2007年ノルディックスキー世界選手権札幌大会

2007年ノルディックスキー世界選手権札幌大会は、2007年平成19年)2月22日から3月4日までの11日間、札幌市で開催されたノルディックスキーの世界選手権。札幌での開催は17大会ぶり2回目。冬季オリンピックとの併催を除くと、アジアでは初めての大会となった。クロスカントリースキースキージャンプノルディック複合の3競技18種目が行われた。広報大使を原田雅彦がつとめた。

史上初、屋内でのクロスカントリー競技開催で注目されている大会でもあった。なお、一部報道で「野球場で初のスキー大会」などの表記が見られるが、1938年1939年後楽園球場阪神甲子園球場に特設ジャンプ台を設置してスキージャンプ大会が開かれたことがあり(全日本選抜スキー・ジャンプ大会)、後楽園球場では1950年にも開催されている。

ハイライト

  • 最も活躍した選手の一人がビルピ・クイトゥネンフィンランド)である。女子クロスカントリースキーで3つの金メダル(チームスプリント、30km、4x5kmリレー)と1つの銅メダル(個人スプリント)を獲得した。
  • 20歳のアストリド・ヤコブセン(ノルウェー)は女子クロスカントリースキーで3つのメダルを獲得。個人スプリントで金メダル。チームスプリントと4x5kmリレーで銅メダル。
  • ラーシュ・ベルゲル(ノルウェー)は同一年にバイアスロン世界選手権ノルディックスキー世界選手権の両方でメダルを獲得した史上最初の選手となった。クロスカントリースキーでは15kmと4x10kmリレーで金メダルを獲得、バイアスロン(イタリア、ラーセン・アントホルツ)では4x7.5kmリレーで銀メダルを獲得した。
  • 札幌ドームにて屋内でのスキー競技が実施された。クロスカントリースキーのスプリント種目とノルディック複合スプリント種目の後半距離である。
  • ロニー・アッカーマンドイツ)はノルディック複合個人で史上初の3連覇を達成した。
  • ハンヌ・マンニネンピルヨ・マンニネン(現姓:ムラネン)(フィンランド)の兄妹は共に金メダルを獲得、史上初の兄妹アベック優勝を記録した。兄ハンヌはノルディック複合個人スプリントと団体の2冠、妹ピルヨはクロスカントリースキー女子リレーで優勝した。
  • レアニード・カルネイエンカはベラルーシに世界選手権で初のメダルをもたらした。クロスカントリースキー男子15kmで銀メダルを獲得した。
  • ペトラ・マジッチスロベニア)は世界選手権で自身初のメダルを獲得すると共に、スロベニアの女子選手、またスロベニアのクロスカントリースキーにおいて初めてのメダルをもたらした。
  • シモン・アマンスイス)はスキージャンプ個人で2つのメダルを獲得(ラージヒル金、ノーマルヒル銀)、また団体戦では最長不倒を記録した。
  • アダム・マリシュポーランド)はスキージャンプ個人ノーマルヒルで世界選手権通算4つ目の金メダルを獲得、最近4大会中3大会で金メダルを獲得している。
  • 観客動員は当初予測の半分以下、およそ9万人に留まった。これは前回大会(ドイツ・オーベルストドルフ)の3分の1であり、事前の告知がほとんどなかったことによる影響と、競技ファン以外の大会への関心の低さが露呈する結果となった。また、大倉山ジャンプ競技場宮の森ジャンプ競技場とも改修などで観客収容数が大幅に減ったことも影響した。

