第304飛行隊 (航空自衛隊)

航空自衛隊の戦闘機部隊

第304飛行隊(だい304ひこうたい、JASDF 304th Tactical Fighter Squadron)は、航空自衛隊南西航空方面隊第9航空団隷下の戦闘機部隊である。那覇基地に所属し、F-15J/DJ戦闘機および連絡機としてT-4を運用する。

第304飛行隊
第304飛行隊のF-15J
創設1977年8月1日
所属政体日本の旗 日本
所属組織 航空自衛隊
所在地沖縄県那覇基地
編成地福岡県築城基地
通称号/略称304SQ
愛称テング・ウォリアーズ
Tengu Warriors
上級単位第9航空団
最終上級単位南西航空方面隊
担当地域南西諸島空域
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同航空団隷下の第204飛行隊とともに、南西諸島全域の防空を担う戦闘飛行隊である。

概要

1977年(昭和52年)4月1日F-86Fを運用する第10飛行隊の閉隊に伴い、同年8月1日、航空自衛隊で4番目のF-4EJ飛行隊として築城基地の第8航空団隷下にて新編された。発足当初、F-86Fから機種転換教育を受けたベテランパイロットが多数編入された精強な飛行隊として活動を開始し、1978年度戦技競技会では部隊発足後わずか9ヶ月ながらも優勝している[1]

1990年(平成2年)1月20日F-15を装備する6番目の飛行隊となり、2000年(平成12年)10月6日新田原基地第202飛行隊が閉隊して以降は、西部航空方面隊対領空侵犯措置を実施する唯一のF-15飛行隊となっていた[2]

南西諸島空域における航空優勢確保や増加するスクランブルに対応するため、2016年(平成28年)1月31日をもって那覇基地に新編された第9航空団隷下に編入となった。

部隊マークは英彦山に棲むと伝えられる、天狗(英彦山豊前坊)がデザインされている。「天狗の如く山河を超え、鎮西の空を飛翔することの象徴」を意味し、発足当時の第8航空団司令のアイデアによるものとされる。築城基地時代は赤い顔の天狗として描かれていたが、那覇基地に移駐後は低視認性(ロービジ)塗装の灰色にされている。また、スペシャルマーキング等で「琉球天狗」と自負している。

沿革

5月3日 - 航空総隊射撃及び要撃戦技競技会優勝[3]
10月 - F-4EJでのホットスクランブル1,000回達成[6]
1月20日 - F-4EJからF-15J/DJへの機種更新完了[1]
7月 - F-15による対領空侵犯措置任務付与[6]
10月15日10月17日 - 航空総隊戦技競技会FI部門優勝[11][8]
3月18日 - 那覇基地での対領空侵犯措置任務付与[6]

歴代運用機

脚注・出典

外部リンク