東地宏樹

日本の男性声優、俳優 (1966-)

東地 宏樹(とうち ひろき、1966年5月26日[4][6][7] - )は、日本声優俳優東京都出身[3]大沢事務所所属[5]

とうち ひろき
東地 宏樹
第31回東京国際映画祭にて(2018年10月)
第31回東京国際映画祭にて(2018年10月)
プロフィール
本名東地 宏樹[1]
愛称ボッチ[2]
性別男性
出身地日本の旗 日本東京都[3]
生年月日 (1966-05-26) 1966年5月26日(58歳)
血液型A型[3][4]
職業声優俳優
事務所大沢事務所[5]
配偶者あり
公式サイト東地 宏樹 – 大沢事務所
公称サイズ(時期不明)[4]
身長 / 体重173 cm / 66 kg
スリーサイズ94 - 76 - 92 cm
声優活動
活動期間1990年代 -
ジャンルアニメゲーム吹き替えナレーション
俳優活動
活動期間1980年代 -
ジャンルテレビドラマ映画舞台
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

経歴

GLove[6]/ビタミン谷[4]を経て、大沢事務所に所属[5]

キャリア

当初は役者にも声優にもなる気はなかったが、仲の良かった友人が芝居に対して熱く、その影響で日本大学芸術学部演劇学科演劇コースの入学試験がマークシート式で、国語英語の2科目だけだったため、「あまり勉強してなかった僕でも受かるんじゃないか」と思い受験する[8]。合格後、演技の経験は無かったが「とにかく大学生活をエンジョイしたい」と同大学に入学[9]

大学4年生の時に同級生と劇団『クレイジーパワーロマンチスト』を創立[10][11][12]

声優として

当初は舞台俳優としての活動が中心であったが、同じ大学の先輩からCMナレーションの依頼が来るようになる[8]。声優としてのデビュー当時はナレーションが中心であった[8]

初めての外画吹き替えは『アンナ・マデリーナ』主演の金城武(金城に声を当てる役者を探していたマネージャーが東地の声を気に入り、オファーを受けたという[9][13][14])。

本格的に声優業に関わり始めたきっかけは『メン・イン・ブラック』の『金曜ロードショー』放送版である。主演のウィル・スミスのオーディションが事務所に来たとき、ウィルのファンだったためにオーディションを受け、合格した[9][14]。以降、ウィルの吹き替えはほぼ専属(フィックス)で担当しており、『スーサイド・スクワッド』で担当した際には「ウィルの吹き替えでお馴染みの東地」と評された[15]。ウィルと金城のほか、ウェントワース・ミラー(『プリズン・ブレイク』でのマイケル・スコフィールド役〈主演〉の吹き替えなど)、サム・ワーシントンパク・シニャンリーヴ・シュレイバールーク・エヴァンズなどを持ち役とする。アニメでの初主演はテレビアニメ『トリニティ・ブラッド』のアベル・ナイトロード役となる[14]

現在まで

2014年9月6日鳥取県北栄町の北栄町ふるさと大使に委嘱される[16]

人物・特色

青年から中年までの大人の男性役に声を当てることが多い。ゲームではトライエース作品の大半に参加している(「スターオーシャンシリーズ」のリメイク版においても、唯一声優が変更されなかった。)。

シリーズの世界累計出荷数が1,300万本を越えるヒット作「アンチャーテッドシリーズ」の日本語版では、主人公のネイサン・ドレイクの吹き替えを一貫して担当している。また、「バイオハザードシリーズ」のメインキャラクターの一人クリス・レッドフィールドの吹き替えも一貫して担当している。

レベルファイブ関連作品にも多く出演し、同社の日野晃博から「皆勤賞です」とコメントを受けた[17]

2012年ファミ通アワード男性キャラクターボイス賞を受賞した[18]

父は書家の東地滄厓[2][19]で、母と姉は書道講師。「役者をやっていなかったら、書道家になっていた」と語っている。

役者仲間で球団Z's(ゼッツ)という草野球チームを作っており、キャプテンを務める。チームは毎年東京芸能人草野球大会に出場しており、チームは第41回大会で初優勝を果たした[20]。球団におけるポジションはセンター1番、背番号は22。この番号は東地が一番好きな数字でもある。座右の銘は「酒の席での約束はまもる」[4]

資格は普通自動車免許、書道8段[6]。趣味は映画観賞[6]。特技は書道[6]

担当俳優について

ウィル・スミスについて『メン・イン・ブラック金曜ロードショー放送版で初めて吹き替えた際は「ボロ雑巾のようにボロボロになりました」と回想し、頻繁に再放送が行われる同作を観る度に当時の自身の演技について、周囲からの好評とは裏腹に「下手クソだ」と感じることを明かしており、苦悩していたものの『ワイルド・ワイルド・ウエスト』金曜ロードショー放送版では『メン・イン・ブラック』で演じた経験を活かして、比較的すんなり役に入れたという[9]

メン・イン・ブラック2』については再鑑賞時に内海賢治石田太郎小川真司といった現在は故人となった共演者を思い出し、「もうご一緒できないと改めて思い、悲しくなってしまいました」と寂しい気持ちもある一方で「でも、皆さんと作品の中で生き続けられるのですもんね」と当時を懐かしむ形で振り返っている。また、現時点では3作目『メン・イン・ブラック3』の吹き替えは担当出来ていないことを残念としつつも「(3作目も)面白いので是非ともご覧ください」としている[21]

