最後の銃撃

最後の銃撃』(さいごのじゅうげき、The Last Hunt)は、1956年に公開されたアメリカ合衆国西部劇映画。監督はリチャード・ブルックス、製作はドア・シャリ―、音楽はダニエル・アンフィシアトロフ英語版、撮影はラッセル・ハーラン英語版が務め、ミルトン・ロット英語版の小説『The Last Hunt』を原作としてブルックスが脚本を執筆した。出演はロバート・テイラースチュワート・グレンジャーロイド・ノーラン英語版デブラ・パジェットラス・タンブリンらである。

最後の銃撃
The Last Hunt
監督リチャード・ブルックス
脚本リチャード・ブルックス
原作ミルトン・ロット英語版
The Last Hunt
製作ドア・シャリー
出演者ロバート・テイラー
スチュワート・グレンジャー
音楽ダニエル・アンフィシアトロフ英語版
撮影ラッセル・ハーラン英語版
編集ベン・ルイス英語版
製作会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
配給メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
公開アメリカ合衆国の旗 1956年4月30日
日本の旗 1956年11月14日
上映時間108分
製作国アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$2,121,000[1]
興行収入$2,983,000[1]
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あらすじ

1880年、かつては2000万頭いたとされるアメリカバイソンは5000頭程度に減っていた。嘗ての名ハンター・サンディをはじめとする狩人らは野牛を追ってダコタ地方へ行く。サンディは野牛への愛着を持っていた一方、彼らが自分の牧場を荒らすのに頭を抱えていた。ある日、彼はチャーリイという流れ者から野牛狩りに誘われる。当初は辞退したものの、野牛の襲撃から助けてくれた恩もあり、その誘いに乗る。その後、野牛の皮剥ぎ名人であるウッドフートや、白人社会への参加を夢見る混血児ジミーも仲間に加わる。

ある日、驢馬が先住民に盗まれたため、チャーリイは1人の女性と赤子(のちにこの赤子は女性と血縁関係がないことが判明する)を除く全員を殺害する。その女性を皮剥ぎの助手として受け入れる。やがて、彼らは野牛の大群を見つける。サンディはその中に先住民から神と珍重される白い個体に気づいて見逃そうとするが、チャーリイが射殺する。元々対照的な性格の二人は衝突が絶えなかったが、ここにきてさらに悪化する。加えて、女性がサンディを気に入っているにも関わらわらず、チャーリイは彼女を独占する。そこへ、ジミーの幼馴染の少年が愛馬と白い毛皮の交換に来る。チャーリーは皆の反対を押し切って決闘を行い、その少年を殺す。秋、町へ毛皮を売りに行ったサンディは引退を考えるが、女性の好意に続き、仕事を続けることにした。

野牛の移動に伴い、一行がキャンプを移転する中、チャーリイが発狂する。たまりかねていたサンディはほかの仲間たちの協力を得て女性とともにキャンプから逃げる。翌日、チャーリイはサンディを追いかける中でウッドフートを殺害する。居留地での生活が望めないと判断したサンディは女性とともに町へ逃げた後、ジミーが居留地への帰還を望んだため、いったん洞穴で夜を明かすことにした。そこへチャーリイが追い付いたため、サンディはジミーに家畜を託してその場から避難させた後、娘とともに決闘に臨むも、吹雪のため決闘は延期となる。その後、錯乱したチャーリイは2人を待ち伏せているうちに凍死してしまい、翌朝2人が遺体を発見するところで物語は幕を下ろす。

キャスト

役名俳優日本語吹替
東京12ch
チャーリーロバート・テイラー納谷悟朗
サンディスチュワート・グレンジャー金内吉男
ウッドフットロイド・ノーラン英語版大木民夫
インディアンの女デブラ・パジェット五月女道子
ジミーラス・タンブリン朝倉宏二
ペギーコンスタンス・フォード英語版杉田郁子
不明
その他
杉田俊也
貴家堂子
高塔正康
安田隆
仁内建之
国坂伸
園田裕久
風祭修一
三田松五郎
沢りつお
肝付兼太
小林恭治
演出
翻訳
効果
調整
制作東北新社
解説芥川也寸志
初回放送1970年4月16日
木曜洋画劇場

出典

外部リンク