草下シンヤ
日本の編集者・ライター (1978-)
草下 シンヤ(くさか しんや、1978年9月20日[1] - )は静岡県出身の編集者、ライター、漫画原作者。
沼津市出身。沼津市立金岡中学校を経て[2]高校卒業後に上京、彩図社に入社。同社書籍編集長を務める。
2003年、みずからの実体験に基づく『実録ドラッグ・リポート』で作家デビュー。
エピソード
- 2007年9月7日、九州国際エフエムの番組「Elan Vital」にゲスト出演し、薬物の使用体験を語った。これに対し、聴取者から「薬物を肯定する発言」との指摘があり、同局は謝罪した[3]。
- 『実録ドラッグ・リポート』のカバー写真のモデルをつとめ、「誰もモデルになってくれないから小さなパイプでウィード(引用者注、マリファナを指す隠語)吸ってる自分の写真を使うしかなかった。アジア編のカバーは最初はウィードだけで撮っていたけど表情が緩くなりすぎたからコカインを1ラインずつ足して撮影したんだったな。お巡りさん、私です」と発言している[4]。また、「10代後半から20代前半まで、脳味噌がミキサーにかけられているようなジャンキー時代を過ごした」こと[5]、「私も元ジャンキーでコカインをやめるのに苦労した」ことを自認し[6]、「過去に、大麻もコカインもLSDもエクスタシーも覚醒剤もヘロインもDMTも使用したことがあります。せこく立ち回ったおかげで逮捕されたことはありませんが、それはたまたまです」と述べている[7]。「私の名前はいろいろな取調室の中で語られていて、Twitterもチェックされている。刑事は「あの人は尻尾を出さないね。プロフェッショナルだわ」と感心していたらしい」とも発言している[8]。
- 2024年3月15日に名古屋地裁で開かれた「頂き女子詐欺事件」の公判に、弁護側の情状証人として出廷した[9]。
企画・編集
出版社はすべて彩図社。
一般書籍
- 僕、はまじ(浜崎憲孝、2002年) - 初の企画本。著者は『ちびまる子ちゃん』に登場するはまじのモデル。
- ついていったら、こうなった キャッチセールス潜入ルポ(多田文明、2003年)
- アジア罰当たり旅行(丸山ゴンザレス、2007年)
- 売春島「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ(高木瑞穂、2017年)
- 悪党の詩(D.O、2019年)
- 怒羅権と私(汪楠、2021年)
- 「海外ブラックロード」シリーズ(嵐よういち)
麻雀関連
執筆
単行本
出版社の記載なきものはすべて彩図社。
漫画
原作
- 鳥と獣(丸山勇樹、竹書房) - 初の漫画原作
- 電脳アリスと因幡くん(藤也卓巳、KADOKAWA)
- 追憶のアペイロン(加藤拓弐、KADOKAWA)
- REVOLT(高木秀栄、KADOKAWA)
- 帝国の神兵(春乃えり、KADOKAWA)
- ぼくのツアーリ(姫野ユウマ、KADOKAWA)
- ハスリンボーイ(本田優貴、小学館)
- 半グレ 六本木 摩天楼のレクイエム(山本隆一郎、秋田書店) - 小説『半グレ』を漫画化
- 一色さんはうまぶりたいっ!(マルヤマ、KADOKAWA) - マルヤマは上記の丸山勇樹と同一人物
- 私刑執行人〜殺人弁護士とテミスの天秤〜(監修:大槻展子、内田康平、『別冊ヤングチャンピオン』2023年1月号[10] - 、秋田書店)
他
関連人物
- 丸山ゴンザレス - 「草下」「丸ちゃん」と呼び合う仲。動画配信番組『丸山ゴンザレスの裏社会ジャーニー』のプロデューサーを務めている。
外部リンク
- 草下シンヤ (shinya.kusaka.7) - Facebook
- 草下シンヤ (@kusakashinya) - X(旧Twitter)
- クサカラジオ
- 40歳、「裏社会を本で伝える男」の非凡な人生 | 東洋経済オンライン
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