藤原克忠

左衛門権佐を経て、天暦5年（951年）右少弁に任ぜられる。村上朝の前半に権右少弁・左少弁と弁官を務める一方で五位蔵人を兼ねて、天皇の身近に仕えた。また、時期は不明ながら弾正少弼を務め、位階は従五位上に至る。

天徳2年（958年）7月19日卒去。

• 時期不詳：従五位下
• 天暦4年（950年） 9月13日：見左衛門権佐^[2]
• 天暦5年（951年） 5月22日：権右少弁^[3]
• 天暦8年（954年） 日付不詳：見左少弁^[4]
• 時期不詳：従五位上
• 天暦9年（955年） 9月13日：五位蔵人^[5]
• 天暦11年（957年） 3月：見左少弁^[6]
• 天徳2年（958年） 7月19日：卒去^[4]

その他、時期は不明ながら弾正少弼を務めた^[7]。

『尊卑分脈』による。

• 父：藤原元方
• 母：藤原道明の娘
• 妻：不詳
  • 男子：藤原茂弘

• 宮崎康充編『検非違使補任 別巻』続群書類従完成会、2006年
• 『尊卑分脈 第二篇』吉川弘文館、1987年