群像社
株式会社群像社(ぐんぞうしゃ)は、ロシア文学専門の日本の出版社。1980年に宮澤俊一ほか2名が設立。現代ロシア(旧ソ連)のみならず、アントン・チェーホフの作品研究訳書、ミハイル・ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』やゴーゴリ等の古典新訳も刊行している。
群像社 | |
---|---|
正式名称 | 株式会社 群像社 |
英文名称 | GUNZOSHA Publishing Co., Ltd. |
現況 | 事業継続中(2024年) |
種類 | 株式会社 |
出版者記号 | 915264 |
取次コード | 3264 |
法人番号 | 8020001062220 |
設立日 | 1980年8月[1] |
代表者 | 島田進矢[2] |
本社郵便番号 | 〒232-0063 |
本社所在地 | 神奈川県横浜市南区中里 1-9-31-3B |
資本金 | 1,000万円[1] |
従業員数 | 1名[1] |
ネット販売 | 有り |
主要出版物 | 群像社ライブラリー |
定期刊行物 | 『ユーラシア研究』 |
得意ジャンル | ロシア文学 |
関係する人物 | 浅川彰三、宮澤俊一、五月女道子[3] |
外部リンク | http://www.gunzosha.com/ |
群像社 島田 (@gunzosha) - X(旧Twitter) |
2015年のノーベル文学賞を受賞したスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチの作品を、日本で最初に出版(2000年~)していたことでも知られる[注 1]。年2回『ロシア文化通信 群』を刊行している。現役の訳者には浦雅春や沼野充義・恭子夫妻、船木裕、安岡治子等がいる。
新刊案内などを目的として、読者向け「群像社 友の会」を設けており、ロシア文学通信『群』が年2回送付されるなどの特典がある。出版活動の下支えも込めた「支援会員」と、「会員」がある[6]。
2015年、第31回梓会出版文化賞特別賞を受賞した。
主な刊行物
- スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ
- 『ボタン穴から見た戦争:白ロシアの子供たちの証言』(三浦みどり訳)2000年。
- 『死に魅入られた人びと:ソ連崩壊と自殺者の記録』(松本妙子訳)2005年。
- 『戦争は女の顔をしていない』(三浦みどり訳)2008年。
- タラス・シェフチェンコ
- 『叙事詩 マリア』(藤井悦子訳・たなか鮎子絵)2009年。ISBN 978-4-903619-13-2
- 『詩集 コブザール』(藤井悦子訳)2018年。ISBN 978-4-903619-90-3
- ユーラシア文庫
- 宮崎信之『バイカルアザラシを追って:進化の謎に迫る』2015年。ISBN 978-4-903619-58-3
- 廣瀬陽子『アゼルバイジャン:文明が交錯する「火の国」』2016年。ISBN 978-4-903619-66-8
- 高山智『マイヤ・プリセツカヤ:闘う舞姫とその時代』2019年。ISBN 978-4-903619-94-1
- 長縄光男『ニコライ堂小史:ロシア正教受容160年をたどる(増補新版)』2021年。ISBN 978-4-910100-16-6
脚注
注釈
出典
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- ロシア文学と共に30年—群像社 島田進矢氏に聞く - 公益財団法人ニッポンドットコム(2015年12月30日付)。