館林駅

群馬県館林市本町にある東武鉄道の駅

館林駅(たてばやしえき)は、群馬県館林市本町二丁目にある東武鉄道である。駅番号TI 10

館林駅
東口駅舎(2012年12月)
たてばやし
Tatebayashi
地図
所在地群馬県館林市本町2-1-1
北緯36度14分45.41秒 東経139度31分41.41秒 / 北緯36.2459472度 東経139.5281694度 / 36.2459472; 139.5281694 (館林駅) 東経139度31分41.41秒 / 北緯36.2459472度 東経139.5281694度 / 36.2459472; 139.5281694 (館林駅)
駅番号TI10
所属事業者東武鉄道
電報略号タテ
駅構造地上駅橋上駅舎
ホーム2面5線
乗降人員
-統計年度-
[東武 1]9,789人/日
-2023年-
開業年月日1907年(明治40年)8月27日
乗入路線 3 路線
所属路線伊勢崎線
キロ程74.6 km(浅草起点)
TI 09 茂林寺前 (2.2 km)
(4.0 km) TI 11 多々良
所属路線佐野線
キロ程0.0 km(館林起点)
(2.7 km) TI 31 渡瀬
所属路線小泉線
キロ程0.0 km(館林起点)
(2.6 km) TI 41 成島
テンプレートを表示

概要

伊勢崎線佐野線小泉線の3路線が乗り入れており、佐野線と小泉線の起点駅でもある。

1998年平成10年)、「関東の駅百選」に選定された[1]。選定理由は「しゃれた模様の窓がある洋館風の駅舎で小規模ながら歴史を感じさせる駅」である。

駅北側に南栗橋車両管区館林出張所(旧・館林検修区)があり、駅南側に津覇車輌工業館林工場(旧・館林機関区跡・貨物列車廃止後及び西新井工場閉鎖後に移転)がある。運転士車掌の所属組織である館林乗務管区も併設されている。

館林駅管区として、伊勢崎線多々良駅 - 野州山辺駅間、佐野線全駅、小泉線の竜舞駅を除く全駅を統括管理している。

伊勢崎線は当駅より東武動物公園方面が複線となっており、足利市太田方面および佐野線・小泉線は単線である。ホーム有効長が10両編成対応であるのも当駅までである。ただし、東京メトロ半蔵門線並びに東急田園都市線からの直通列車は定期ダイヤで乗り入れたことはない(臨時列車での実績はある)。

特急「りょうもう」を除き、当駅を境に伊勢崎線列車は浅草駅久喜駅 - 当駅間がラッシュ時は8両編成、それ以外の時間帯は6両編成、当駅 - 伊勢崎間は3両編成、佐野線・小泉線は2両編成で運行される。

かつてラッシュ時の区間急行は太田発の列車で増結を行い8・10両編成で運行されていたが、2013年(平成25年)3月16日のダイヤ改正で当駅始発の8両編成に変更となり増結は廃止された。また、一部の列車で当駅 - 太田駅間のワンマン運転が開始された。2020年(令和2年)6月6日のダイヤ改正で特急「りょうもう」を除く全列車が当駅 - 伊勢崎間のワンマン運転を行うことになり、一般列車で当駅をまたぐ運用が廃止された。

当駅始発終着の「りょうもう」が1往復設定されており、上り列車は伊勢崎線太田発、佐野線佐野発、小泉線西小泉発の初電に、下り列車は伊勢崎線太田行き、佐野線生行きの終電に接続する。

歴史

駅構造

島式ホーム2面5線を有する地上駅。駅構内の改修により橋上駅舎・東西駅前広場連絡通路・エレベーター・多機能トイレが整備された。当初の完成予定は2009年(平成21年)3月であったが、同年12月4日に供用を開始した[4]

ホームは1・2番線ホームと3 - 5番線ホームの二つある。1番線と4番線はホーム中間部の切り欠きであり、位置関係がやや把握しづらいため、大きめの案内標識が設置されている。橋上駅舎完成前は現在のエレベーター付近にあった地下通路によって両ホームを接続していた。

1・4番線の入口に「ご案内カウンター」と称する案内所兼中間改札が設置されており、主に精算業務などを行っていたがSuicaPASMOの普及に伴いほぼ形骸化している。橋上駅舎供用開始までは4・5番線の北にある跨線橋を上がった場所に西口改札があった。

1番線は4両編成対応、2・5番線は10両編成対応、3番線は8両編成対応、4番線は2両編成対応になっている。

5番線西方には留置線があるが、2007年(平成19年)11月頃から5番線寄りの2本を残して撤去作業が行われている。かつては日清製粉への麦芽輸送が行われていたが、工場の縮小およびトラック輸送への切り替えに伴い廃止された。撤去直前までは運用を離脱した5000系・5050系・5070系1800系が疎開留置されていた。

