熊谷ラグビー場

日本のラグビー場
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熊谷ラグビー場(くまがやラグビーじょう)は、埼玉県熊谷市熊谷スポーツ文化公園内にあるラグビー場。

熊谷ラグビー場

熊谷ラグビー場

地図
施設情報
所在地埼玉県熊谷市川上810
位置北緯36度10分5.7秒 東経139度24分8.8秒 / 北緯36.168250度 東経139.402444度 / 36.168250; 139.402444 東経139度24分8.8秒 / 北緯36.168250度 東経139.402444度 / 36.168250; 139.402444
開場1991年
拡張2016年 -
所有者埼玉県
運用者指定管理者)公益財団法人埼玉県公園緑地協会
照明あり
大型映像装置あり
設計者松田平田設計(増改築工事)
建設者清水建設(増改築工事)
使用チーム、大会
ラグビーワールドカップ20192019年
埼玉パナソニックワイルドナイツ2022年 - )
収容人員
約24,000人

概要

熊谷スポーツ文化公園内のラグビー専用の競技場である。[1]

メインスタジアムであるAグラウンドとそれに隣接するBグラウンド・Cグラウンド、さらに公園西端の西グラウンドと4つのラグビー競技場がある。全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会では、4グラウンドすべてが使用される。

Aグラウンド

全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会やリーグワン埼玉パナソニックワイルドナイツのホームゲーム)、関東大学ラグビー(関東大学ラグビー対抗戦グループ関東大学ラグビーリーグ戦グループ)など数多くの試合が行われる。収容人数 24000人(全席座席)。

2019年に ラグビーワールドカップ2019の会場のひとつとなった。

2022年より パナソニックワイルドナイツのホームスタジアムとなっている。

なお、ワイルドナイツのホストゲームでのベンチサイドは、クラブハウスに近い北側がホストのワイルドナイツ、南側がビジターチームとなる。

B・Cグラウンド

Bグラウンドは観客席(収容人員6700人)付きの専用グラウンドだが、Cグラウンドは多目的広場としての利用も可能となっている(但し有料施設の扱いであり、自由に立ち入りはできない)。

その他

公園西端の "西グラウンド" は、かつての西第1多目的広場をラグビーの試合が可能なグラウンドとして改修したもの。アルカス熊谷が練習グラウンドに使用しているほか、全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会などでも利用されている。

また、Aグラウンドに隣接するさくらオーバルフォートには、ワイルドナイツ専用の練習グラウンドがある。

ラグビーW杯会場としての使用

日本でのラグビーワールドカップ2019の開催に合わせて、埼玉県と熊谷市は熊谷ラグビー場を改修し、強豪国との試合の開催が可能なBカテゴリー相当のスタジアムへ拡張する改修を行った。

改修前の収容能力は、芝生席込み24000人(座席9232人、立ち見4828人)であり、これを国際大会規格に適合させるため、全面座席に改修、新たにナイター照明塔、大型映像装置をそれぞれ新設すること(W杯開催には映像装置と照明設備が必須のため)や、屋根拡張(面積7000平方メートル、高さ35メートル)などを行った[2]。その他フィールドやスタンド、外構の改修も行われた。下記掲載の写真にある通り、メインスタンドとバックスタンドの配置を入れ替えている。

2015年6月に基本・実施設計の一括委託を行う競争入札が行われ、松田平田設計が落札[3]。スタジアム本体の施工に当たっては設計段階から施工者が関与する方式(アーリー・コントラクター・インボルブメント、ECI方式)が採用され、公募型プロポーザルにより清水建設が施工を前提とした「設計技術協力者」に選定された[4]。2016年6月に工事に着手しており、総事業費は124億200万円[5]。2018年8月31日に完成した。9月1日の全国高校ラグビー埼玉大会の開会式を皮切りに、10月20日ラグビートップリーグパナソニック ワイルドナイツVSキヤノンイーグルスの試合を熊谷ラグビー場こけら落とし記念試合として開催した。

ラグビーワールドカップ2019では予選プール戦が開催され、プールAのロシアサモア(9月24日)、プールDのジョージア - ウルグアイ(9月29日)、プールCのアルゼンチン - アメリカ合衆国(10月9日)の3試合が開催された。

沿革

アクセス

ラグビーワールドカップ時のアクセス

ラグビーワールドカップ及び同テストマッチの日本代表戦では、以下の特殊手段でのアクセスとなる。

運行時間・予約方法等の詳細については、「熊谷へラグビーを見に行こう」サイトの『熊谷ラグビー場へのアクセス[11]』ページを参照。

駐車場や周辺道路、ラグビーロードを規制し、シャトルバスや徒歩のみのアクセスに限る。

園内乗り入れの路線バスは運休[12]

電車利用者

予約不要シャトルバス

熊谷駅から徒歩8分:熊谷市街地ファンゾーン前(市役所通り) - (ラグビーロード経由) - 西第2多目的広場(臨時駐車場)。 帰宅時は熊谷駅北口ロータリー着。

ファンゾーンは国道17号現道と市役所通りが交差する「コミュニティひろば」。

籠原駅北口 - (国道17号・国道17号熊谷バイパス国道125号行田バイパス埼玉県道303号弥藤吾行田線経由) - 第6駐車場内くまがやドーム北西側。

予約制シャトルバス

いずれも園内は第6駐車場内くまがやドーム北東側を発着。

羽生駅西口から徒歩2分:ベルク羽生西店前(羽生市)。

森林公園駅北口(滑川町)。

太田駅南口から徒歩2分:OTA スクエアビル前(群馬県太田市)。

自家用車利用者

予約制パークアンドライド

いずれも園内は第7駐車場を発着。

妻沼臨時駐車場(妻沼西部工業団地内) - (国道407号妻沼バイパス・熊谷バイパス・行田バイパス・弥藤吾行田線経由) - 駐車場。

テストイベント時は妻沼運動公園を使用していた[13]

熊谷さくら運動公園 - (宮塚古墳通り・熊谷西環状線・妻沼バイパス・熊谷バイパス・行田バイパス・弥藤吾行田線経由) - 駐車場。

大里行政センター - (埼玉県道257号冑山熊谷線新道・第2北大通線熊谷谷郷線・行田バイパス・弥藤吾行田線経由) - 駐車場。

行田市総合公園(行田市) - (行田バイパス・弥藤吾行田線経由) - 駐車場。

園内移動

第6駐車場東側及び第7駐車場は、ラグビー場から距離がある為、足が不自由な人を優先に自動運転バス「おもいやりシャトル」で第4駐車場へ中継する。

ギャラリー

脚注

外部リンク