヨーク・ヤンキースと7年契約で合意。
- 12日
- 13日
- シカゴ・カブスからFAとなっていたケリー・ウッドがクリーブランド・インディアンスと2年契約で合意。
- 24日
- エンゼルスからFAになっていたマーク・テシェイラがニューヨーク・ヤンキースに8年契約で移籍。
- 26日
- アリゾナ・ダイヤモンドバックスからFAになっていたランディ・ジョンソンがサンフランシスコ・ジャイアンツと1年契約で合意。
主な打者の記録
- 4月2日 - ボストン・レッドソックスのケビン・ユーキリスがスティーブ・ガービーの記録した内野手の連続無失策記録193試合を更新。
- 4月9日 - デトロイト・タイガースのイバン・ロドリゲスが通算2500安打、捕手としては史上初。
- 4月21日 - フィラデルフィア・フィリーズのチェイス・アトリーが球団タイ記録の5試合連続本塁打を放つ。
- 4月23日 - フィラデルフィア・フィリーズの田口壮が対コロラド・ロッキーズ戦で日米通算1500本安打を達成[88]。
- 4月26日 - ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムのブラディミール・ゲレーロが対デトロイト・タイガース戦で通算2000本安打[89]。
- 5月6日 - アストロズのランス・バークマンがナショナルズ戦で球団タイ記録の1試合5安打を記録。
- 5月7日 - ミネソタ・ツインズのカルロス・ゴメスが対シカゴ・ホワイトソックス戦でサイクル安打達成[90]。
- 5月12日 - インディアンスのアズドルバル・カブレラがブルージェイズ戦ダブルヘッダー第2試合で、MLB史上14人目となる無補殺三重殺を達成。
- 5月16日 - フィラデルフィア・フィリーズのジェイソン・ワースがトロント・ブルージェイズ戦で球団タイ記録の8打点。この日はグランドスラムを含む3本塁打を放つ。
- 5月18日 - シアトル・マリナーズのイチローが対サンディエゴ・パドレス戦で2盗塁でメジャーリーグ通算292盗塁として、それまでの球団記録の290盗塁を更新[91]。
- 5月19日 - シンシナティ・レッズのアダム・ダンが球団タイ記録の5試合連続本塁打。
- 5月27日 - ヒューストン・アストロズのハンター・ペンスがセントルイス・カージナルス戦で球団タイ記録の5安打を記録。
- 5月30日 - ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜が対ミネソタ・ツインズ戦で日米通算2000試合出場、日本人選手で史上2人目[92]。
- 5月31日 - ボストン・レッドソックスのマニー・ラミレスが対ボルチモア・オリオールズ戦で通算500本塁打、史上24人目[93]
- 6月5日 - アトランタ・ブレーブスのチッパー・ジョーンズが対フロリダ・マーリンズ戦の6回に、通算400本塁打、メジャーリーグ史上43人目、スイッチヒッターとしては同3人目[94]。
- 6月9日 - シンシナティ・レッズのケン・グリフィー・ジュニアが通算600本塁打、史上6人目[95]。
- 6月11日 - シアトル・マリナーズのイチローが対トロント・ブルージェイズ戦で2盗塁で通算300盗塁[96]。
- 6月13日 - シアトル・マリナーズのイチローが対ワシントン・ナショナルズ戦でNPB/MLB通算500盗塁[97]。
- 6月24日 - タンパベイ・レイズの岩村明憲が対フロリダ・マーリンズ戦で日米通算200本塁打[98]。
- 7月4日 - シンシナティ・レッズのケン・グリフィー・ジュニアが対ワシントン・ナショナルズ戦で通算5000塁打[99]。
- 7月4日 - セントルイス・カージナルスのアルバート・プホルスが対シカゴ・カブス戦で通算300本塁打、28歳170日での達成はメジャーリーグ史上5番目の若さ[100]。
- 7月29日 - シアトル・マリナーズのイチローが対テキサス・レンジャーズ戦で日米通算3000本安打を達成[101]。
- 9月1日 - アリゾナ・ダイヤモンドバックスのスティーブン・ドルーが対セントルイス・カージナルス戦でサイクル安打。