ウィルを演じる上では「どういう動きをするのかは予測出来ているが、合わせるためには1本1本ちゃんと観ないと出来ないところがある」と未だに苦労することもあるとしつつ、ウィルの魅力については「いわゆるギャップ萌えですよね。あんなにギャーギャー言っていても締めるところは締めるっていう。彼にはそういう皆が共感できるところがあると思うんですよ。あとは役者である前にラッパーですから、リズム感がすごくいい。僕はあまりリズム感が良くないので、まくし立てるときとかリズムに乗って言うとこうなるのかなって試してみた上でセリフに戻したりしていました」と分析している[9]

また、2022年のアカデミー賞授賞式でのトラブルの際には「(ウィルは)拳でなくビンタで我慢していた」「(クリス・ロックは)ジョークって言うけど、それは空気が悪くなった時に言う常套句」であるとしてロックに苦言を呈しつつ、長年担当しているウィルに同情するコメントを残している[22]。トラブルの直後にはブラッドリー・クーパーがウィルを励ます一幕もあり、東地は本年度のアカデミー賞ノミネート作品(『ドリームプラン』と『ナイトメア・アリー』)における両者の吹替を行っていたことからこの出来事について「良いショットであり、個人的に感慨深い」と述べている[23]

出演

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ

1999年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年
2024年

劇場アニメ

2006年
2007年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年

OVA

2003年
2004年
2005年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2014年
2015年
  • 黒執事 Book of Murderバルドロイ[106]
  • ダイヤのA 倉持洋一スペシャル番外編-OutRun(片岡鉄心)※原作第45巻限定版
  • マギ シンドバッドの冒険(バアル)※単行本第7巻OVA付き特別版
2017年

Webアニメ

2010年代
2020年代

ゲーム

1996年
1997年
1998年
1999年
2003年
2004年
  • スターオーシャン Till the End of Time ディレクターズカット(クリフ・フィッター
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年
2024年

ドラマCD

1999年
2003年
2007年
2008年
  • セイント・ビースト ドラマCD エンジェルクロニクルズ1 覚醒〜めざめ〜(ロンギヌス〈海賊カミュ〉)
2009年
  • NHKアニメーション「心霊探偵 八雲」ドラマCD「死者からの伝言」(後藤和利
  • BASARA〜謀略の城〜(織田信長)
2010年
2011年
2013年
2017年
  • Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ Drama CD(沙条広樹[160]
2021年
  • DIG-ROCK シリーズ(日暮環)
    • DIG-ROCK -BREAK TIME in NY- Type:IC
    • DIG-ROCK -BREAK TIME in NY- Type:RL

吹き替え

担当俳優

アントニオ・バンデラス
ウィル・スミス
ウェントワース・ミラー
ガイ・ピアース
金城武
クリスチャン・ベール
サム・ワーシントン
ジェームズ・ピュアフォイ
  • ザ・フォロイングジョー・キャロル
  • The Wine Show -極上のワインに魅せられて- シーズン2(本人)※ボイスオーバー
  • ハップとレナード〜危険な2人〜(ハップ・コリンズ
ジェレミー・レナー
ジェンセン・アクレス
ジョン・ハム
チャン・ドンゴン
パク・シニャン
  • インディアン・サマー(ソ・ジュナ
  • キリマンジャロ(ヘシク / ヘチョル)
  • 達磨よ、遊ぼう!(ジェギュ
  • パリの恋人ハン・ギジュ
  • ビッグ・スウィンドル!(チェ・チャンヒョク / チョンホ
  • まぶしい日に(ジョンテ
  • 4人の食卓(カン・ジョンウォン
ヒュー・ジャックマン
ブラッド・ピット
リーヴ・シュレイバー
ルーク・エヴァンズ

映画(吹き替え)

ドラマ

アニメ

テレビ番組(吹き替え)

ラジオ

※はインターネット配信

デジタルコミック

特撮

ナレーション

テレビ

CM

テレビドラマ

映画

舞台

  • アノセイシュンノウタ(2008年8月6日 - 10日 新宿シアターサンモール)
  • 舞台版「心霊探偵八雲」 - 後藤和利
    • 舞台版「心霊探偵八雲 いつわりの樹」(再演)(2013年8月21日 - 28日 こどもの城 青山円形劇場)
    • 舞台版「心霊探偵八雲 祈りの柩」(2015年2月11日 ‐ 22日 新国立劇場 小劇場、2015年2月27日 ‐ 3月1日 ABCホール)
    • 舞台版「心霊探偵八雲 裁きの塔」(2017年5月31日 - 6月11日 品川プリンスホテル クラブ、2017年6月16日 - 6月18日 大阪ビジネスパーク円形ホール)
  • 母乳とブランデー(2014年1月26日 - 2月2日 赤坂REDTHEATER)
  • スウィング・アウト・ペアレンツ(2015年8月19日 - 25日 下北沢駅前劇場)
  • エキスポ(2017年1月22日 ‐ 29日 赤坂REDTHEATER)
  • 完全新版VSR 牡丹灯籠〜全段通し(2024年8月10日 - 12日、あうるすぽっと) - 飯島平左衛門[194]

朗読劇

  • その日のまえに(2016年4月16日・17日・23日・24日、DMM VR THEATER)僕
  • ロスト・バナナ・ナイツ(2024年2月9日、PetitMOA)シノブ / アララギ[195]

その他コンテンツ

脚注

シリーズ一覧

出典

外部リンク

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