竹鼻駅

岐阜県羽島市にある名古屋鉄道の駅

竹鼻駅(たけはなえき)は、岐阜県羽島市竹鼻町狐穴栄町にある、名古屋鉄道竹鼻線である。駅番号はTH06。第2回「中部の駅百選」選定駅。

竹鼻駅*
駅舎(2023年1月)
たけはな
TAKEHANA
TH05 不破一色 (1.6 km)
(1.0 km) 羽島市役所前 TH07
地図
所在地岐阜県羽島市竹鼻町狐穴栄町3305
北緯35度19分36秒 東経136度42分23秒 / 北緯35.32667度 東経136.70639度 / 35.32667; 136.70639 東経136度42分23秒 / 北緯35.32667度 東経136.70639度 / 35.32667; 136.70639
駅番号TH  06 
所属事業者名古屋鉄道
所属路線竹鼻線
キロ程8.6 km(笠松起点)
駅構造地上駅
ホーム1面1線
乗降人員
-統計年度-
2,044人/日
-2019年-
開業年月日1921年大正10年)6月25日
備考無人駅駅集中管理システム導入駅)
*1929年昭和4年)2月19日1951年(昭和26年)1月1日までは栄町駅
テンプレートを表示

本項ではかつて駅に併設されていた竹鼻分庫(たけはなぶんこ)についても記述する。

歴史

駅舎に向かって左側には隣接して竹鼻鉄道の本社(木造2階建)があった。名古屋鉄道へ合併後も倉庫などとして建物を利用していたが、1980年頃に老朽化のため取壊し、跡地を月極駐車場に転用している。

年表

駅構造

単式1面1線ホームを持つ地上駅。駅集中管理システム名鉄岐阜駅管理)導入済の無人駅である。

ホームに隣接してあった旧荷物取扱所を改造し、自転車駐輪場を併設している。以前はこの駐輪場の入口が改札口(駅員が管理)となっていたため、ホームの中へ自転車を持って入る珍しい光景が見られたが、無人駅(駅集中管理)化による工事に伴い、駐輪場の場所はそのままで改札内から切離し、道路側(駅舎外)から駐輪場へ直接入るように変更された。また、同じく無人駅化の工事に伴い駅舎の窓がふさがれ、車椅子対応のスロープが設置されるなど、外観が変化した。

のりば
路線方向行先
TH 竹鼻線下り新羽島方面[4]
上り笠松名鉄岐阜方面[4]

配線図

竹鼻駅 構内配線略図

新羽島方面

笠松・
岐阜方面
凡例
出典:[5]


利用状況

  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は2,061人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中181位、竹鼻線・羽島線(10駅)中5位であった[6]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は3,639人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中122位、竹鼻線・羽島線(16駅)中2位であった[7]

