新党 (台湾)

新党(しんとう、新黨, 拼音: xīndăng)は、中華民国ミニ政党[1]中国大陸との再統一を強く主張している。

中華民国の旗中華民国政党
新党
New Party
新黨
主席郁慕明
秘書長祖國鼎
成立年月日1993年8月10日
本部所在地台北市松山区光復南路65号4楼
立法院
0 / 113   (0%)
(2016年7月28日)
地方議会席次
2 / 907   (0%)
(2016年7月28日)
党員・党友数
不明
政治的思想・立場右翼 - 極右
中華民族主義
保守主義
中国統一
国際組織未加盟
公式サイト新黨全球資訊網
泛藍連盟(政治連盟)
テンプレートを表示
新党全国委員会

歴史

1993年民国82年)、李登輝総統の独立志向に反発した立法院委員を中心に結成。国民党や無党団結連盟と共に、中国再統一(中台統一)を主張する泛藍連盟に属し、大陸との経済統合による「大中華経済圏」を主張し、連盟の中でも中台統一には特に積極的である。主席を務める郁慕明胡錦濤習近平と会見するなど中国共産党と太いパイプを持つ。2013年には右翼中華統一促進党から左翼台湾労働党までの統派中国語版を結集させた「促進中華民族和平統一政治団体連合会議」を開き、元中華民国陸軍軍官学校校長・退輔会主任で新党顧問の許歴農中国語版が議長を務めて共同声明が発表された[2][3]。2017年12月に台湾当局は中国の国務院台湾事務弁公室から資金援助されていたとして複数の新党幹部に捜査と身柄拘束[4] を行って中国当局と新党はこれに反発した[5][6]

中国大陸に近く、福建省に属する金門県連江県および台北市以外の地域での支持は低い。2009年インターネット上で本省人を差別していたことが露見して新党所属の立法委員が辞任する事件が起きており[7]、これを受けて台湾では台北人を天龍人と呼ぶことが流行した[8][9][10]。台北市などの地方議会で議席を持つも、1995年第三回中華民国立法委員選挙から2004年第六回中華民国立法委員選挙まで台湾立法院に議席を獲得していたが、2008年第7回立法委員選挙からは立法院での議席を確保できていない。

脚注

関連項目