林間田園都市駅

和歌山県橋本市にある南海電気鉄道の駅

林間田園都市駅(りんかんでんえんとしえき)は、和歌山県橋本市三石台一丁目にある、南海電気鉄道高野線。駅番号はNK75

林間田園都市駅
駅舎(西口側)
りんかんでんえんとし
RINKANDEN-ENTOSHI
NK74 紀見峠 (1.3 km)
(2.0 km) 御幸辻 NK76
地図
所在地和歌山県橋本市三石台一丁目1番地1
北緯34度21分20.7秒 東経135度36分12.3秒 / 北緯34.355750度 東経135.603417度 / 34.355750; 135.603417 東経135度36分12.3秒 / 北緯34.355750度 東経135.603417度 / 34.355750; 135.603417
駅番号NK 75
所属事業者南海電気鉄道
所属路線高野線
キロ程39.9km(汐見橋起点)
難波から 39.2 km
電報略号リンカン
駅構造地上駅橋上駅
ホーム2面3線
乗降人員
-統計年度-
5,931人/日
-2020年-
開業年月日1981年昭和56年)11月22日
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概要

南海が開発する大規模なニュータウンである南海橋本林間田園都市の玄関口となる駅。高野線の営業列車は全列車が停車する。

和歌山県の県庁所在地かつ最大の都市は和歌山市であるが、当駅のほうが大阪市堺市に近く(難波駅天下茶屋駅から約30-40分、堺東駅から約20-30分、金剛駅から約10-20分)、深夜急行バスなども充実している。

難波方面からの列車は1時間に1本程度当駅で折り返す。また区間急行は当駅までの運転である。快速急行難波行きは当駅で始発の区間急行難波行きに接続する。

快速急行は当駅以南(橋本極楽橋方面)各駅に停車する。すなわち当駅以南では特急以外の全ての列車が各駅に停車する。

第4回近畿の駅百選に認定された。

歴史

駅構造

林間田園都市駅
配線図

紀見峠駅

御幸辻駅

島式ホーム2面4線のうち一つの島式ホームの片側に線路が敷設されていない2面3線を有する地上駅で、橋上駅舎を持つ。ホーム有効長は8両。使われていないのりばは柵で封じられている。改札口は1か所のみである。

2・3番線が主本線であるが、当駅折返し難波方面列車が2番線に発着するのは、渡り線が2番線の線路につながっているからである。2番線に当駅折り返し列車(または回送列車)が停車している場合は橋本・高野山方面の列車は待避線である1番線に発着する。

のりば

のりば路線方向行先[7]備考
1 高野線下り高野山方面待避線
2本線
上りなんば方面折り返しのみ
3本線

当駅始発列車は3番線からも発車するが、これは小原田車庫送り出しを兼ねたものである[8]

駅設備
  • 自動券売機(2台)
  • 定期券自動券売機(ピンク色の券売機)
  • 特急券自動券売機(難波方面・3番線のみ)
  • エスカレーター3台(全て上り。1・2番線ホーム→改札口、3番線ホーム→改札口、改札口外→地上部)
  • トイレ(改札外)
  • 公衆電話(グレー色カード式)改札外自動券売機横
  • 各ホーム待合室

2000年代以降、大阪府内の高野線の駅(三日市町駅金剛駅北野田駅堺東駅)などでは大規模な改修工事(バリアフリー化)が行われている一方、当駅は特急自動券売機と定期券自動券売機が設置された程度で列車案内機エレベーターは設置されていなかったが、2010年7月から、エレベーター3基(地上から改札階1基、改札階からホーム2基)やLED発車標を設置するバリアフリー工事が行われ、翌2011年3月に完成した。

地上部にはレストラン「コロンブス」がある。

また、以前は改札外(トイレ入り口横付近)に売店があったが2007年7月31日よりコロンブス横に新店舗がオープンし、旧店舗があったスペースはドリンクコーナー(各種自動販売機を設置)へと改装されたのち、現在は多目的トイレが設置されている。駅舎西出口には三井住友銀行ATM、郵便ポスト、証明写真機、飲料自動販売機がある。

