猪ノ鼻道路(いのはなどうろ)は、香川県三豊市から徳島県三好市に至る国道32号(国道319号重複[1])のバイパス道路である。現在は国道32号の一部となっている。
国道32号香川・徳島県境の猪ノ鼻峠区間(猪ノ鼻道路開通後は香川県道・徳島県道5号観音寺池田線)は道路線形の不良箇所が多く(線形不良箇所(R≦80m)が28箇所、7 %の急勾配区間が2箇所)、また約11 kmの間に51箇所の災害危険箇所が存在するため、大雨や大雪等の異常気象があると、全面通行止めとなる事前通行規制区間になっており、異常気象時には約400世帯1000人が孤立していた[2]。
猪ノ鼻道路はこの事前通行規制区間の解消や線形不良の解消による安全な交通の確保、旅行時間の短縮による香川・徳島交流促進等を目的として、香川県側は国土交通省四国地方整備局香川河川国道事務所、徳島県側は徳島河川国道事務所により整備された。
猪ノ鼻道路には歩道が設置されていない。そのため入口には自転車・歩行者は(通行止めにはなっていないが)旧道を通るように求める警告板が設置されている。
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