御坊駅

和歌山県御坊市湯川町小松原にある西日本旅客鉄道・紀州鉄道の駅

御坊駅(ごぼうえき)は、和歌山県御坊市湯川町小松原にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・紀州鉄道である。

御坊駅
駅舎(2016年1月)
ごぼう
Gobō
地図
所在地和歌山県御坊市湯川町小松原414-2
北緯33度54分27.90秒 東経135度9分32.70秒 / 北緯33.9077500度 東経135.1590833度 / 33.9077500; 135.1590833 東経135度9分32.70秒 / 北緯33.9077500度 東経135.1590833度 / 33.9077500; 135.1590833
所属事業者西日本旅客鉄道(JR西日本)
紀州鉄道
電報略号コホ(JR西日本)
駅構造地上駅
ホーム2面4線
乗車人員
-統計年度-
(JR)[県統計 1]1,333人/日(降車客含まず)
-2022年-
(紀州鉄道)[市統計 1]147人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日1929年昭和4年)4月21日[1]
乗入路線 2 路線
所属路線W 紀勢本線(きのくに線)
キロ程326.3 km(亀山起点)
新宮から146.1 km
道成寺 (1.6 km)
(2.9 km) 紀伊内原
所属路線紀州鉄道線
キロ程0.0 km(御坊起点)
(1.5 km) 学門
備考共同使用駅(JR西日本の管轄駅)
直営駅
みどりの窓口
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概要

JR西日本の紀勢本線と、紀州鉄道の紀州鉄道線が乗り入れる共同使用駅であり、JR西日本の管轄駅である。なお、紀勢本線の当駅を含む区間には「きのくに線」の愛称が制定されている。また、紀州鉄道線については当駅が起点である。

御坊市の代表駅であり、JR西日本の特急「くろしお」を含むすべての定期列車が停車し、当駅を始終着とする列車も多い、紀勢本線の主要駅である。なお、紀州鉄道紀伊御坊駅付近にある御坊市の中心部から離れた旧湯川村域に所在している。

JR御坊駅の事務管コードは▲622077である[2]

歴史

駅構造

2面4線を有する地上駅となっている。単式島式の混合ホーム2面3線を有する構造だが、駅舎に接する単式ホームは切欠きとなっており、同ホームは0番のりばとして使用している。紀州鉄道は0番のりば、それ以外はJR西日本が使用する。駅舎は1984年昭和59年)に竣工したもので、延床面積約440平方メートルの鉄骨造り平屋建てである[4]。3番のりばの横には留置線があり、車両の夜間滞泊に使用する。

紀伊田辺駅が管理する被管理駅で、紀伊田辺駅より地区駅長が配属されている。駅レンタカー業務も行っている[8]。以前はレンタサイクル業務を行っていたが、2023年時点では(同業務を)行っていない。マルス端末設置駅。みどりの窓口自動券売機、ICカード専用簡易改札機が設置されているが、自動改札機は非設置であるほか、紀州鉄道の乗車券は自動券売機では発売していない(後述)。また、2012年2月24日よりみどりの券売機が設置されている[5]

こども110番の駅」にも指定されている[9]

のりば

のりば路線行先備考
0紀州鉄道線西御坊方面[10] 
1 きのくに線和歌山天王寺新大阪京都方面[10] 
2和歌山方面[10]主に当駅始発
白浜串本新宮方面[10]一部列車のみ
3当駅始発含む
付記事項
  • 1番のりばが下り本線、2番のりばが中線、3番のりばが上り本線となっている。
  • 日中は1番のりばに和歌山・新大阪方面行き特急、2番のりばに和歌山方面行き普通、3番のりばに紀伊田辺方面行き特急および普通が停車し、2・3番のりばで同一平面上での普通列車同士の乗り換えが可能である。当駅始発の和歌山方面行きは原則2番のりばであるが、一部1番のりばから発車する列車もある。また、毎日朝の和歌山方面・土曜休日ダイヤでの夜20時発の紀伊田辺方面については、当駅で特急に追い抜かれる列車も設定されている(上りの特急列車は3番のりばを使用するが、阪和線などでの遅延によってダイヤが乱れ3番のりばに紀伊田辺行き普通列車が待機している場合は、2番のりばで客扱いをする場合がある)。土曜・休日の6時台の和歌山方面行きは、終点の天王寺駅まで各駅に停車する。
  • 夜間滞泊設定駅である。