2006年2月上旬に新式の駅名標への更新が行われるまでは、当駅の駅名標にはローマ字で「RINKAN DENEN TOSHI」と記載されていた(この表記では「りんかんでねんとし」と誤読される恐れがあった)。更新後は、鉄道掲示基準規程の準則に対応したものに改められ、「RINKANDEN-ENTOSHI」と記載されている。

利用状況

2020年(令和2年)度の1日平均乗降人員5,931人[利用客数 1]で、南海の駅(100駅)では40位[利用客数 1]である。

各年度の1日平均乗降人員数は下表のとおり。

年度1日平均
乗降人員
順位出典
1985年(昭和60年)2,830-[和歌山県統計 1]
1990年(平成02年)7,341-[和歌山県統計 1][橋本市統計 1]
1991年(平成03年)8,595-[橋本市統計 1]
1992年(平成04年)9,664-[橋本市統計 1]
1993年(平成05年)10,941-[橋本市統計 1]
1994年(平成06年)11,762-[橋本市統計 1]
1995年(平成07年)12,487-[和歌山県統計 1][橋本市統計 1]
1996年(平成08年)12,743-[橋本市統計 1]
1997年(平成09年)12,697-[橋本市統計 1]
1998年(平成10年)13,274-[橋本市統計 1]
1999年(平成11年)13,388-[橋本市統計 1]
2000年(平成12年)13,348-[和歌山県統計 1][橋本市統計 1]
2001年(平成13年)13,325-[和歌山県統計 1][橋本市統計 1]
2002年(平成14年)13,064-[和歌山県統計 1][橋本市統計 1]
2003年(平成15年)12,831-[和歌山県統計 1][橋本市統計 1]
2004年(平成16年)12,70624位[和歌山県統計 1][橋本市統計 1]
2005年(平成17年)12,477-[和歌山県統計 1][橋本市統計 1]
2006年(平成18年)12,453-[和歌山県統計 1][橋本市統計 2]
2007年(平成19年)12,394-[和歌山県統計 1][橋本市統計 2]
2008年(平成20年)12,058-[和歌山県統計 1]
2009年(平成21年)11,445-[和歌山県統計 1]
2010年(平成22年)11,013-[和歌山県統計 1]
2011年(平成23年)10,63226位[和歌山県統計 1]
2012年(平成24年)10,16426位[和歌山県統計 1]
2013年(平成25年)8,97326位[和歌山県統計 1]
2014年(平成26年)9,21129位[和歌山県統計 1]
2015年(平成27年)8,97431位[和歌山県統計 1]
2016年(平成28年)8,66634位[和歌山県統計 1]
2017年(平成29年)8,35536位[和歌山県統計 1]
2018年(平成30年)8,16137位[和歌山県統計 1]
2019年(令和元年)7,94539位[和歌山県統計 1]
2020年(令和02年)5,93140位[利用客数 1]

駅周辺

南海が開発を進めているニュータウン南海橋本林間田園都市がある。西口には駅前広場・タクシー乗り場・バス乗り場と、専門店街「フォレストはしもと」がある。駅北西にはスーパーマーケットのマツゲン、医薬品や日用品を扱うドラッグストアのサンドラッグ、100円ショップの セリアがある。また、東側には駅に直結したマンション「グリーンコート壱番館」があり、雨に濡れず駅まで行くことが可能である。

学校

所在施設

金融機関

バス

路線バス

  • 南海りんかんバス
    • のりば1 あやの台・車庫前(直行)
    • のりば2 紀見ヶ丘・城野
    • のりば3 城山台・小峰台・初芝橋本高校前・橋本市民病院前・アルバック前・あやの台(橋本市民病院経由)

深夜急行バス

隣の駅

南海電気鉄道
高野線
快速急行(当駅 - 極楽橋駅間の各駅に停車)
美加の台駅 (NK71) - 林間田園都市駅 (NK75) - 御幸辻駅 (NK76)
急行・各停
紀見峠駅 (NK74) - 林間田園都市駅 (NK75) - 御幸辻駅 (NK76)
区間急行(当駅 - 北野田駅間の各駅に停車)
紀見峠駅 (NK74) - 林間田園都市駅 (NK75)

脚注

出典

本文中の出典

利用状況の出典

和歌山県公共交通機関等資料集
橋本市統計要覧
南海電気鉄道の1日平均利用客数

関連項目

外部リンク