Oracle VM Server for SPARC

論理ドメインから転送)

論理ドメイン(ろんりドメイン、: Logical Domains、LDomsLDOM)はSPARC V9プロセッサのためのサーバ仮想化とパーティショニング技術である。これは、2007年4月にサン・マイクロシステムズによって最初にリリースされた。 2010年1月にオラクルがサンを買収した後、この製品はバージョン2.0以降はOracle VM Server for SPARCとしてブランド名が変更になった。

論理ドメイン / Oracle VM Server for SPARC
作者サン・マイクロシステムズ
開発元オラクル
最新版
3.6.2[1] / 2019年12月
対応OSSolaris
プラットフォームSPARC V9 (Tシリーズ, Mシリーズ)
種別ハイパーバイザー
ライセンスプロプライエタリ
公式サイトwww.oracle.com/virtualization/vm-server-for-sparc/
テンプレートを表示

各ドメインは、ハードウェアリソースの再構成可能なサブセットを備えた完全な仮想マシンである。ドメインは、実行中にサーバ間で安全にライブマイグレーションできる。論理ドメイン内で実行されているオペレーティングシステムは、個別に起動、停止、および再起動できる。実行中のドメインを動的に再構成して、再起動せずにCPU、RAM、またはI/Oデバイスを追加または削除ができる。動的リソース管理を使用すると、CPUリソースを必要に応じて自動的に再構成できる[2]

サポートされているハードウェア

SPARCハイパーバイザーは、sun4vアーキテクチャーで導入されたハイパー特権実行モードで実行される。 2015年10月の時点でリリースされたsun4vプロセッサは、UltraSPARC T1T2T2+T3[3]T4[4]T5、M5、M6、M10、およびM7である。 UltraSPARC T1に基づくシステムは、論理ドメインバージョン1.0〜1.2のみをサポートする[5]。 新しいタイプのTシリーズサーバは、古い論理ドメインと新しいOracle VM Server for SPARCバージョン2.0以降の両方をサポートする。これらには以下が含まれる:

UltraSPARC T1-based:

  • Sun / Fujitsu SPARC Enterprise T1000 and T2000 servers
  • Sun Fire T1000 and T2000 servers
  • Netra T2000 Server
  • Netra CP3060 Blade
  • Sun Blade T6300 Server Module

UltraSPARC T2-based:

  • Sun / Fujitsu SPARC Enterprise T5120 and T5220 servers
  • Sun Blade T6320 Server Module
  • Netra CP3260 Blade
  • Netra T5220 Rackmount Server

UltraSPARC T2 Plus systems:

  • Sun / Fujitsu SPARC Enterprise T5140 and T5240 servers (2ソケット)
  • Sun / Fujitsu SPARC Enterprise T5440 (4ソケット)
  • Sun Blade T6340 Server Module (2ソケット)

SPARC T3 systems:[6]

  • Sun / Fujitsu SPARC T3-1 servers (1ソケット)
  • Sun SPARC T3-1B Server Module (1ソケット)
  • Sun / Fujitsu SPARC T3-2 servers (2ソケット)
  • Sun / Fujitsu SPARC T3-4 servers (4ソケット)

SPARC T4 systems[7]

  • SPARC T4-1 Server (1ソケット)
  • SPARC T4-1B Server Module (blade)
  • SPARC T4-2 Server (2ソケット)
  • SPARC T4-4 Server (4ソケット)

SPARC T5 systems[8]

  • SPARC T5-1B Server Module (blade)
  • SPARC T5-2 Server (2ソケット)
  • SPARC T5-4 Server (4ソケット)
  • SPARC T5-8 Server (8ソケット)

SPARC T7 systems,[9] which use the same SPARC M7 processor as the M7-8 and M7-16 servers listed below.

  • SPARC T7-1 (1 CPUソケット)
  • SPARC T7-2 (2 CPUソケット)
  • SPARC T7-4 (4 CPUソケット)

SPARC M-Series systems[10][8][11]

  • Oracle SPARC M5-32 Server (32ソケット)
  • Oracle SPARC M6-32 Server (32ソケット)
  • Fujitsu M10-1 (1ソケット)
  • Fujitsu M10-4 (4ソケット)
  • Fujitsu M10-4S (64ソケット)
  • Oracle SPARC M7-8 (8 CPUソケット)
  • Oracle SPARC M7-16 (16 CPUソケット)

論理ドメインロール

割り当てられているロールを除いて、すべての論理ドメインは同じである。論理ドメインが実行できるロールは複数ある。たとえば、次のようなものである。

  • 制御ドメイン
  • サービスドメイン
  • I/Oドメイン
  • ルートドメイン
  • ゲストドメイン

サポートされているゲストオペレーティングシステム

ベンダーが論理ドメイン内での実行をサポートしているオペレーティングシステムは、 Solaris 10 11/06以降のアップデート、およびすべてのSolaris 11リリースのみである。

公式にはサポートされていないが、以下のオペレーティングシステムは論理ドメイン内で実行できる可能性がある。

関連項目

脚注

外部リンク

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