紀州鉄道の利用について

当駅で紀州鉄道を利用する場合は、以下の扱いとなる。

  • 御坊駅から紀州鉄道に乗車する場合、駅で乗車券は購入せず、紀州鉄道に乗車することを駅員に申し出て改札を通る[11]
  • 御坊駅で紀州鉄道から降車する場合、降車時に精算済票を受け取って改札口へ向かう。JR線に乗り換える場合でJRの乗車券を購入していない場合は、その際に御坊駅の窓口で購入する[12]

利用状況

『和歌山県統計年鑑』および『統計ごぼう』によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである[13][14]

年度別1日平均乗車人員推移
年度JR西日本紀州鉄道
1998年(平成10年)2,341
1999年(平成11年)2,276
2000年(平成12年)2,251
2001年(平成13年)2,179
2002年(平成14年)2,071
2003年(平成15年)2,028
2004年(平成16年)1,993
2005年(平成17年)1,92749
2006年(平成18年)1,89146
2007年(平成19年)1,86746
2008年(平成20年)1,85457
2009年(平成21年)1,87373
2010年(平成22年)1,880153
2011年(平成23年)1,793143
2012年(平成24年)1,762159
2013年(平成25年)1,773142
2014年(平成26年)1,699147
2015年(平成27年)1,717156
2016年(平成28年)1,687145
2017年(平成29年)1,653138
2018年(平成30年)1,675142
2019年(令和元年)1,575[市統計 2]141
2020年(令和02年)[県統計 2]1,324[市統計 1]110
2021年(令和03年)[県統計 3]1,286[市統計 1]133
2022年(令和04年)[県統計 1]1,333[市統計 1]147

駅周辺

当駅は御坊市街の北端に位置し、市街はこの駅から南側に広がっている。和佐方面に路線を延ばすため、市街地から離れた中途半端な位置になってしまったと言われている。

御坊の市街の中枢部には紀州鉄道線が走り、紀伊御坊駅市役所前駅が置かれている。駅の裏手には亀山がある。

その他

  • 普通列車は原則として当駅で乗り換えになる。なお、当駅 - 紀伊田辺駅間はワンマン運転対応の車両で運転する場合は基本的にワンマン運転を実施している。
  • 2022年令和4年)3月31日まで、当駅で乗車券類を購入し大阪方面へ往復特急を利用した場合に、駐車料金が48時間以内に限り無料となる「パークアンドライド」を実施していた。なお、駐車スペースは10台分用意されていた。
  • 当駅で終電となる列車は2010年(平成22年)3月12日(始発駅基準)まで、途中印南駅南部駅のみ停車する快速列車(新大阪駅始発)として紀伊田辺駅まで運転していたが、翌日のダイヤ改正で当駅止めとなった。
  • 紀勢本線の当駅 - 多気駅間(283.8 km)はJRやその他の鉄道事業者の鉄道路線に接続する乗換駅が存在しない。これは日本においては最長である[15]

隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
きのくに線(紀勢本線)
快速(当駅 - 和歌山駅天王寺駅間内快速、当駅から道成寺方の各駅に停車)
道成寺駅 - 御坊駅 - 紀伊由良駅
普通(阪和線内で快速または紀州路快速となる列車を含む)
道成寺駅 - 御坊駅 - 紀伊内原駅
紀州鉄道
紀州鉄道線
御坊駅 - 学門駅

脚注

出典

和歌山県統計年鑑
統計ごぼう

関連項目

外部リンク