弥陀ヶ原 (立山)
富山県立山町にある高原
弥陀ヶ原(みだがはら)は富山県中新川郡立山町芦峅寺(あしくらじ)にある高原。中部山岳国立公園内にあり、標高は1,600mから2,000m程度[1]。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/59/Mitagahara_from_Mount_Okudainichi_1994-10-10.jpg/220px-Mitagahara_from_Mount_Okudainichi_1994-10-10.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/66/Tateyama_Volcano_Relief_Map%2C_SRTM-1.jpg/220px-Tateyama_Volcano_Relief_Map%2C_SRTM-1.jpg)
高原上を立山黒部アルペンルートの立山有料道路が通る。2012年(平成24年)7月3日に大日平と共にラムサール条約に登録された[2][3]。
概要
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/53/Midagahara01st3200.jpg/220px-Midagahara01st3200.jpg)
弥陀ヶ原は立山の麓から常願寺川水系称名川の左岸にかけて、東西4km、南北2kmに広がる高原。立山火山(弥陀ヶ原火山とも)の活動で形成された火砕流台地である。河川による浸食で現在の東西に長細い形状となった。
この高山地区の大きな高原の存在が、立山の大きな特徴である。11月頃から7月頃まで雪に覆われる。夏には川が流れ、餓鬼の田(池塘)が数多く存在する高原湿地であるため多種の高山植物が見られる。高度が低くなると樹木が増えてくる。秋には周辺の山々とも合わさった紅葉の風景が見られる。弥陀ヶ原の平坦面には、立山有料道路と遊歩道が整備され、ところどころに展望台がある。
弥陀ヶ原の北側にある大日平とは称名川の峡谷によって二分されている。
なお、弥陀ヶ原の南東側には、浸食カルデラの立山カルデラがある。かつては陥没カルデラとされていた[4]。
火山の詳細は「立山火山」参照
生物
植物
ハクサンチドリ、キヌガサソウ、ミズバショウ、ニッコウキスゲ、チングルマ、イワショウブ、ベニヒカゲ、ワタスゲ、トキソウ、モウセンゴケなどが見られる。
動物
観光
施設
国民宿舎天望立山荘、弥陀ヶ原ホテル、立山カルデラ展望台、弥陀ヶ原バス停。
- 国民宿舎天望立山荘
- 弥陀ヶ原ホテル
- 弥陀ヶ原バス停
交通アクセス
詳細は「立山黒部アルペンルート」を参照
脚注
関連項目
外部リンク
- 弥陀ヶ原 - 気象庁
- 弥陀ヶ原の火山観測データ - 気象庁
- 日本活火山総覧(第4版)Web掲載版: 弥陀ヶ原 (PDF) - 気象庁
- 日本の火山: 立山(弥陀ヶ原) - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
- 立山カルデラ砂防博物館
- 弥陀ヶ原 - 立山黒部アルペンルート
東経137度32分0秒 / 北緯36.56667度 東経137.53333度