会場

競技日程

  • クロスカントリースキー
    • 2月22日16:30~17:30 女子・男子スプリント(クラシカル走法)予選 - 札幌ドーム
    • 2月22日19:30~21:00 女子・男子スプリント(クラシカル走法)決勝 - 札幌ドーム
    • 2月23日16:00~18:00 女子・男子チームスプリント(フリー走法)準決勝・決勝 - 札幌ドーム
    • 2月24日14:00~15:30 男子パシュート(15kmクラシカル+15kmフリー) - 白旗山競技場
    • 2月25日14:00~15:00 女子パシュート(7.5kmクラシカル+7.5kmフリー) - 白旗山競技場
    • 2月27日15:00~16:00 女子10km(フリー走法) - 白旗山競技場
    • 2月28日14:30~16:00 男子15km(フリー走法) - 白旗山競技場
    • 3月1日15:00~16:00 女子リレー 4×5km(10kmクラシカル→10kmフリー) - 白旗山競技場
    • 3月2日14:30~16:00 男子リレー 4×10km(20kmクラシカル→20kmフリー) - 白旗山競技場
    • 3月3日13:30~15:00 女子30km(クラシカル走法)マススタート - 白旗山競技場
    • 3月4日13:30~16:00 男子50km(クラシカル走法)マススタート - 白旗山競技場
  • スキージャンプ
    • 2月23日18:00~19:00 予選 ヒルサイズ134 - 大倉山ジャンプ競技場
    • 2月24日18:00~20:00 個人戦 ヒルサイズ134 - 大倉山ジャンプ競技場
    • 2月25日18:00~20:00 団体戦 ヒルサイズ134 - 大倉山ジャンプ競技場
    • 3月2日19:30~20:30 予選 ヒルサイズ100 - 宮の森ジャンプ競技場
    • 3月3日18:00~20:00 個人戦 ヒルサイズ100 - 宮の森ジャンプ競技場
  • ノルディック複合
    • 2月23日15:00~16:00 スプリント ヒルサイズ134 - 大倉山ジャンプ競技場
    • 2月23日19:00~20:00 スプリント 7.5km(フリー走法) - 札幌ドーム
    • 2月25日10:30~12:30 団体戦 ヒルサイズ134 - 大倉山ジャンプ競技場
    • 2月25日15:30~16:30 団体戦 4×5km(フリー走法) - 白旗山競技場
    • 3月3日9:30~12:30 個人グンダーセン ヒルサイズ100 - 宮の森ジャンプ競技場
    • 3月3日15:30~16:30 個人グンダーセン 15km(フリー走法) - 白旗山競技場
  • セレモニー
    • 2月22日18:00~19:00 開会式 - 札幌ドーム
    • 2月22日21:15~ 表彰式 クロスカントリー女子・男子スプリント(クラシカル走法) - 札幌ドーム
    • 2月23日18:30~ 表彰式 クロスカントリー女子・男子チームスプリント(フリー走法) - 札幌ドーム
    • 2月23日20:00~ 表彰式 ノルディックコンバインド スプリント - 札幌ドーム
    • 2月24日15:45~ 表彰式 クロスカントリー男子パシュート(15kmクラシカル+15kmフリー) - 白旗山競技場
    • 2月24日20:30~ 表彰式 スキージャンプ個人戦 ヒルサイズ134 - 大倉山ジャンプ競技場
    • 2月26日17:00~ 表彰式 クロスカントリー女子パシュート(7.5kmクラシカル+7.5kmフリー)、ノルディックコンバインド団体戦、スキージャンプ団体戦 ヒルサイズ134 - JR札幌駅南口広場
    • 2月28日19:00~ 表彰式 クロスカントリー女子10km、男子15km(フリー走法) - JR札幌駅南口広場
    • 3月2日19:00~ 表彰式 クロスカントリー女子リレー4×5km、男子リレー4×10km - JR札幌駅南口広場
    • 3月3日16:30~ 表彰式 クロスカントリー女子30km(クラシカル走法)マススタート、ノルディックコンバインド個人グンダーセン - 白旗山競技場
    • 3月3日20:00~ 表彰式 スキージャンプ個人戦 ヒルサイズ100 - 宮の森ジャンプ競技場
    • 3月4日16:00~ 表彰式 クロスカントリー男子50km(クラシカル走法)マススタート - 白旗山競技場
    • 3月4日16:30~17:15 閉会式 - 白旗山競技場

北欧の放送時間との調整により、競技時間が夕刻のものが多い。

参加国

49ヶ国、3レターコードアルファベット順。()内は選手数

競技結果

日本代表選手の記録は全日本スキー連盟による[1]

クロスカントリースキー

男子個人スプリント(1.4kmクラシカル走法)

