辻萬長

日本の俳優、声優 (1944-2021)

辻 萬長(つじ かずなが、1944年昭和19年〉2月9日[1][2] - 2021年令和3年〉8月18日)は、日本俳優声優。本名同じ[1]。名の読みは「かずなが」だが、俳優仲間から「ばんちょうさん」と呼ばれ、自己紹介でも時折「ばんちょう」と名乗っていた[3]

つじ かずなが
辻 萬長
本名辻 萬長
生年月日 (1944-02-09) 1944年2月9日
没年月日 (2021-08-18) 2021年8月18日(77歳没)
出生地日本の旗 日本佐賀県佐賀市神野町
身長171cm
血液型A型
職業俳優声優
ジャンル演劇テレビドラマ映画吹き替え
活動期間1965年 - 2021年
配偶者辻邦
著名な家族辻輝猛(長男)
辻敦尊(次男)
事務所ワタナベエンターテインメント
公式サイト公式ホームページ
主な作品
舞台
父と暮せば
 
受賞
第31回文化庁芸術祭優秀賞
『ボンソワール・オッフェンバック』(1976年)
第8回読売演劇大賞優秀男優賞
『化粧二題』(2000年)
第37回紀伊國屋演劇賞個人賞
ロンサム・ウェスト』(2002年)
『雨』(2002年)
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佐賀県[1][2]佐賀市神野町出身。佐賀県立佐賀高等学校卒業[1]。テコジャパンエージェンシー[4]、おぎいくこ事務所[1]こまつ座を経て、ワタナベエンターテインメント所属。

来歴

豆腐屋を営む両親のもとに長男として生まれる。

高校の演劇部では舞台装置の図面を書くなど裏方として活動していたが、徐々に演じる方にも興味を持ち、役者としても出演するようになる[5]

1962年、高校卒業。同年、劇団俳優座付属俳優養成所に14期生として入所[1](同期には佐藤信串田和美吉田日出子清水綋治新橋耐子有川博がいる)。また、村井國夫は佐賀高校演劇部の1年後輩であり、俳優座俳優養成所でも1年後輩の15期生である。

1965年に俳優座養成所を卒業し、劇団「仲間」に入団。

1970年に仲間を退団。

1991年からは井上ひさしが主宰するこまつ座唯一の所属俳優となる。

死去した名古屋章に代わり、『トイ・ストーリー3』以降のシリーズでMr.ポテトヘッド役を担当していた。

2022年放送の大河ドラマ鎌倉殿の13人』に伊東祐親役で出演予定で一部収録も行われていたが、病気療養のため辞退し、降板した[注釈 1][7]

2021年8月18日腎盂がんのため死去[8][9][10]。77歳没。

人物

出演作品

テレビドラマ

映画

舞台

こまつ座

※ すべて井上ひさしの作、他団体との共催も含む

  • 人間合格(1989年・1992年・1998年・2008年、演出:鵜山仁
  • シャンハイムーン(1991年・1993年、演出:木村光一
  • しみじみ日本・乃木大将(1991年、演出:木村光一)
  • きらめく星座(1992年・1996年・1999年、演出:木村光一)
  • 雨(1994年・1996年・2002年、演出:木村光一)
  • 黙阿彌オペラ(1995年・1997年・2000年、演出:栗山民也
  • 連鎖街のひとびと(2000年・2001年、演出:鵜山仁)
  • 化粧二題(2000年、演出:鈴木裕美
  • 兄おとうと(2003年・2006年・2009年、演出:鵜山仁)
  • 紙屋町さくらホテル(2003年・2006年・2007年、演出:鵜山仁)
  • 父と暮せば(2004年・2005年・2008年・2010年・2011年、演出:鵜山仁)
  • 円生と志ん生(2005年・2007年、演出:鵜山仁)
  • 闇に咲く花(2008年・2012年、演出:鵜山仁)
  • ムサシ(2009年、演出:蜷川幸雄
  • 日本人のへそ(2011年、演出:栗山民也)
  • 日の浦姫物語(2012年、演出:蜷川幸雄)
  • イーハトーボの劇列車(2013年、演出:鵜山仁)
  • 雪やこんこん(2020年、演出:鵜山仁) - 新型コロナウイルス感染拡大を受け公演中止

その他

吹き替え

映画吹き替え

ドラマ

アニメ

ラジオ

朗読

CM

  • SoftBank ソフトバンクでんき篇(2015年 - )

その他

受賞歴

脚注

注釈

出典

参考文献

外部リンク