紀伊駅
和歌山県和歌山市にある西日本旅客鉄道の駅
紀伊駅(きいえき)は、和歌山県和歌山市北野にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)阪和線の駅である。駅番号はJR-R51。
紀伊駅 | |
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駅舎 | |
きい Kii | |
◄JR-R50 山中渓 (8.1 km) (3.9 km) 六十谷 JR-R52► | |
所在地 | 和歌山県和歌山市北野441 北緯34度16分8.95秒 東経135度14分48.13秒 / 北緯34.2691528度 東経135.2467028度 東経135度14分48.13秒 / 北緯34.2691528度 東経135.2467028度 |
駅番号 | JR-R51 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | 阪和線 |
キロ程 | 53.3 km(天王寺起点) |
電報略号 | キイ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- | 3,882人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1930年(昭和5年)6月16日 |
備考 | 直営駅 |
大阪府との府県境となる和泉山脈の雄ノ山峠を越えることもあり、北隣の山中渓駅と当駅の駅間距離は阪和線では最も長い8.1kmとなっている。
歴史
- 1930年(昭和5年)6月16日:阪和電気鉄道の和泉府中駅 - 阪和東和歌山駅(現・和歌山駅)間延伸により開業[1]。
- 1940年(昭和15年)12月1日:阪和電気鉄道が南海鉄道に吸収合併され、南海山手線の駅となる[2]。
- 1944年(昭和19年)5月1日:戦時買収により国有化され、運輸通信省(国鉄)阪和線の駅となる[2][3]。
- 1968年(昭和43年)9月1日:貨物の取り扱いが廃止[4]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる[2][4]。
- 1988年(昭和63年)3月13日:朝夕の一部快速停車駅となる。
- 1992年(平成4年)11月1日:みどりの窓口営業開始。
- 1993年(平成5年)7月1日:阪和線運行管理システム(初代)導入。
- 1998年(平成10年)6月25日:自動改札機を設置し、供用開始[5]。
- 1999年(平成11年)5月10日:紀州路快速運転開始により、終日快速停車駅になる。
- 2003年(平成15年)11月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[6]。
- 2013年(平成25年)9月28日:阪和線運行管理システムを2代目のものに更新。
- 2018年(平成30年)3月17日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始。
- 2022年(令和4年)
駅構造
島式ホーム2面4線を持つ、待避設備を備えた地上駅。駅舎と2つのホームが同じ高さにあり、この3つを結ぶ跨線橋がある。のりばは駅舎側から1番のりば、2番のりば、3番のりば、4番のりばである。有効長は、本線となる3番線と2番線は8両編成分あるが、待避線となる4番線と1番線は、両端1両分ずつない6両編成分である。
駅舎やホームは駅前の道路などから見ると少し高い場所にあり、駅舎と駅前とは階段で結ばれている。駅舎は狭い敷地に建てられているためL字型をした構造である。
和泉砂川駅が管理している直営駅で、阪和線としては、和歌山県の最北端にある駅である。なお、和泉砂川駅より地区駅長が配属されている。2012年に和歌山駅から移管された。みどりの券売機が設けられ、ICカード「ICOCA」を利用できる。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1・2 | 阪和線 | 下り | 和歌山方面[8] |
3・4 | 上り | 天王寺方面[8] |
- 2番・3番のりばが主本線、1番・4番のりばが待避線である。
利用状況
2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は3,882人である[県統計 1][9]。和歌山県にあるJRの駅では和歌山駅に次いで、第2位である。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。(但し、降車客は含まない。)
年度 | 1日平均 乗車人員 | 1日平均 乗降人員 | 備考 |
---|---|---|---|
1998年(平成10年) | 3,972 | ||
1999年(平成11年) | 3,967 | ||
2000年(平成12年) | 3,955 | [県公共 1]7,932 | |
2001年(平成13年) | 3,895 | [県公共 2]7,790 | |
2002年(平成14年) | 3,873 | [県公共 2]7,746 | |
2003年(平成15年) | 3,910 | [県公共 2]7,842 | |
2004年(平成16年) | 3,924 | [県公共 2]7,848 | |
2005年(平成17年) | 3,980 | [県公共 1]7,960 | |
2006年(平成18年) | 4,007 | [県公共 1]8,014 | |
2007年(平成19年) | 4,029 | [県公共 1]8,058 | |
2008年(平成20年) | 4,112 | [県公共 1]8,200 | |
2009年(平成21年) | 4,104 | [県公共 1]8,208 | |
2010年(平成22年) | 4,179 | [県公共 1]8,358 | |
2011年(平成23年) | 4,246 | [県公共 1]8,492 | |
2012年(平成24年) | 4,286 | [県公共 1]8,572 | |
2013年(平成25年) | 4,280 | [県公共 1]8,560 | |
2014年(平成26年) | 4,088 | [県公共 1]8,176 | |
2015年(平成27年) | 4,129 | [県公共 1]8,260 | |
2016年(平成28年) | 4,089 | [県公共 1]8,178 | |
2017年(平成29年) | [県統計 2]4,048 | [県公共 1]8,096 | |
2018年(平成30年) | [県統計 3]3,948 | [県公共 1]7,896 | |
2019年(令和元年) | [県統計 1]3,882 | [県公共 1]7,764 | |
2020年(令和 | 2年)[県公共 1]5,258 | ||
2021年(令和 | 3年)[10]5,702 |
駅周辺
当駅周辺は1959年(昭和34年)に和歌山市へ編入されるまで海草郡紀伊村だったところで、駅名もこれによる。当駅西方の和歌山市府中(旧・紀伊村大字府中)に鎮座する府守神社が紀伊国の国府跡と伝わり、旧国名をそのまま名乗る自治体を形成していた。
- 和歌山市立紀伊小学校
- 和歌山市立紀伊中学校
- 和歌山県立紀伊コスモス支援学校
- 上野廃寺跡
- 川辺王子跡
- 阪和自動車道紀ノ川サービスエリア
- 紀伊駅前郵便局
- 和歌山バス定期券発売所
- 和歌山県道7号粉河加太線
バス路線
駅前を通る和歌山県道7号線沿いに「紀伊駅前」停留所があり、下記の路線が発着する。
- 83・84・85系統(六十谷線)
- 南海和歌山市駅行き
- 川永団地行き
- 紀伊粉河線
- 紀泉台・近畿大学(生物理工学部)・粉河寺・粉河駅前方面
- 県立盲学校前・F.B.T方面
隣の駅
脚注
出典
統計
- 和歌山県公共交通機関等資料集
- 和歌山県統計年鑑
関連項目
外部リンク
- 紀伊駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道