2007年2月22日 札幌ドーム

順位国・地域氏名記録
 ノルウェーイエンス・アルネ・スバルテダル
 スウェーデンマッツ・ラーション
 ノルウェーエルダー・ルンニン
4  スウェーデンビョルン・リンド
5 アメリカ合衆国アンドリュー・ネウェル
6  スウェーデンエミル・ヤンソン
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26 日本恩田祐一
33 日本山岸修

男子チームスプリント(1.4kmx6フリー走法)

2007年2月23日 札幌ドーム

順位国・地域氏名記録
イタリアレナト・パジーニ
クリスチャン・ゾルジ
17分50秒6
ロシアニコライ・モリロフ
ヴァシーリー・ロチェフ
17分50秒6
 チェコミラン・スペル
ドゥシャン・コジシェク
17分51秒3
4 ドイツトビアス・アンゲラー
アクセル・タイヒマン
17分51秒4
5 ポーランドMaciej Kreczmer
Janusz Krężelok
17分51秒5
6 カナダデボン・ケーショー
ドリュー・ゴールドサック
17分54秒9
7  ノルウェートール=アルネ・ヘトラン
ペッテル・ノールトゥグ
17分54秒9
8  エストニアピーター・クッメル
プリット・ナルスク
18分45秒7
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10 日本恩田祐一
山岸修
18分37秒5(準決勝敗退)

男子30kmパシュート(15kmクラシカル+15kmフリー)

2007年2月24日 白旗山競技場

順位国・地域氏名記録
ドイツアクセル・タイヒマン1時間11分35秒8
ドイツトビアス・アンゲラー1時間11分36秒3
イタリアピエトロ・ピレル・コットレル1時間11分36秒7
4 ドイツイェンス・フィルブリッヒ1時間11分39秒0
5  ノルウェーペッテル・ノールトゥグ1時間11分44秒0
6 ロシアアレグザンダー・レグコウ1時間11分45秒3
7  チェコルカシュ・バウアー1時間11分51秒3
8  スウェーデンアンデシュ・セデルグレン1時間11分51秒6
9 スイストニ・リバース1時間11分51秒7
10 フランスヴァンサン・ヴィトズ1時間11分52秒4
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36 日本山岸修1時間15分18秒7
41 日本駒村俊介1時間16分29秒6
43 日本神津正昭1時間16分38秒3
46 日本蛯沢克仁1時間17分06秒1

男子15km(フリー走法)

2007年2月28日 白旗山競技場

順位国・地域氏名記録
 ノルウェーラーシュ・ベルゲル35分50秒0
 ベラルーシレアニード・カルネイエンカ36分25秒8
ドイツトビアス・アンゲラー36分42秒4
4 ドイツアクセル・タイヒマン37分04秒6
5 ロシアアレグザンダー・レグコウ37分06秒4
6 ドイツフランツ・ゴーリン37分07秒9
7  ノルウェーヨハン・オルソン37分09秒3
8  スウェーデンマルクス・ヘルナー37分13秒0
9 イタリアピエトロ・ピレル・コットレル37分14秒3
10  スウェーデンアンデシュ・セデルグレン37分19秒0
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39 日本神津正昭38分42秒9
40 日本大山勝広38分43秒5
52 日本成瀬野生39分11秒6