『岐阜県統計書』『羽島市統計書』各号によると、年間乗車人員、年間乗降人員、一日平均乗降人員の推移は以下の通りである。

乗車人員・乗降人員の推移
年間統計一日平均
乗降人員
備考
乗車人員乗降人員
1921(大正10)年度86479172958[8]
1922(大正11)年度145193290386[9]
1923(大正12)年度223241446482[10]
1924(大正13)年度168691343005[11]
1925(大正14)年度172451350650[12]
1926(大正15)年度180615367249[13]
1927(昭和02)年度185070376310[14]
1928(昭和03)年度185070376310[15]
1929(昭和04)年度120732228227[16]
1930(昭和05)年度101728192303[17]
1931(昭和06)年度90513171058[18]
1932(昭和07)年度5760387674[19]
1933(昭和08)年度6158494445[20]
1934(昭和09)年度5957191884[21]
1935(昭和10)年度5744789867[22]
1936(昭和11)年度
1937(昭和12)年度
1938(昭和13)年度
1939(昭和14)年度
1940(昭和15)年度
1941(昭和16)年度
1942(昭和17)年度
1943(昭和18)年度
1944(昭和19)年度
1945(昭和20)年度
1946(昭和21)年度
1947(昭和22)年度
1948(昭和23)年度
1949(昭和24)年度
1950(昭和25)年度
1951(昭和26)年度
1952(昭和27)年度
1953(昭和28)年度
1954(昭和29)年度
1955(昭和30)年度5533021107088[23]
1956(昭和31)年度5502841097299[24]
1957(昭和32)年度6016081199475[25]
1958(昭和33)年度6123381222155[26]
1959(昭和34)年度6381471275581[27]
1960(昭和35)年度6503781298971[28]
1961(昭和36)年度7069771408576[29]
1962(昭和37)年度7083951414569[30]
1963(昭和38)年度7056481409818[31]
1964(昭和39)年度7309041462597[32]
1965(昭和40)年度6998981401665[33]
1966(昭和41)年度6873961379196[34]
1967(昭和42)年度6664531339581[35]
1968(昭和43)年度6498681307347[36]
1969(昭和44)年度605113[37]
1970(昭和45)年度577000[38]
1971(昭和46)年度559000[39]
1972(昭和47)年度535000[40]
1973(昭和48)年度
1974(昭和49)年度
1975(昭和50)年度
1976(昭和51)年度
1977(昭和52)年度
1978(昭和53)年度471694951000[41][42]
1979(昭和54)年度469252946000[41][43]
1980(昭和55)年度452361915000[41][44]
1981(昭和56)年度455383920000[45][46]
1982(昭和57)年度465840940000[45][47]
1983(昭和58)年度543535[48]
1984(昭和59)年度573651[49]
1985(昭和60)年度6018981213000[50][51]
1986(昭和61)年度6146901237000[50][52]
1987(昭和62)年度6430371288000[50][53]
1988(昭和63)年度6675991339000[54][55]
1989(平成元)年度6521921306000[54][56]
1990(平成02)年度6629481328000[54][57]
1991(平成03)年度6738191354000[58][59]
1992(平成04)年度6534351314000[58][60]
1993(平成05)年度59679111989173319[61]
1994(平成06)年度55432211146633085[61]
1995(平成07)年度53666010790672984[61]
1996(平成08)年度51546810383432875[61]
1997(平成09)年度49795910021362773[61]
1998(平成10)年度4875239764842704[62]
1999(平成11)年度4811949627542663[62]
2000(平成12)年度4645519261362564[62]
2001(平成13)年度4528768998692491[62]
2002(平成14)年度4464878849582450[62]
2003(平成15)年度4383158686732404[63]
2004(平成16)年度4291938500852354[63]
2005(平成17)年度4211268349762312[64]
2006(平成18)年度4235578399192325[64]
2007(平成19)年度4112488144732254[64]
2008(平成20)年度3994317852962175[64]
2009(平成21)年度3801057484502071[64]
2010(平成22)年度3677007241592005[65]
2011(平成23)年度3597187205381993[65]
2012(平成24)年度3737237475692069[65]
2013(平成25)年度3717937447022061[65]
2014(平成26)年度3677997360932037[65]
2015(平成27)年度3756687511642078[66]
2016(平成28)年度3702457391792046[66]
2017(平成29)年度3697197392792048[66]
2018(平成30)年度3644857290092018[66]
2019(令和元)年度3695057390332044[66]
2020(令和02)年度2910045806721608[67]

斜体の値は千人単位(千人未満四捨五入)

竹鼻分庫

竹鼻鉄道開通当初からホームと反対側に検車庫(栄町車庫[68]→竹鼻分庫[69])も併設されていた。検車設備は1962年の昇圧後に撤去された[70]が、その後も暫く側線として車輌の一時留置や軌道改良の資材置場などに使用していた(1980年頃に沿道を拡幅するため用地を羽島市へ売却)。

竹鼻駅 構内配線略図(1957年)

羽島・
大須方面

笠松
方面
凡例
出典:停車場配線略図 昭和32年調査[71]


駅周辺

羽島市役所へは次の羽島市役所前駅が最寄となるが、羽島市(旧・竹ヶ鼻町)の中心街へは最も近く、駅の所在地は昔ながらの街並み(旧市街)の外れとなっている。

隣の駅

名古屋鉄道
TH 竹鼻線
不破一色駅(TH05) - 竹鼻駅(TH06) - 羽島市役所前駅(TH07)

脚注

関連項目

外部リンク