- 9月1日 - シアトル・マリナーズのエイドリアン・ベルトレが対テキサス・レンジャース戦でサイクル安打[102]。
- 9月4日 - ニューヨーク・ヤンキースのアレックス・ロドリゲスが対タンパベイ・レイズ戦で、33歳2カ月でのメジャーリーグ史上最年少記録の通算550本塁打[103]。
- 9月14日 - ニューヨーク・ヤンキースのアレックス・ロドリゲスが対タンパベイ・レイズ戦で100得点と100打点。100打点は11年連続、100得点はメジャーリーグタイ記録の13年連続。またデレク・ジーターがヤンキースタジアムタイ記録の1269安打と、マリアノ・リベラがメジャーリーグ史上2位の478セーブ。試合は8対4でヤンキースが勝利[104]。
- 9月17日 - シアトル・マリナーズのイチローが対カンザスシティ・ロイヤルズ戦で3安打で、メジャーリーグタイ記録の8年連続シーズン通算200本安打。107年ぶりにメジャーリーグ記録に並ぶ[105]。
- 9月27日 - シアトル・マリナーズのイチローが対オークランド・アスレチックス戦で8年連続シーズン100得点[106]。
主な投手の記録
- 4月22日 - アトランタ・ブレーブスのジョン・スモルツが対ワシントン・ナショナルズ戦で通算3000奪三振、史上16人目[107]。
- 5月10日 - サンディエゴ・パドレスのグレッグ・マダックスが対コロラド・ロッキーズ戦で通算350勝、メジャーリーグ史上5人目。[108]。
- 5月10日 - ミルウォーキー・ブルワーズのベン・シーツが通算1081奪三振、球団記録更新。
- 5月16日 - ヒューストン・アストロズのショーン・チャコーンが開幕9試合連続勝敗無しのMLB記録。
- 5月17日 - ボストン・レッドソックスの松坂大輔が対ミルウォーキー・ブルワーズ戦で勝利して、メジャーリーグの日本人選手新記録の開幕から7連勝[109]。
- 5月19日 - ボストン・レッドソックスのジョン・レスターがカンザスシティ・ロイヤルズ戦でノーヒットノーラン。
- 7月27日 - オークランド・アスレチックスのブラッド・ジーグラーが初登板からの無失点記録を21イニングとし、新人記録を101年ぶりに更新[110]。
- 9月5日 - クリーブランド・インディアンスの小林雅英が対カンザスシティ・ロイヤルズ戦でNPB/MLB通算500試合登板(日本プロ野球445、メジャーリーグ55)[111]。
- 9月13日 - ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムのフランシスコ・ロドリゲスが対シアトル・マリナーズ戦でMLB新記録のシーズン58セーブ[112]。
- 9月14日 - シカゴ・カブスのカルロス・ザンブラーノが対ヒューストン・アストロズ戦でノーヒットノーラン達成。球団では36年ぶり[113]。
- 9月28日 - ニューヨーク・ヤンキースのマイク・ムッシーナが対ボストン・レッドソックス戦でメジャーリーグ史上最年長のシーズン20勝[114]。
その他の記録
- 4月11日 - フロリダ・マーリンズがこの日のアストロズ戦で球団新記録の1試合6本塁打を記録。
- 4月24日 - シカゴ・カブスが対コロラド・ロッキーズ戦で勝利し、メジャーリーグ史上2球団目の通算10000勝[115]。
- 6月8日 - サンディエゴ・パドレスは対ニューヨーク・メッツ戦で、6回に1イニング3死球で1900年以降ではメジャーリーグタイ記録。試合はパドレスが4戦連続の2対1で勝利、メジャーリーグ史上初[116]。
試合結果
レギュラーシーズン
アメリカンリーグ
| ナショナルリーグ
|
- ワイルドカードはボストン・レッドソックスとミルウォーキー・ブルワーズが獲得
- アメリカンリーグ中地区はシカゴ・ホワイトソックスとミネソタ・ツインズが同率首位でワンゲーム・プレーオフによりホワイトソックスが地区優勝。
オールスターゲーム
詳細は「2008年のMLBオールスターゲーム」を参照
- アメリカンリーグ 4 - 3 ナショナルリーグ
- MVP:J・D・ドリュー
- ホームランダービーはジャスティン・モルノー(MIN)が優勝
ポストシーズン
ディビジョンシリーズ
