2004年ベルギーグランプリ

2004年ベルギーグランプリは、2004年F1世界選手権の第14戦として、2004年8月29日スパ・フランコルシャンで開催された。

ベルギーの旗 2004年ベルギーグランプリ
レース詳細
日程2004年シーズン第14戦
決勝開催日8月29日
開催地スパ・フランコルシャン
ベルギースパ
コース長6.976km
レース距離44周(306.927km)
決勝日天候晴れ(ドライ)
ポールポジション
ドライバー
タイム1'56.232
ファステストラップ
ドライバーフィンランドの旗 キミ・ライコネン
タイム1'45.108(Lap 42)
決勝順位
優勝
2位
3位

予選

結果

順位Noドライバーチームタイム
17 ヤルノ・トゥルーリルノー1:56.232
21 ミハエル・シューマッハフェラーリ1:56.304+0.072
38 フェルナンド・アロンソルノー1:56.686+0.454
45 デビッド・クルサードマクラーレンメルセデス1:57.990+1.758
511 ジャンカルロ・フィジケラザウバーペトロナス1:58.040+1.808
62 ルーベンス・バリチェロフェラーリ1:58.175+1.943
714 マーク・ウェバージャガーコスワース1:58.729+2.497
812 フェリペ・マッサザウバーペトロナス1:59.008+2.776
917 オリビエ・パニストヨタ1:59.552+3.320
106 キミ・ライコネンマクラーレンメルセデス1:59.635+3.403
113 ファン・パブロ・モントーヤウィリアムズBMW1:59.681+3.449
129 ジェンソン・バトンBARホンダ2:00.237+4.005
1315 クリスチャン・クリエンジャガーコスワース2:01.246+5.014
144 アントニオ・ピッツォニアウィリアムズBMW2:01.447+5.215
1510 佐藤琢磨BARホンダ2:01.813+5.581
1618 ニック・ハイドフェルドジョーダンフォード2:02.645+6.413
1720 ジャンマリア・ブルーニミナルディコスワース2:02.651+6.419
1821 ゾルト・バウムガルトナーミナルディコスワース2:03.303+7.071
1919 ジョルジオ・パンターノジョーダンフォード2:03.833+7.601
2016 リカルド・ゾンタトヨタ2:03.895+7.663

決勝

展開

フェラーリにとってF1700戦目の記念レース。

ルノーのトゥルーリがトップをキープし、アロンソも続き1-2体制、クルサードも続いた。シューマッハは出遅れた。1コーナーのラ・スルスで接触事故が発生。ウェバーがスローダウンし、佐藤がそのウェバーと接触。さらに後方でもパンターノとブルーニが接触し、この4台がリタイヤ。レースはセーフティカーが導入された。マッサやバリチェロなどもマシンにダメージを負い緊急ピットインを強いられる。

レース再開後もトゥルーリとアロンソのルノー1-2体制は維持されたが、アロンソはマシントラブルで2度のスピンを喫しリタイヤ、トゥルーリは突然ペースが落ち、モントーヤに接触された。クルサードもタイヤがバースト、緊急ピットインを強いられた。

レース半ばにはバトンのタイヤが派手に壊れ、ミナルディのバウムガルトナーを巻き込みリタイヤ。これにより2度目のセーフティカーが導入される。その際にピッツォニアもスローダウンするなど大荒れの展開となる。

セーフティカーが戻った後はライコネンがレースをリード、モントーヤを間に挟みフェラーリの2台がそれを追う展開に。モントーヤはウィリアムズにとってサンマリノグランプリ以来の表彰台が見えていたが、タイヤがパンクしリタイヤ。

その後、マクラーレンのクルサードがジャガーのクリエンに追突、このアクシデントでクルサードのウィングが破損、破片回収のために3度目のセーフティカーが導入された。順位はライコネン、シューマッハ、バリチェロ、ゾンタの順で再スタートが切られたが、再開直後ゾンタがエンジンブローでリタイヤしてしまった。ライコネンを追いたいシューマッハではあったが、タイヤが冷えてしまいライコネンに迫ることはできなかった。

レースはライコネンが今シーズン初優勝で通算2勝目、シーズン唯一の優勝を飾った。シューマッハは2位で5年連続、7回目のドライバーズチャンピオンを獲得、ザウバーはスタート直後やレース中の事故で大荒れの中生き延びダブル入賞を果たした。クリエンは自身初入賞、逆にパニスはこれが自身最後の入賞で、ジャガーもこれが最後の入賞となった。

選手権2位のルノー、3位BAR、4位ウィリアムズが無得点のなか、12ポイントを獲得したマクラーレンがこれらのチームとの差を詰めることになった。

結果

順位Noドライバーチーム周回数タイム/リタイアグリッドポイント
16 キミ・ライコネンマクラーレンメルセデス441:32:35.2741010
21 ミハエル・シューマッハフェラーリ44+3.13228
32 ルーベンス・バリチェロフェラーリ44+4.37166
412 フェリペ・マッサザウバーペトロナス44+12.50485
511 ジャンカルロ・フィジケラザウバーペトロナス44+14.10454
615 クリスチャン・クリエンジャガーコスワース44+14.614133
75 デビッド・クルサードマクラーレンメルセデス44+17.97042
817 オリビエ・パニストヨタ44+18.69391
97 ヤルノ・トゥルーリルノー44+22.1151 
1016 リカルド・ゾンタトヨタ41エンジン20 
1118 ニック・ハイドフェルドジョーダンフォード404周遅れ16 
Ret3 ファン・パブロ・モントーヤウィリアムズBMW37タイヤ11 
Ret4 アントニオ・ピッツォニアウィリアムズBMW31ギアボックス14 
Ret9 ジェンソン・バトンBARホンダ29タイヤ/接触12 
Ret21 ゾルト・バウムガルトナーミナルディコスワース28接触18 
Ret8 フェルナンド・アロンソルノー11エンジン3 
Ret14 マーク・ウェバージャガーコスワース0接触7 
Ret10 佐藤琢磨BARホンダ0接触15 
Ret20 ジャンマリア・ブルーニミナルディコスワース0接触17 
Ret19 ジョルジオ・パンターノジョーダンフォード0接触19 


脚注


外部リンク

前戦
2004年ハンガリーグランプリ
FIA F1世界選手権
2004年シーズン
次戦
2004年イタリアグランプリ
前回開催
2002年ベルギーグランプリ
ベルギーグランプリ次回開催
2005年ベルギーグランプリ