御花畑駅

埼玉県秩父市東町にある秩父鉄道の駅

御花畑駅(おはなばたけえき)は、埼玉県秩父市東町にある、秩父鉄道秩父本線(秩父線)のである。駅番号はCR 31

御花畑駅
駅舎(2009年4月)
おはなばたけ
OHANABATAKE
(芝桜駅)
CR30 秩父 (0.7 km)
(2.7 km) CR32 影森
地図下は西武秩父駅
所在地埼玉県秩父市東町21-3
北緯35度59分32.69秒 東経139度5分1.01秒 / 北緯35.9924139度 東経139.0836139度 / 35.9924139; 139.0836139 東経139度5分1.01秒 / 北緯35.9924139度 東経139.0836139度 / 35.9924139; 139.0836139
駅番号CR 31
所属事業者秩父鉄道
所属路線秩父本線
キロ程59.7 km(羽生起点)
電報略号ハナ
駅構造地上駅
ホーム2面2線
乗車人員
-統計年度-
1,285人/日(降車客含まず)
-2019年-
乗降人員
-統計年度-
2,579人/日
-2019年-
開業年月日1917年大正6年)9月27日
乗換SI36 西武秩父駅西武秩父線
備考直営駅管理駅
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ホーム(2006年3月)

2009年4月1日からは副駅名芝桜駅」が設定されている[1][2]。駅舎は国登録有形文化財である[3]

西武鉄道西武秩父駅に近接し、乗換駅かつ運賃計算上の同一の駅と扱われ、西武秩父駅から(まで)有効な乗車券で当駅での乗降が可能である。

歴史

副駅名設定前の駅舎(2006年5月)

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅木造駅舎を有する。直営駅である。管理駅でもあるが、当駅は自駅のみの単駅管理となっている(周辺の駅は秩父駅が管理)。簡易PASMO改札機設置駅。

かつては1面1線の駅であったが、1989年(平成元年)4月1日より西武鉄道からの乗り入れ開始に伴い2面2線化された。1番線は秩父線の線内列車が、2番線は西武線直通列車(土休日ダイヤのみ運行、2023年ダイヤ改正より長瀞駅から当駅止まりの列車も使用)が使用し、駅改札と2番線ホームは跨線橋(階段のみ)で連絡している。配線上は2番線を使用した秩父線の列車交換も可能だが定期ダイヤでは設定されておらず、直通列車発着時以外の2番線ホームは閉鎖されている。

2番線からの連絡線は、当駅の影森駅方で、西武秩父駅の横瀬駅方の西武線の線路とつながっており、長瀞駅方面と西武鉄道を直通する列車は、西武秩父駅を経由せず、当駅に発着する(三峰口駅発着の列車は、当駅ではなく西武秩父駅に停車する)。西武鉄道と秩父鉄道の乗務員交替についても当駅で行われる。

2024年(令和6年)3月のリニューアルで街灯と駅名看板を付属した西口ゲートを新設し、駅名看板や駅舎の内外装、改札口付近の天井照明などを洋風にリニューアルした[6]

駅近くに秩父夜祭山車が集結する「御旅所」があるため、架線は一時的に撤去可能な構造になっている[6](三峰口方踏切の架線)。なお、秩父夜祭の山車が通る団子坂は、1917年(大正6年)に秩父鉄道秩父本線の開業に伴って開通した[7]

改札口外に駅そば店と喫煙所が設置されている。トイレは改札外にあり、秩父市によって設置されている。

当駅の約100メートル南(影森方)に西武秩父駅が位置する。当駅からは、改札口を出て秩父線の踏切を渡り、西武秩父駅構内商業施設「西武秩父駅前温泉 祭の湯」を通ると徒歩5分程度で到着する。西武秩父駅には当駅の発車標が設置されている。

のりば

1秩父鉄道秩父本線三峰口方面
長瀞羽生方面
2
秩父鉄道秩父本線長瀞方面西武線からの直通列車(前の駅は横瀬

2023年(令和5年)3月18日のダイヤ改正で秩父本線から西武線方面への直通列車が廃止[8]されたため、当駅から西武線方面への乗車はできなくなった。

秩父夜祭開催日の12月3日の夜間は、秩父駅から影森駅の間で列車の運転が休止される[9]