なお、2021年秋に観光案内所が駅東口から東西駅前広場連絡通路に移転した[5]。駅東口の旧駅前観光案内所は「館林パブリックエントランス」になっている[5]

のりば

番線路線方向行先備考
1 佐野線-佐野方面普通
2 伊勢崎線上り久喜東武動物公園
東武スカイツリーライン 北千住とうきょうスカイツリー浅草方面
 
3 
下り足利市太田 桐生線 赤城方面
佐野線-佐野・生方面特急
4 小泉線西小泉方面
5 伊勢崎線上り久喜・東武動物公園・
東武スカイツリーライン 北千住・とうきょうスカイツリー・浅草方面
主に待避・折り返し
下り足利市・太田方面
  • 当駅止まりの伊勢崎線上りワンマン列車は3・5番線で直接折り返すか、2番線で客扱いをした後に引き上げ線に入り3番線から発車する[注釈 1]

信号開通音

運転士に出発信号機が開通したことを知らせるメロディが流れる。列車発車後も信号が赤に変わるまで流れる。1・4番線は2006年から、2・3・5番線は2013年から使用されている。

利用状況

2023年度の一日平均乗降人員9,789人である[東武 1]。この値は東武線間の乗換人員は含まない。2000年以降、約1万人の水準で安定しており、群馬県内の東武線の駅では太田駅に次ぐ第2位である。

近年の一日平均乗降人員の推移は下表のとおりである。

年度一日平均
乗降人員
出典[6]
1998年(平成10年)11,497
1999年(平成11年)11,043
2000年(平成12年)10,875
2001年(平成13年)10,839[東武 2]
2002年(平成14年)10,625[東武 3]
2003年(平成15年)10,445[広告 1]
2004年(平成16年)10,287[広告 2]
2005年(平成17年)10,202[広告 3]
2006年(平成18年)10,175[広告 4]
2007年(平成19年)10,140[広告 5]
2008年(平成20年)10,251[広告 6]
2009年(平成21年)10,032[広告 7]
2010年(平成22年)9,895[広告 8]
2011年(平成23年)10,016[広告 9]
2012年(平成24年)10,558[広告 10]
2013年(平成25年)10,996[広告 11]
2014年(平成26年)10,829[広告 12]
2015年(平成27年)11,084[広告 13]
2016年(平成28年)10,855[広告 14]
2017年(平成29年)10,995[広告 15]
2018年(平成30年)11,125[広告 16]
2019年(令和元年)11,046[広告 17]
2020年(令和02年)7,015[広告 18]
2021年(令和03年)8,064[東武 4]
2022年(令和04年)9,189[東武 5]
2023年(令和05年)9,789[東武 1]
  • 2008(平成20)年度の一日乗換人員は5,865人であり、乗換人員を含む一日平均乗降人員は16,116人である[広告 6]

駅周辺

西口

東口

路線バス

かつては館林市内全域に東武鉄道(東武バス)が藤岡駅古河駅、赤岩方面に路線を運行していたが、1987年(昭和62年)に東武鉄道が撤退し、日本で唯一路線バスの運行がされていないになった。1993年(平成5年)に代替路線の設定が行われた。

停留所[7]運行事業者路線・系統行先備考
館林駅東口広域公共路線バス館林・板倉線板倉東洋大前駅西口 
館林・千代田線千代田町役場前・赤岩渡船日・祝日運休
館林・明和・千代田線千代田町役場前日・祝日運休
赤羽線アゼリアモール火・木・土曜日運行(祝日運休)
厚生病院シャトル線厚生病院前土・日・祝日運休
渡瀬巡回線(東巡回・西巡回)館林駅東口日・祝日運休
郷谷大島線(西巡回)月・水・金曜日運行(祝日運休)
郷谷大島線(東巡回)火・木・土曜日運行(祝日運休)
通勤通学ノースライナー
(渡瀬方面・大島・郷谷方面)
日・祝日運休
館林駅西口館林・千代田線千代田町役場前・赤岩渡船 
多々良北線多々良駅火・木・土曜日運行(祝日運休)
多々良巡回線館林駅西口 
茂林寺巡回線月・水・金曜日運行(祝日運休)
六郷西線月・水・金曜日運行(祝日運休)

ギャラリー

隣の駅

東武鉄道
伊勢崎線
区間急行・区間準急
茂林寺前駅 (TI 09) - 館林駅 (TI 10)
普通(当駅で乗り換え)
茂林寺前駅 (TI 09) - 館林駅 (TI 10) - 多々良駅 (TI 11)
佐野線
  • 特急「りょうもう」停車駅(朝上り・夜下り各1本のみ)
普通
館林駅 (TI 10) - 渡瀬駅 (TI 31)
小泉線
館林駅 (TI 10) - 成島駅 (TI 41)

脚注

注釈

出典

東武鉄道の1日平均利用客数
関東交通広告協議会

関連項目

外部リンク