福島駅 (JR西日本)

大阪府大阪市福島区にある西日本旅客鉄道の駅

福島駅(ふくしまえき)は、大阪府大阪市福島区福島七丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)のである。駅番号はJR-O12。駅シンボルフラワーは「カキツバタ」である。

福島駅
外観(2006年7月24日)
ふくしま
Fukushima
地図 上からJR福島駅、阪神福島駅、中之島駅
所在地大阪市福島区福島七丁目1-3
北緯34度41分49.7秒 東経135度29分11.7秒 / 北緯34.697139度 東経135.486583度 / 34.697139; 135.486583 (福島駅) 東経135度29分11.7秒 / 北緯34.697139度 東経135.486583度 / 34.697139; 135.486583 (福島駅)
所属事業者西日本旅客鉄道(JR西日本)
電報略号フク
駅構造高架駅[1]
ホーム1面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
26,054人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日1898年明治31年)4月5日
乗入路線 2 路線
所属路線O 大阪環状線
駅番号 JR-O12 
キロ程11.7 km(天王寺起点)
JR-O11 大阪 (1.0 km)
(1.4 km) 野田 JR-O13
所属路線東海道本線貨物支線(梅田貨物線[* 1]
キロ程10.0 km(吹田(タ)起点)
大阪 (0.9[* 2] km)
(- km) (西九条[* 3]
乗換
備考
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概要

当駅には大阪環状線のほか、東海道本線支線(梅田貨物線)が乗り入れているがホームがないため、同線経由旅客列車は当駅に停車できない(そのため、旅客上では実質的に大阪環状線単独駅)。同線の線路は西九条駅で環状線の線路と接続しているが、東海道本線の支線としては当駅が終端で、当駅 - 西九条駅間は大阪環状線の線増(貨物専用線)という扱いである。

近接してJR東西線新福島駅が存在するが、相互は乗換駅とはみなされておらず、当駅を介した運賃通算の制度は設けられていない。

歴史

駅構造

プラットホーム

旅客線のみに島式1面2線のホームを持つ高架駅になっている[1]分岐器絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。改札口は地上にある。

JR西日本交通サービスによる業務委託駅であり西九条駅が管理している。アーバンネットワークエリアに入っている。また、JRの特定都区市内制度における「大阪市内」に属する駅である。当駅に停車する大和路快速と区間快速が直通する関西本線大和路線)の「郡山駅」の同名駅と同じく東北本線にある福島駅と区別するため、切符には「(環)福島」と印字される。ICOCAの利用が可能である(相互利用対象ICカードはICOCAの項を参照)。

のりば

のりば路線方向行先
1 大阪環状線内回り西九条天王寺ユニバーサルシティ方面[8]
2外回り大阪京橋方面[8]

発車メロディ

「大阪環状線改造プロジェクト」の一環として、2015年3月22日から円広志の「夢想花」が発車メロディとして使用されている[9]。大阪環状線が周回運転することと、歌詞の「回って回って…」にちなんでいる。

利用状況

2022年(令和4年)度の1日の平均乗車人員26,054人で、JR西日本の駅の中では住道駅に次いで第28位である[JR 1]1997年3月8日に隣接してJR東西線新福島駅が開業した後は乗車人員が減少し、その後横ばいとなっていたが、近年は増加傾向にある。

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2][統計 3]
年度1日平均
乗車人員
順位出典
JR大阪府
1988年(昭和63年)28,259--[大阪府 1]
1989年(平成元年)29,299[大阪府 1]
1990年(平成02年)31,369[大阪府 2]
1991年(平成03年)32,511[大阪府 3]
1992年(平成04年)32,941[大阪府 4]
1993年(平成05年)32,212[大阪府 5]
1994年(平成06年)31,194[大阪府 6]
1995年(平成07年)32,304[大阪府 7]
1996年(平成08年)31,772[大阪府 8]
1997年(平成09年)27,189[大阪府 9]
1998年(平成10年)25,917[大阪府 10]
1999年(平成11年)25,216[大阪府 11]
2000年(平成12年)24,429[大阪府 12]
2001年(平成13年)24,126[大阪府 13]
2002年(平成14年)23,737[大阪府 14]
2003年(平成15年)23,636[大阪府 15]
2004年(平成16年)23,551[大阪府 16]
2005年(平成17年)23,442[大阪府 17]
2006年(平成18年)23,575[大阪府 18]
2007年(平成19年)24,092[大阪府 19]
2008年(平成20年)23,450[大阪府 20]
2009年(平成21年)22,715[大阪府 21]
2010年(平成22年)22,777[大阪府 22]
2011年(平成23年)23,248[大阪府 23]
2012年(平成24年)24,053[大阪府 24]
2013年(平成25年)25,04533位[JR 2][大阪府 25]
2014年(平成26年)25,62331位[JR 3][大阪府 26]
2015年(平成27年)26,90531位[JR 4][大阪府 27]
2016年(平成28年)28,45630位[JR 5][大阪府 28]
2017年(平成29年)28,79630位[JR 6][大阪府 29]
2018年(平成30年)29,57330位[JR 7][大阪府 30]
2019年(令和元年)30,10627位[JR 8][大阪府 31]
2020年(令和02年)22,58828位[JR 9][大阪府 32]
2021年(令和03年)22,96428位[JR 10][大阪府 33]
2022年(令和04年)26,05428位[JR 1][大阪府 34]

駅周辺

シティタワー西梅田
朝日放送グループホールディングス本社社屋

オフィスビル開発の進む堂島西部や中之島西部への便が良いため、JR福島駅・JR新福島駅・阪神福島駅を利用する通勤客が増加している。

バス路線

大阪シティバス阪神バスの路線が発着する。

福島八丁目
浄正橋 / ホテル阪神

線路内への転落事故

1973年(昭和48年)8月17日、この駅において、目の不自由な乗客が誤ってホームから線路に転落したところ、進入してきた電車にはねられ、両脚切断の重傷を負うという事故が発生した。当時、同駅には点字誘導ブロックが設置されていなかったが、このことについて、当時の国鉄に駅ホーム施設の設置・管理に不備があったとして、国家賠償法に基づいて損害賠償を請求することが可能かどうかについての最高裁判所の裁判例がある[10]

この訴訟を契機に、全国的に駅への点字ブロックの設置が普及した。

隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
大阪環状線
大和路快速・関空快速・紀州路快速・快速
大阪駅 (JR-O11) - 福島駅 (JR-O12) - 西九条駅 (JR-O14)
区間快速・直通快速・普通
大阪駅 (JR-O11) - 福島駅 (JR-O12) - 野田駅 (JR-O13)
東海道本線貨物支線(梅田貨物線、旅客運転は通過列車のみで乗降設備なし)
大阪駅 (JR-A47・JR-O11) - (福島駅) - 西九条駅(大阪環状線) (JR-O14)

脚注

記事本文

出典

利用状況

データで見るJR西日本
大阪府統計年鑑

関連項目

外部リンク