花輪スキー場

秋田県鹿角市にあるスキー場

花輪スキー場(はなわスキーじょう)は、秋田県鹿角市花輪1954年昭和29年)に開業したスキー場である。

花輪スキー場
花輪スキー場
所在地秋田県鹿角市花輪字百合沢81-1
座標北緯40度11分16秒 東経140度49分23秒 / 北緯40.18778度 東経140.82306度 / 40.18778; 140.82306 東経140度49分23秒 / 北緯40.18778度 東経140.82306度 / 40.18778; 140.82306
標高744 m - 257 m
標高差487 m
最長滑走距離1,985 m
最大傾斜30
コース数3本
コース面積ha
索道数3本
テレインパーク-
公式サイトスポーツアミューズメント alpas(アルパス)
地図
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花輪シャンツェ
Hanawa Schanze
花輪シャンツェ
施設情報
正式名称花輪スキー場ジャンプ台
所在地
日本の旗 日本
自治体鹿角市
開場1954年(ノーマルヒル)
改修2012年(ノーマルヒル)
所有者鹿角市
管理者東京美装
サイズ
K点78 m(ノーマルヒル)
50 m(ミディアムヒル)
30 m (スモールヒル)
20 m (スモールヒル)
ヒルサイズ86 m(ノーマルヒル)
56 m(ミディアムヒル)
ヒルレコード88.5m 岩佐勇研 (2016-10-22)
大会
鹿角市総合運動公園陸上競技場
鹿角市総合運動公園陸上競技場
施設情報
所在地秋田県鹿角市花輪百合沢81-1
起工1995年
開場1998年
所有者鹿角市
運用者東京美装興業
グラウンド天然芝
照明あり (サッカー公式戦非対応)
大型映像装置なし
使用チーム、大会
浅利純子杯駅伝
秋田FCカンビアーレ
収容人員
5,000人
アクセス
#アクセスを参照

概要

花輪スキー場は、アルペンジャンプクロスカントリーの本格的なスキー競技を一度に開催可能な全国でも数少ないスキー場であり[1]、数多くの大会が開催されている。

1997年平成9年)2月開催の第52回国民体育大会冬季大会スキー競技会(あきた鹿角国体)の会場として総合的な施設整備を行なうことになり、1995年(平成7年)にスキー場の拠点となる鹿角トレーニングセンターが完成し、トレーニング施設・宿泊施設レストラン等の機能が充実した。

1998年(平成10年)には、陸上競技場テニスコートを備えた鹿角市総合運動公園が完成し、鹿角市のスポーツエリアの中核となっている。なお、このスポーツエリアは alpas(Alpine Skiing-Park-Sports、アルパス)という愛称で市民に親しまれている。

2005年(平成17年)4月より指定管理者として、東京美装興業株式会社が運営を行なっている。

東京2020オリンピック聖火リレーで、総合運動施設アルパスがセレブレーション会場となり、聖火ランナーは公募により1万人程度が選ばれた。聖火リレーについて、組織委員会はスポンサー企業4社と各都道府県実行委員会が行なったランナー公募に延べ53万5717件の応募があったと発表している[2]

コース

  • ゲレンデは、初心者から上級者まで3コースが設置されている。また、スノーボード滑走も可能である。
    • ジャイアントコース(上級)
    • パノラマパラダイスコース(上級中級)
    • ファミリーコース(初級)
  • クロスカントリーは、森林地帯に囲まれ起伏に富んだ特徴のある総延長10kmのSAJ公認コース。スタート地点から2kmの区間は夜間照明付きでナイター練習も可能。

シャンツェ(ジャンプ台)

ジャンプ台は、ナイター設備管理完備のノーマルヒル(HS=86:以前はHS=84でミディアムヒルに格下げされたが2012年の改修でノーマルヒルに復帰した)、ミディアムヒル(HS=56)とスモールヒル(K=30、K=15m)の夏季間利用できるオールシーズン型である。国内では夏季から冬季へのシーズン切替作業を11月初旬に行なうが、花輪シャンツェはそれよりも遅く11月下旬に行なうため、日本ではこの時期(11月初旬から中旬)に飛べる唯一のジャンプ台となる。また、国際スキー連盟に承認された数少ない国内の台となっている[3]

北京オリンピックジャンプ男子ノーマルヒル金メダリストの小林陵侑選手は、小中高とこのジャンプ台で練習を行なっていた[4]

開催された大会

アクセス

事故

2014年2月28日、スキー教室に参加していた鹿角市立十和田中学校の1年生がパノラマコースの斜度約30度のカーブ外側の立木に衝突して死亡した。これまで大きな事故はなく、コース逸脱を防ぐネットや立ち木のクッションなどはなかった[5]

脚注

関連項目

外部リンク