※4番目にゴールしたヨハネス・エダー(  オーストリア)はドーピング違反で記録抹消

男子4x10kmリレー

2007年3月2日 白旗山競技場

順位国・地域氏名記録
 ノルウェーエルダー・ルンニン
オッド=ビョルン・イエルメセト
ラーシュ・ベルゲル
ペッテル・ノールトゥグ
1時間30分49秒2
ロシアニコライ・パンクラトフ
ヴァシーリー・ロチェフ
アレクサンドル・レグコフ
エフゲニー・デメンティエフ
1時間30分52秒4
 スウェーデンマルティン・ラーション
マティアス・フレドリクソン
マルクス・ヘルナー
アンデシュ・セデルグレン
1時間30分52秒7
4 ドイツイェンス・フィルブリッヒ
フランツ・ゲーリング
トビアス・アンゲラー
アクセル・タイヒマン
1時間31分39秒7
5 フランスヤン=マリック・ジェラール
ヴァンサン・ヴィトズ
Emmanuel Jonnier
Alexandre Rousselet
1時間32分15秒0
6  フィンランドビレ・ノウシアイネン
サミ・ヤウホヤルビ
ユハ・ラルッカ
テーム・カッティラオスキ
1時間32分55秒5
7 カザフスタンアンドレイ・ゴロフコ
アレクセイ・ポルタラニン
マキシム・オドノフォセフ
ニコライ・チェボトコ
1時間32分56秒4
8  チェコマルチン・コウカル
ルカシュ・バウアー
イリ・マゲル
ミラン・スペル
1時間32分56秒8
9 イタリアローランド・クラーラ
ジョルジョ・ディ・チェンタ
ピエトロ・ピレル・コットレル
クリスチャン・ゾルジ
1時間34分09秒3
10 スイスレト・バーゲルマイスター
トニ・リバース
カルディン・ペール
ゴイン=アンドレア・ブンディ
1時間34分09秒6
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14 日本蛯沢克仁
駒村俊介
山岸修
神津正昭
1時間36分39秒6

男子50km(クラシカル走法)

2007年3月4日 白旗山競技場

順位国・地域氏名記録
 ノルウェーオッド=ビョルン・イエルメセト2時間20分12秒6
 ノルウェーフローデ・エスティル2時間20分13秒0
ドイツイェンス・フィルブリッヒ2時間20分17秒1
4 ドイツトビアス・アンゲラー2時間20分23秒1
5  チェコルカシュ・バウアー2時間20分25秒7
6 スロバキアマルチン・バイチァック2時間20分53秒6
7 フランスヤン=マリック・ジェラール2時間21分36秒6
8  エストニアヤーク・マエ2時間21分46秒2
9 ロシアニコライ・パンクラトフ2時間21分50秒6
10  フィンランドビレ・ノウシアイネン2時間22分27秒5
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20 日本駒村俊介2時間25分47秒5
24 日本蛯沢克仁2時間26分50秒0
43 日本神津正昭2時間37分36秒4

女子個人スプリント(1.2kmクラシカル走法)

2007年2月22日 札幌ドーム

順位国・地域氏名記録
 ノルウェーアストリド・ヤコブセン
スロベニアペトラ・マジッチ
 フィンランドビルピ・クイトゥネン
4  スウェーデンアンナ・ダールベリ
5 日本夏見円
6  スウェーデンリナ・アンデション
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20 日本福田修子

女子チームスプリント(1.4kmx6フリー走法)

2007年2月23日 札幌ドーム

順位国・地域氏名記録
 フィンランドリータ=リーサ・ロポネン
ビルピ・クイトゥネン
16分20秒9
ドイツエヴィ・ザッヘンバッハー=シュテーレ
クラウディア・ニスタット
16分21秒6
 ノルウェーアストリド・ヤコブセン
マリット・ビョルゲン
16分24秒0
4  スウェーデンブリッタ・ノルグレン
リナ・アンデション
16分40秒5
5 カザフスタンオグザナ・ヤツカヤ
エレーナ・コロミナ
16分42秒8
6  ベラルーシビクトリア・ロパティナ
オルガ・ワシリヨノク
16分44秒0
7 スロバキアアレーナ・プロチャザコワ
カタリナ・ガラヨワ
16分45秒5
8 イタリアサビーナ・バルブーザ
アリアンナ・フォリス
16分53秒6
9 スロベニアベスナ・ファブヤン
ペトラ・マジッチ
17分24秒5
10 中国MAN Dandan
YUXIA Hou
17分28秒1
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13 日本福田修子
夏見円
17分38秒7(準決勝敗退)

女子15kmパシュート(7.5kmクラシカル+7.5kmフリー)

2007年2月25日 白旗山競技場

順位国・地域氏名記録
ロシアオルガ・ザビアロワ41分27秒5
 チェコカテジナ・ノイマノワ41分28秒0
 ノルウェークリスティン・ストルメル・スタイラ41分29秒6
4 ドイツエヴィ・ザッヘンバッハー=シュテーレ41分32秒1
5  フィンランドリータ=リーサ・ロポネン41分51秒5
6  フィンランドアイノ=カイサ・サーリネン41分52秒4
7  スウェーデンハロッテ・カッラ41分52秒6
8 イタリアマリアンナ・ロンガ41分53秒2
9 ポーランドユスチナ・コヴァルチック41分59秒5
10  エストニアクリスチナ・シュミグン42分07秒0
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23 日本横山寿美子43分26秒2
26 日本石田正子43分32秒9
38 日本曾根田千鶴45分02秒1

