阿部統

中学生の頃から特撮作品の怪人デザイナーを志し、1993年、高校卒業と前後して雨宮慶太が主宰する有限会社クラウドにアルバイトとして参加^[2][3][1]。1994年に『忍者戦隊カクレンジャー』で19歳にしてキャラクターデザイナーとしてデビューするが、それ以前にも『五星戦隊ダイレンジャー』にゴーマ怪人のギミックのデザインという形で携わっている^[2][1]。続く『超力戦隊オーレンジャー』でメインデザイナーをつとめ、それ以降、90年代後半のスーパー戦隊シリーズのキャラクターデザインに多く携わった^[3]。また、映像作品のキャラクターデザインのみならず、劇団TEAM 発砲・B・ZINでは舞台衣装のデザインにも携わっている^[要出典]。

クラウドの規模縮小に伴い同社を退社後、株式会社プレックスに所属していた新田康弘の誘いで2002年に同社へ入社^[2][3][1]。2003年の『出撃!マシンロボレスキュー』よりプレックス側のデザイナーとして参加している^[要出典]。現在、ムゲンバインシリーズの他、仮面ライダー、ウルトラマンなどプレックスが手がける作品のデザインにも携わっており、ゲスト怪人などを手がけていた90年代とは反対にヒーロー側のデザインを多数手がけている^[要出典]。

• スーパー戦隊シリーズ
  • 忍者戦隊カクレンジャー（1994年）
  • 超力戦隊オーレンジャー（1995年）
  • 激走戦隊カーレンジャー（1996年）
  • 電磁戦隊メガレンジャー（1997年）
  • 星獣戦隊ギンガマン（1998年）
  • 救急戦隊ゴーゴーファイブ（1999年）
  • 未来戦隊タイムレンジャー（2000年）
• 鉄甲機ミカヅキ（2000年）^[1]
• ウルトラシリーズ
  • ウルトラマンネクサス（2004年）^{[注釈 1]}
  • ウルトラマンマックス（2005年）^{[注釈 1]}
  • ウルトラマンメビウス（2006年）^{[注釈 1]}
• 仮面ライダーシリーズ
  • 仮面ライダー電王（2007年）^{[注釈 1]}
  • 仮面ライダーキバ（2008年）^{[注釈 1]}
  • 仮面ライダーディケイド（2009年）^{[注釈 1]}
  • 仮面ライダーオーズ/OOO (2010年）^{[注釈 1]}

• 奇鋼仙女ロウラン（2002年）
• 出撃!マシンロボレスキュー（2003年）^{[注釈 1]}

• PAL 神犬伝説（1997年）

• マシンロボ ムゲンバイン^{[注釈 1]}

• TEAM 発砲・B・ZIN 「ジャスキス トリロジー」（2000年）

• 阿部統の怪人進化論（特撮雑誌『宇宙船』、朝日ソノラマ） - 古今東西の怪人や怪獣のデザインを研究し、オリジナル怪人を進化させていこうという企画。1997年夏号（81号）より開始。