- 右側がホームチーム
- レイズ 3 - 1 ホワイトソックス
10/ 2 – | ホワイトソックス | 4 | - | 6 | レイズ | |
10/ 3 – | ホワイトソックス | 2 | - | 6 | レイズ | |
10/ 5 – | レイズ | 3 | - | 5 | ホワイトソックス | |
10/ 6 – | レイズ | 6 | - | 2 | ホワイトソックス |
ナショナルリーグ
詳細は2008年のNLDS参照
- カブス 0 - 3 ドジャース
10/ 1 – | ドジャース | 7 | - | 2 | カブス | |
10/ 2 – | ドジャース | 10 | - | 3 | カブス | |
10/ 4 – | カブス | 1 | - | 3 | ドジャース |
- フィリーズ 3 - 1 ブルワーズ
10/ 1 – | ブルワーズ | 1 | - | 3 | フィリーズ | |
10/ 2 – | ブルワーズ | 2 | - | 5 | フィリーズ | |
10/ 4 – | フィリーズ | 1 | - | 4 | ブルワーズ | |
10/ 5 – | フィリーズ | 6 | - | 2 | ブルワーズ |
リーグチャンピオンシップシリーズ
ナショナルリーグ
詳細は2008年のNLCS参照
- フィリーズ 4 - 1 ドジャース
10/ 9 – | ドジャース | 2 | - | 3 | フィリーズ | |
10/10 – | ドジャース | 5 | - | 8 | フィリーズ | |
10/11 – | フィリーズ | 2 | - | 7 | ドジャース | |
10/13 – | フィリーズ | 7 | - | 5 | ドジャース | |
10/14 – | フィリーズ | 5 | - | 1 | ドジャース |
ワールドシリーズ
詳細は「2008年のワールドシリーズ」を参照
- レイズ 1 - 4 フィリーズ
10/22 | – | フィリーズ | 3 | - | 2 | レイズ | ||
10/23 | – | フィリーズ | 2 | - | 4 | レイズ | ||
10/25 | – | レイズ | 4 | - | 5 | フィリーズ | ||
10/26 | – | レイズ | 2 | - | 10 | フィリーズ | ||
10/27,29 | – | レイズ | 3 | - | 4 | フィリーズ | (6回雨天中断) |
- MVP:コール・ハメルズ (PHI)
個人タイトル
アメリカンリーグ
打者成績
| 投手成績
|
ナショナルリーグ
打者成績
| 投手成績
|
表彰
全米野球記者協会(BBWAA)表彰
表彰 | アメリカンリーグ | ナショナルリーグ |
---|---|---|
MVP | ダスティン・ペドロイア (BOS) | アルバート・プホルス (STL) |
サイヤング賞 | クリフ・リー (CLE) | ティム・リンスカム (SF) |
最優秀新人賞 | エバン・ロンゴリア (TB) | ジオバニー・ソト (CHC) |
最優秀監督賞 | ジョー・マドン (TB) | ルー・ピネラ (CHC) |
ゴールドグラブ賞
シルバースラッガー賞
その他表彰
表彰 | アメリカンリーグ | ナショナルリーグ |
---|---|---|
カムバック賞 | クリフ・リー (CLE) | ブラッド・リッジ (PHI) |
ハンク・アーロン賞 | ケビン・ユーキリス (BOS) | アラミス・ラミレス (CHC) |
最優秀救援投手賞 | フランシスコ・ロドリゲス (LAA) | ブラッド・リッジ (PHI) |
エドガー・マルティネス賞 | オーブリー・ハフ (BAL) | - |
ロベルト・クレメンテ賞 | - | アルバート・プホルス (STL) |
ハッチ賞 | ジョン・レスター (BOS) | - |
アメリカ野球殿堂入り表彰者
BBWAA投票
ベテランズ委員会選出
- バーニー・ドレイファス (発展貢献者)
- ボウイ・キューン (発展貢献者)
- ウォルター・オマリー (発展貢献者)
- ビリー・サウスワース (監督)
- ディック・ウィリアムズ (監督)