女子10km(フリー走法)

2007年2月27日 白旗山競技場

順位国・地域氏名記録
 チェコカテジナ・ノイマノワ23分58秒4
ロシアオルガ・ザビアロワ24分24秒9
イタリアアリアンナ・フォリス24分28秒6
4  ノルウェークリスティン・ストルメル・スタイラ24分33秒9
5  スウェーデンハロッテ・カッラ24分41秒9
6 ドイツエヴィ・ザッヘンバッハー=シュテーレ24分44秒4
7  フィンランドリータ=リーサ・ロポネン24分48秒4
8  ウクライナワレンチナ・シェフチェンコ24分51秒7
9  エストニアクリスチナ・シュミグン24分56秒3
10 ロシアナタリア・コロステロワ24分57秒2
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48 日本曾根田千鶴26分53秒1

女子4x5kmリレー

2007年3月1日 白旗山競技場

順位国・地域氏名記録
 フィンランドビルピ・クイトゥネン
アイノ=カイサ・サーリネン
リータ=リーサ・ロポネン
ピルヨ・マンニネン
54分18秒6
ドイツシュテファニー・ベーラー
ヴィオラ・バウアー
クラウディア・ニスタット
エヴィ・ザッヘンバッハー=シュテーレ
54分30秒5
 ノルウェーヴィベケ・スコフテルート
マリット・ビョルゲン
クリスティン・ストルメル・スタイラ
アストリド・ヤコブセン
54分34秒3
4  スウェーデンアンナ・ダールベリ
リナ・アンデション
ハロッテ・カッラ
ブリッタ・ノルグレン
54分50秒3
5  チェコヘレナ・バラトコワ・エルベノワ
カミラ・ラドロワ
イワナ・ヤネチトワ
カテジナ・ノイマノワ
55分02秒9
6 イタリアマグダ・ジェヌイン
マリアンナ・ロンガ
サビーナ・バルブーザ
アリアンナ・フォリス
55分14秒7
7 ロシアアレナ・シドコ
オルガ・ザビアロワ
エフゲニア・メドベデワ
ナタリア・コロステロワ
55分39秒2
8 日本夏見円
石田正子
横山寿美子
福田修子
56分21秒8
9 スイスセライナ・ミッショール
ローレンス・ローシャ
セライナ・ボーネル
シルバナ・ブーシェル
56分39秒4
10 中国MAN Dandan
HONGXUE Li
LIU Yuanyuan
YUXIA Hou
56分48秒2

女子30km(クラシカル走法)

2007年3月3日 白旗山競技場

順位国・地域氏名記録
 フィンランドビルピ・クイトゥネン1時間29分47秒1
 ノルウェークリスティン・ストルメル・スタイラ1時間29分54秒0
 ノルウェーテレーセ・ヨーハウグ1時間31分09秒9
4  フィンランドアイノ=カイサ・サーリネン1時間31分30秒1
5 スロベニアペトラ・マジッチ1時間32分04秒5
6  エストニアクリスチナ・シュミグン1時間32分19秒4
7  ウクライナラダ・ネステレンコ1時間32分37秒9
8 ロシアオルガ・ザビアロワ1時間32分54秒1
9  ノルウェーマリット・ビョルゲン1時間33分15秒0
10 ドイツエヴィ・ザッヘンバッハー=シュテーレ1時間33分31秒5
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13 日本石田正子1時間35分28秒2
20 日本横山寿美子1時間37分13秒8
24 日本曾根田千鶴1時間37分32秒6

ノルディック複合

スプリント (ラージヒル HS134/7.5km)

