2007年ブラジルグランプリ

2007年ブラジルグランプリは、2007年F1世界選手権第17戦として、2007年10月21日サンパウロ・インテルラゴスで開催された。正式名称はFORMULA1 Grande Prêmio do Brasil 2007

ブラジルの旗 2007年ブラジルグランプリ
レース詳細
日程2007年シーズン第17戦
決勝開催日10月21日
開催地インテルラゴス・サーキット
ブラジル サンパウロ市
コース長4.309 km
レース距離71周(305.909 km)
決勝日天候晴(ドライ)
ポールポジション
ドライバー
タイム1'11.931
ファステストラップ
ドライバーフィンランドの旗 キミ・ライコネン
タイム1'12.445(Lap 66)
決勝順位
優勝
  • フィンランドの旗 キミ・ライコネン
    1:28'15.270
2位
3位

予選

展開

結果

順位NoドライバーチームマシンQ1Q2Q3
15 フェリペ・マッサフェラーリF20071'12.3031'12.3741'11.931
22 ルイス・ハミルトンマクラーレンMP4-221'13.0331'12.2961'12.082
36 キミ・ライコネンフェラーリF20071'13.0161'12.1611'12.322
41 フェルナンド・アロンソマクラーレンMP4-221'12.8951'12.6371'12.356
515 マーク・ウェバーレッドブルRB31'13.0811'12.6831'12.928
69 ニック・ハイドフェルドBMWザウバーF1.071'13.4721'12.8881'13.081
710 ロバート・クビサBMWザウバーF1.1981'13.0851'12.6411'13.129
812 ヤルノ・トゥルーリトヨタTF1071'13.4701'12.8321'13.195
914 デビッド・クルサードレッドブルRB31'13.2641'12.8461'13.272
1016 ニコ・ロズベルグウィリアムズFW291'13.7071'12.7521'13.477
118 ルーベンス・バリチェロホンダRA1071'13.6611'12.932
123 ジャンカルロ・フィジケラルノーR271'13.4821'12.968
1319 セバスチャン・ベッテルトロ・ロッソSTR21'13.8531'13.058
1418 ヴィタントニオ・リウッツィトロ・ロッソSTR21'13.6071'13.251
1511 ラルフ・シューマッハトヨタTF1071'13.7671'13.315
167 ジェンソン・バトンホンダRA1071'14.0541'13.469
174 ヘイキ・コバライネンルノーR271'14.078
1822 佐藤琢磨スーパーアグリSA071'14.098
1917 中嶋一貴ウィリアムズFW291'14.417
2023 アンソニー・デビッドソンスーパーアグリSA071'14.596
2120 エイドリアン・スーティルスパイカーF8-VII1'15.217
2221 山本左近スパイカーF8-VII1'15.487
  • コンディション:晴れ/ドライ,気温32℃・路面温度60℃


決勝

展開

予選はマッサがポールポジションを獲得した。スタートも首位をキープ。一方でハミルトンはストレートの後のコーナーでミスを犯してしまい順位を下げた。その後は順位を少し取り戻しつつあったものの、7周目にギアボックス・トラブルと思われる事態に遭遇。最後尾近くまでポジションを落とした。マッサはその後も首位を守り続けたが、2回目のピットインでライコネンがマッサを逆転し首位に立った。フェラーリはその後も危なげない走りで1-2フィニッシュを決めた。ライコネンはシーズン最多勝の6勝目、110ポイントを獲得。タイトルを争っていたアロンソは3位に終わり109ポイント、ハミルトンは序盤のトラブルが響き7位に終わり、こちらも109ポイントに終わった。

その結果、前戦中国GPでランキング3位にいたライコネンがフェラーリ移籍初年、F1デビューから7年目で初のドライバーズチャンピオンを獲得した。コンストラクターズチャンピオンシップは、マクラーレンのスパイ事件によりすでにフェラーリのものになっていたが、今回のレースで18ポイントを獲得し204ポイントを獲得した。マクラーレンはスパイ事件がなくても203ポイントでフェラーリに及ばなかった(ただしハンガリーGPでのポイントはく奪がなければ218ポイントであった)。

レースはスタートからアクシデントがあり、リウッツィやコバライネンは緊急のピットインを強いられた。2周目にもフィジケラと山本の事故がおこり両者リタイヤとなった。フィジケラはチーム残留が果たせず2008年はフォースインディアに移籍、山本のF1復帰は2010年まで待たれる。コバライネンはアクシデントでリタイヤし、全戦完走はならなかった。

中嶋にとってはデビューレースであった。最初のピットインでピットクルーをはねる事故をおこしたが大事には至らず10位でフィニッシュした。ラルフ・シューマッハは結果的にこれがF1最終戦となった。F1での「シューマッハ」の復活は2010年、兄ミハエルのメルセデスでのF1復帰まで待たれる。またアロンソもマクラーレン・メルセデスで走るのはこれが最後になった。

なおレース終了後、ウィリアムズとBMWザウバーのマシンに燃料規定違反が発覚。その後不問になったがマクラーレンが抗議。結局棄却されたものの、ライコネンのチャンピオン確定は11月までお預けになった。

結果

順位Noドライバーチーム周回タイム/リタイヤグリッドポイント
16 キミ・ライコネンフェラーリ711:28'15.270310
25 フェリペ・マッサフェラーリ71+1.49318
31 フェルナンド・アロンソマクラーレン71+57.01946
416 ニコ・ロズベルグウィリアムズ71+1'02.848105
510 ロバート・クビサBMWザウバー71+1'10.95774
69 ニック・ハイドフェルドBMWザウバー71+1'11.31763
72 ルイス・ハミルトンマクラーレン70+1 Lap22
812 ヤルノ・トゥルーリトヨタ70+1 Lap81
914 デビッド・クルサードレッドブル70+1 Lap9
1017 中嶋一貴ウィリアムズ70+1 Lap19
1111 ラルフ・シューマッハトヨタ70+1 Laps16
1222 佐藤琢磨スーパーアグリ69+2 Laps18
1318 ヴィタントニオ・リウッツィトロ・ロッソ69+2 Laps14
1423 アンソニー・デビッドソンスーパーアグリ68+3 Laps20
DNF20 エイドリアン・スーティルスパイカー43ブレーキ22
DNF8 ルーベンス・バリチェロホンダ40エンジン11
DNF4 ヘイキ・コバライネンルノー35アクシデント17
DNF19 セバスチャン・ベッテルトロ・ロッソ34油圧系13
DNF7 ジェンソン・バトンホンダ20エンジン16
DNF15 マーク・ウェバーレッドブル14トランスミッション5
DNF21 山本左近スパイカー2アクシデント21
DNF3 ジャンカルロ・フィジケラルノー2アクシデント12

ファステストラップ:キミ・ライコネン 1'12.445(Lap 66)(平均車速214.126km/h)

  • コンディション:晴/ドライ,気温36℃・路面温度63℃
  • タイムの単位は、「時間:分'秒.000」
  • 差の単位は「分'秒.000」
  • Car No.20はピットレーンスタートを選択
  • 情報は公式サイト・Yahoo!によるもの。

関連項目

前戦
2007年中国グランプリ
FIA F1世界選手権
2007年シーズン
前回開催
2006年ブラジルグランプリ
ブラジルグランプリ次回開催
2008年ブラジルグランプリ