日本喜劇人協会
略歴・概要
1954年(昭和29年)1月に母体となる任意団体「東京喜劇人協会」が結成され、初代会長に榎本健一(エノケン)が就任した。翌1955年3月には「東京喜劇まつり」を主催し、第1回公演『銀座三代』を日本劇場で上演した。
同協会は1962年2月17日に「社団法人喜劇人協会」として設立された。管轄省庁は文化庁である。同年4月には「関西喜劇人協会」(1957年設立、伴淳三郎会長[1]。※伴は山形県出身の浅草芸人)と統合し、現在の名称に変更した。
本法人は「喜劇に関する調査研究を行ない、その理論および技術の進歩を図るとともに、会員相互の連絡研修を行い、もって芸術文化の発展に寄与すること」を目的とし、同目的を達成するための事業として、
- 喜劇に関する調査研究およびその成果の発表
- 俳優の技芸および教養向上のための研修
- 喜劇に関する研修発表会、鑑賞会等の開催
- 喜劇に関する内外資料および文献の収集保存
- 俳優の顕彰および福利厚生
- 機関紙の刊行
- その他前記の目的を達成するために必要になる事業
を挙げている[2]。
1982年(昭和57年)、逝ける浅草の喜劇人を偲び、東京浅草の浅草寺境内に「喜劇人の碑」を建立した。
2004年(平成16年)3月26日、設立50周年を記念して「喜劇人大賞」を設けることを発表、同3月30日に第1回授賞式を行った。第1回大賞受賞者は三谷幸喜であった。
2007年(平成19年)4月、橋達也が第9代会長に就任した。
2011年(平成23年)6月、小松政夫が第10代会長に就任した[3]。
2013年(平成25年)4月4日~4月5日、日本喜劇人まつり2013を東京・日本橋の三越劇場にて上演。
2014年(平成26年)2月14日~2月16日、日本喜劇人まつり2014を東京・日本橋の三越劇場にて開催。ヒロインはゲストの野呂佳代(元AKB48・SDN48)。
2014年(平成26年)9月8日~9月10日、第3回日本喜劇人まつり開催「コメディーアワー 必笑祈願 笑う門には福来る!!」を東京・日本橋の三越劇場にて開催。ゲストは熊谷真実、黒田アーサー。
2015年(平成27年)3月27日〜3月29日、第4回日本喜劇人まつり「天国のシャボン玉ホリデー」を東京・日本橋の三越劇場にて開催[4]。
2016年(平成28年)3月4日~3月6日、日本喜劇人協会vs道頓堀人情歌劇 公演「春の祭典」を東京・日本橋の三越劇場にて開催。ゲストは渡辺裕之、黒田アーサー。
役員一覧
- 所在地:東京都杉並区上井草3-11-12-203
- 会員数:不明
- 最高顧問:中澤弘幸(煎茶道黄檗売茶流家元[5])
- 名誉顧問:小櫻京子、中村メイコ
- 顧問:久保田守彦
- 相談役:大村崑、伊東四朗、桂邦彦、澤田隆治
- 参与:赤井英和、斉藤ゆり、大上こうじ(浅草21世紀座長、元コントらぶこ〜る[6])、喰始
- 会長:空位
- 副会長:石倉三郎、芦屋小雁
- 常務理事:前田肇(ベルグループ会長[7])
- 理事:入山学(カンカラ)、川島潔(ベル・プランニング役員[7])、コロッケ、清水よし子、千葉雄司(元欽ちゃん劇団、けん玉名人「けん玉ちばちゃん」としても活動[8])、めだちけん一(コメディアン[9])、山崎祥之(PRプランナー[10])、関口雅弘(プロデューサーハウスあ・うん代表[11])、一谷伸江
- 監事:天瑞山泰三(元ダニー飯田とパラダイス・キング[12])、立花かおり
(2016年度データから物故者を除外)