2007年2月23日 大倉山ジャンプ競技場/札幌ドーム

順位国・地域氏名記録
 フィンランドハンヌ・マンニネン17分40秒2(JP9位 CC1位)
 ノルウェーマグヌス・モーアン17分40秒5(JP8位 CC2位)
ドイツビョルン・キルヒアイゼン18分09秒7(JP1位 CC24位)
4  フィンランドアンシ・コイブランタ18分15秒4(JP2位 CC18位)
5  オーストリアフェリックス・ゴットヴァルト18分32秒3(JP10位 CC7位)
6  ノルウェーペッテル・タンデ18分38秒1(JP5位 CC14位)
7 フランスジャゾン・ラミー=シャプイ18分38秒4(JP5位 CC15位)
8 ドイツロニー・アッカーマン18分39秒8(JP5位 CC16位)
9  オーストリアダビット・クライナー18分58秒1(JP4位 CC30位)
10 フランスマキシム・ラウール18分58秒7(JP3位 CC35位)
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13 日本小林範仁20分32秒7
24 日本渡部暁斗21分25秒6
20 日本加藤大平21分44秒4
DNS 日本高橋大斗

※高橋大斗はジャンプで転倒、骨折し、クロスカントリーを棄権した。

個人 (ノーマルヒル HS100/15km)

2007年3月3日 宮の森ジャンプ競技場/白旗山競技場

順位国・地域氏名記録
ドイツロニー・アッカーマン38分35秒6(JP5位 CC8位)
アメリカ合衆国ビル・デモン38分44秒1(JP8位 CC2位)
 フィンランドアンシ・コイブランタ38分44秒3(JP2位 CC13位)
4  オーストリアクリストフ・ビーラー39分34秒9(JP3位 CC18位)
5  オーストリアフェリックス・ゴットヴァルト39分42秒8(JP17位 CC3位)
6  フィンランドハンヌ・マンニネン39分51秒6(JP24位 CC1位)
7 ドイツビョルン・キルヒアイゼン39分52秒3(JP11位 CC9位)
8  ノルウェーエスペン・リアン40分14秒2(JP4位 CC27位)
9 ドイツゼバスティアン・ハーゼナイ40分25秒6(JP21位 CC4位)
10  ノルウェーマグヌス・モーアン40分34秒3(JP18位 CC6位)
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26 日本小林範仁43分03秒7
27 日本加藤大平43分04秒0
35 日本渡部暁斗44分17秒2
40 日本湊祐介45分22秒8

団体 (ラージヒルHS134/4x5km)

2007年2月25日 大倉山ジャンプ競技場/白旗山競技場

順位国・地域氏名記録
 フィンランドアンシ・コイブランタ
ヤンネ・リーナネン
ヤッコ・タルス
ハンヌ・マンニネン
49分14秒9(JP1位 CC2位)
ドイツゼバスティアン・ハーゼナイ
ロニー・アッカーマン
ティノ・エデルマン
ビョルン・キルヒアイゼン
49分43秒3(JP3位 CC1位)
 ノルウェーホーバルト・クレメツェン
エスペン・リアン
ペッテル・タンデ
マグヌス・モーアン
50分26秒9(JP2位 CC4位)
4  オーストリアクリストフ・ビーラー
ダビット・クライナー
マリオ・シュテヒャー
フェリックス・ゴットヴァルト
50分27秒3(JP4位 CC3位)
5 スイスロニー・ヘール
アンドレアス・ハーシュラー
セッピ・ハーシュラー
アイバン・リーダー
52分56秒7(JP7位 CC5位)
6 フランスマシュー・マルチネ
フランシス・ベーウ
マキシム・ラウール
ジャゾン・ラミー=シャプイ
53分24秒7(JP5位 CC8位)
7  チェコミロスラフ・ドボラク
パベル・チュラヴィ
トマシュ・スラビク
マルチン・スコペク
54分00秒3(JP9位 CC6位)
8 日本永井秀昭
加藤大平
渡部暁斗
小林範仁
54分32秒6(JP6位 CC9位)
9 アメリカ合衆国ブライアン・フィッシャー
ジョニー・スピレーン
エリック・キャメロタ
ビル・デモン
54分34秒6(JP8位 CC7位)
10 カザフスタンコンスタンチン・ソコレンコ
アントン・カンケノフ
セルゲイ・シャラバエフ
アレクサンドル・グリン
ゴールせず(JP10位 CC途中棄権)

