湯包
湯包(タンバオ)は中華料理の小吃の一種[1]。灌湯包(ガンタンパオ)の省略形[2][3]。
湯包 | |||||||||||
開封「第一楼」の湯包 | |||||||||||
繁体字 | 湯包 | ||||||||||
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簡体字 | 汤包 | ||||||||||
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皮の中に餡と共にスープが入っていることが特徴として挙げられる[1]。
概要
食べ方
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/49/Tangbao.jpg/220px-Tangbao.jpg)
南京では湯包を食べるときの手順は以下のように説明され、これを節をつけて歌うようにして説明することもある[1]。
- 軽軽移 そっと蒸籠からレンゲに移す
- 慢慢提 ゆっくり持ち上げる
- 先開窓 まず皮を少し開ける
- 後喝湯 スープを飲む
小籠包との違い
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/ac/Duck_blood_vermicelli_soup_and_soup-filled_buns_in_Nanjing_%2820190224120657%29.jpg/220px-Duck_blood_vermicelli_soup_and_soup-filled_buns_in_Nanjing_%2820190224120657%29.jpg)
類似した料理に小籠包がある。
南京で湯包が説明される際には小籠包との違いを「皮の閉じ口を上にすると小籠包、下にすると湯包」などと語られることも多いが、閉じ口を上にした湯包も存在するため、実際に明確な分別の定義はない[1]。
用語としては「小籠包」は「小さな蒸し籠(小籠)で蒸した」の意であり、「湯包」は「皮の中に湯(スープ)を含んだ」の意である[6]。
大籠包
チャイナテーマパークの横浜大世界(神奈川県)では、2009年頃、「ストロー付き湯包」が名物メニューとして販売されており、2019年より直径約10cmと通常の小籠包の約3倍の大きさの湯包を「大籠包」として販売している[7][8]。