焼島駅 | |
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2007年当時の駅構内。左下に北越紀州製紙(現・北越コーポレーション)の専用線が伸びていた(現在は9号抄紙機前に移設) | |
やけじま Yakejima | |
◄上沼垂(信) (2.1 km) (1.7 km) (貨)東新潟港*► | |
所在地 | 新潟市東区榎町 北緯37度55分39秒 東経139度5分0.5秒 / 北緯37.92750度 東経139.083472度 / 37.92750; 139.083472 東経139度5分0.5秒 / 北緯37.92750度 東経139.083472度 / 37.92750; 139.083472 |
所属事業者 | 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所属路線 | 信越本線貨物支線 |
キロ程 | 2.1 km(上沼垂信号場起点) |
電報略号 | ヤケ |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1941年(昭和16年)9月1日 |
備考 | 貨物専用駅 |
* 当駅 - 東新潟港間は休止中。 | |
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焼島駅(やけじまえき)は、新潟県新潟市東区榎町にある日本貨物鉄道(JR貨物)信越本線貨物支線の貨物駅である。
当駅は、専用線発着のコンテナ貨物および車扱貨物の取扱駅であり、新潟貨物ターミナル駅が管理する駅の一つである。駅名の「焼島」は、かつて通船川河口に存在した中州の名に由来する。
地上駅であり、北越コーポレーション新潟工場の東に位置する。駅は着発線や数本側線があるのみで小規模である。駅から北越コーポレーション新潟工場へ専用線が伸びており、当駅では同工場で生産された紙製品の発送がある。発送先は関東地方が主で、隅田川駅構内の「エフ・プラザ隅田川(隅田川ニッソウセンター)」へ送る輸送も行われている。2008年に9号抄紙機の稼動に伴い、新しいコンテナ扱いの専用線を開設した。JRになってから新しく開設されたコンテナ専用線は初めてのことで[1]、車扱貨物の専用線を含めても山陰本線岡見駅の専用線に続いて2件目である[2]。新専用線の総工費は約1億円[3] で、当駅の東新潟港駅方約50mのところから分岐して、線路長は約210m、新専用線用のコンテナ荷役用のコンテナホームは工場内に9両編成対応のものが2面あり、総面積9000平方メートル、1日あたり12フィートコンテナ85個の取り扱いが可能[1]。専用線を用いた輸送割合はおよそ36%である[3]。新潟貨物ターミナル駅まで専用列車で運び、そこから高速貨物列車に継送して主に熊谷貨物ターミナル駅、隅田川駅へ発送される予定となっている[1]。
駅構内や専用線内の入換作業は新潟貨物ターミナル駅の社員が行っている。
当駅を発着する貨物列車は、午前中に隅田川駅から返送の定期列車の到着、新潟貨物ターミナル駅から返送のコンテナ車を連結した臨時列車の到着、および当駅から新潟貨物ターミナル駅へ交番検査に出す貨車を連結した定期列車が各1本ずつ設定されている。午後には当駅から隅田川駅へ発送の定期列車の発車、新潟貨物ターミナル駅へ発送のコンテナ車を連結した臨時列車の発車、および新潟貨物ターミナル駅から返送の交番検査を完了した貨車を連結した定期列車の到着が各1本ずつ設定されている。なお、新潟貨物ターミナル駅発着の臨時コンテナ列車はそこから別のコンテナ列車によって発送先へと継走される。
かつては、駅周辺にある日本鋼管新潟製造所(のちに改組され、現在はJFE精密本社工場)や旭カーボン本社工場などへ続く専用線もあった。旭カーボン線からは、西武鉄道小川駅(ブリヂストン東京工場)向けのカーボンブラックが発送されていた。また2010年10月4日発の列車まで有蓋車ワム80000形を使用した輸送が行われていたが、コンテナ輸送に切り替えられて廃止となった[4]。1997年まではワキ5000形も使用されていた。
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