スキージャンプ

湯本史寿は代表に選ばれたが、出場機会がなかった。

個人ラージヒルHS134

2007年2月24日 大倉山ジャンプ競技場

順位国・地域選手1本目2本目得点
得点飛距離得点飛距離
スイスシモン・アマン123.0125.0m143.1134.5m266.1
 フィンランドハッリ・オッリ120.2124.0m145.7136.5m265.9
 ノルウェーロアル・ヨケルソイ118.9123.0m144.0135.0m262.9
4 ポーランドアダム・マリシュ118.4123.0m139.9133.0m258.3
5  オーストリアトーマス・モルゲンシュテルン117.6122.0m137.7131.5m255.3
6  フィンランドヤンネ・アホネン116.9123.0m133.0130.0m249.9
7 ロシアディミトリ・ヴァシリエフ112.8121.0m122.4125.5m235.2
8  オーストリアアンドレアス・コフラー108.9118.0m123.0125.0m231.9
9  オーストリアマルティン・コッホ106.5117.5m118.8123.5m225.3
10  オーストリアグレゴア・シュリーレンツァウアー102.0115.0m121.6124.5m223.6
-----
16 日本栃本翔平105.6117.0m113.8121.0m219.4
21 日本岡部孝信85.2106.5m123.0125.0m208.2
24 日本葛西紀明88.8106.5m113.4120.5m202.2
29 日本伊東大貴94.6112.0m79.3106.0m173.9

団体ラージヒルHS134

2007年2月25日 大倉山ジャンプ競技場

順位国・地域選手1本目2本目得点
得点飛距離得点飛距離
 オーストリアウォルフガング・ロイツル123.0125.0m139.8133.5m1000.2
グレゴア・シュリーレンツァウアー118.8123.5m107.5117.5m
アンドレアス・コフラー133.5130.0m129.3128.5m
トーマス・モルゲンシュテルン125.3126.0m123.0125.0m
 ノルウェートム・ヒルデ115.5122.5m133.9130.5m953.3
アンデシュ・バーダル110.7119.0m101.6114.5m
アンデシュ・ヤコブセン116.1122.0m106.6117.0m
ロアル・ヨケルソイ142.7134.0m126.2126.5m
日本栃本翔平107.4118.0m91.5110.0m905.9
岡部孝信114.3121.0m111.5120.0m
伊東大貴106.6117.0m136.7131.5m
葛西紀明128.9128.0m109.0118.0m
4  フィンランドアルットゥ・ラッピ80.6104.5m96.5112.5m869.8
マッティ・ハウタマキ110.7119.0m89.7109.0m
ハッリ・オッリ117.9123.0m143.0135.0m
ヤンネ・アホネン120.7124.0m110.7119.0m
5 ポーランドカミル・ストッフ130.2129.0m111.5120.0m857.2
ピオトル・ジワ100.5115.0m94.2111.5m
ロベルト・マテヤ84.2106.5m61.194.5m
アダム・マリシュ139.3133.5m136.2131.5m
6 ロシアディミトリ・イパトフ122.4125.5m132.9130.5m849.5
リーヤ・ロスリアコフ106.1117.0m98.4113.0m
デニス・コルニロフ113.4120.5m86.1107.0m
ディミトリ・ヴァシリエフ97.8113.5m92.4110.5m
7 スイスシモン・アマン143.3136.0m142.0135.0m839.1
ミヒャエル・メーリンガー101.5115.0m84.7106.5m
ギド・ランデルト99.3113.5m82.4105.5m
アンドレアス・キュッテル88.4108.0m97.5112.5m
8 ドイツシュテファン・ホッケ119.2124.0m93.3111.0m837.6
トビアス・ボグナー76.1102.0m98.4113.0m
ヨルグ・リッツァーフェルド88.8108.5m121.5125.0m
マルティン・シュミット130.2129.0m110.1119.5m
9  チェコロマン・コウデルカ102.9115.5m373.8
ヤン・マトゥラ81.9105.5m
アントニン・ハイエク62.495.5m
ヤクブ・ヤンダ126.6127.0m
10 スロベニアプリモジュ・ピクル83.8106.0m372.9
イェルネイ・ダミヤン108.8118.5m
ロク・ウルバンチ61.995.5m
ペテル・ジョンタ118.4123.0m