配線図

西武秩父駅・御花畑駅 構内配線略図

三峰口

 

長瀞・羽生

 
↓ 吾野・池袋
凡例
出典:[10]


利用状況

  • 2019年度の1日平均乗車人員は1,285人であり、秩父鉄道秩父本線の全駅における2019年度の1日平均の乗車人数は4位である。
  • 西武秩父駅と近接しており、相互の乗り換えに利用される。
年度乗車人員
(1日平均)
2009年(平成21年)1,512
2010年(平成22年)1,444
2011年(平成23年)1,403
2012年(平成24年)1,395
2013年(平成25年)1,400
2014年(平成26年)1,445
2015年(平成27年)1,430
2016年(平成28年)1,366
2017年(平成29年)1,370
2018年(平成30年)1,324
2019年(令和元年)1,285

1974~1998年度の乗車・降車人員の推移は下表のとおりである。

年度別年間乗車・降車人員[11]
年度年間
乗車人員
年間
降車人員
1974年(昭和49年)1,474,9911,443,268
1975年(昭和50年)1,380,4871,356,477
1976年(昭和51年)1,236,2911,182,976
1977年(昭和52年)1,224,9351,205,260
1978年(昭和53年)1,145,3741,120,241
1979年(昭和54年)1,090,8861,078,022
1980年(昭和55年)1,111,2501,082,614
1981年(昭和56年)1.085,6881,051,100
1982年(昭和57年)1,032,9791,013,299
1983年(昭和58年)963,190951,611
1984年(昭和59年)910,820922,079
1985年(昭和60年)919,785902,591
1986年(昭和61年)920,457912,235
1987年(昭和62年)902,727886,585
1988年(昭和63年)877,044899,091
1989年(平成元年)931,399948,685
1990年(平成02年)944,184961,780
1991年(平成03年)929,978954,875
1992年(平成04年)887,569904,115
1993年(平成05年)852,162869,835
1994年(平成06年)837,217861,075
1995年(平成07年)819,218836,650
1996年(平成08年)834,184808,247
1997年(平成09年)626,165638,054
1998年(平成10年)617,455614,880

駅周辺

当駅は「御花畑」という駅名であるが、周囲は花畑ではなく、秩父夜祭の「御旅所」の美称から名付けられたものである[12]。羽生方の秩父駅とともに秩父市街に位置しており、周囲には住宅や中小商店・診療所などが集積している。

観光

バス路線

最寄停留所は「札所十三番」であり、改札口から約130m(徒歩約2分)の所にある。

乗り場系統主要経由地行先運行会社備考
札所十三番 久那線佐久良橋・久那・花見の里西武秩父駅西武観光バス
小鹿野線秩父駅市立病院・泉田・小鹿野車庫栗尾
秩父駅・相生町・泉田・小鹿野車庫
秩父吉田線秩父駅・札所二十一番・下寺尾・吉田総合支所吉田元気村
秩父駅・市立病院・下寺尾・吉田総合支所
原谷線秩父駅・大野原駅前和銅黒谷駅
三沢線秩父駅・山田・栃谷・中三沢皆野駅
定峰線秩父駅・山田・栃谷・定峰定峰峠入口土休日は全便定峰止
正丸線秩父駅・根古屋・芦ヶ久保駅・長渕松枝
   西武秩父駅

隣の駅

秩父鉄道
秩父本線
急行「SLパレオエクスプレス
秩父駅(CR 30) - 御花畑駅(CR 31) - 三峰口駅(CR 37)
急行「秩父路」・各駅停車
秩父駅(CR 30) - 御花畑駅(CR 31) - 影森駅(CR 32)
西武線直通急行(西武線内普通)
秩父駅(CR 30) ← 御花畑駅(CR 31)横瀬駅(西武秩父線:SI35)
※横瀬駅方面への直通列車は運行されていない。

脚注

関連項目

外部リンク