個人ノーマルヒルHS100

2007年3月3日 宮の森ジャンプ競技場

順位国・地域選手1本目2本目得点
得点飛距離得点飛距離
ポーランドアダム・マリシュ141.0102.0m136.099.5m277.0
スイスシモン・アマン127.096.5m128.596.0m255.5
 オーストリアトーマス・モルゲンシュテルン127.095.0m127.595.0m254.5
4  ノルウェーロアル・ヨケルソイ126.094.5m120.592.5m246.5
5 スイスアンドレアス・キュッテル127.595.5m116.592.0m244.0
6  オーストリアアンドレアス・コフラー121.094.0m122.093.5m243.0
7  ノルウェーアンデシュ・ヤコブセン118.091.5m123.594.0m241.5
8  オーストリアグレゴア・シュリーレンツァウアー119.092.5m121.593.0m240.5
9 ロシアディミトリ・イパトフ119.593.5m120.593.0m240.0
10 ロシアディミトリ・ヴァシリエフ122.094.0m117.592.5m239.5
-----
20 日本伊東大貴111.089.5m116.591.5m227.5
34 日本葛西紀明107.587.5m------107.5
37 日本伊藤謙司郎106.087.0m------106.0
45 日本岡部孝信102.085.5m------102.0

国別獲得メダル数

国・地域
1  ノルウェー54716
2  フィンランド5128
3 ドイツ2439
4 ロシア1304
5  チェコ1113
6 スイス1102
7 イタリア1023
8  オーストリア1012
9 ポーランド1001
10  スウェーデン0112
11 スロベニア0101
12  ベラルーシ0101
13 アメリカ合衆国0101
14 日本0011

マスコットキャラクター

マスコットキャラクターは日本全国から2,340件の応募があり、その中から決定された。名前は「ノルッキー」で、「ノルディック」と「スキー」を組み合わせたもの。ノルッキーは北海道で親しまれている動物、エゾシカがモデルで、首には大会のロゴマークと同じシンボルカラーのマフラーをしている。

開幕前のシーズンではゆっくりとした動きで足もともおぼつかない様子であったが、次第に軽快な動きを見せるようになり、本大会終盤、3月3日のノーマルヒル終了後には応援団のコールに軽快なダンスで応える姿も見られた。

応援ソング

福原美穂「恋はリズム -Believe My Way-」

放送について

NHKと在札民放協力の元、大会組織委員会の内部組織として「SART(Sapporo Radio & Televisionの略)」が発足され、ホスト放送局として国際映像の制作に当たる。クロスカントリーの中継に関しては、ノルウェー放送協会(NRK)に協力を得ている。

日本国内においてはテレビ朝日が独占放映権を獲得し、系列地上波・BS・CSで中継を行う。しかしながら、地上波生中継は皆無で、数少ない放送された2月24日と25日のスキージャンプ2試合も1時間遅れの録画中継であったため、北海道新聞によると、特に北海道内からは、放送を求める苦情が殺到した。これは、テレビ朝日が独占放映権を取得しているため、全国規模での視聴率が期待できないというものであったが、これは、全国に対する広報が不足していることを示していることに加え、メディアがこの大会に全国的にはマイナーだという理由だけで全くと言っていいほど関心を示さなかった結果と考えられる。また、道内においてはある程度の視聴率は期待できるが、独占放送権はテレビ朝日にあり、系列局の北海道テレビ放送(HTB)単独での放送は難しかったようである。しかし、このことが札幌入りできなかった国内のファンや、はるばる海外から札幌入りして、ホテルで中継を見ようと思った選手、ファンらが中継を見ることが出来ないなどの問題を生み、彼らからテレビ局に対する疑問の声も多数挙がっている。この大会が開催国内における地上波生中継が皆無というのはテレビ中継の普及後は過去に例がなく、メディアのこの大会への関心の低さ(というよりは在京メディアのスポーツ中継への姿勢)が露呈した。

脚注

外部リンク