平成26年台風第10号
平成26年台風第10号(へいせい26ねんたいふうだい10ごう、アジア名:Matmo)は、2014年7月に台湾と中国に影響を与えた台風である。
台風第10号(Matmo、マットゥモ) | |
---|---|
カテゴリー2の タイフーン (SSHWS) | |
![]() 台湾上陸直前の台風第10号 | |
発生期間 | 2014年7月18日 3:00 - 7月25日 15:00(JST) |
寿命 | 7日12時間 |
最低気圧 | 965hPa |
最大風速 (日気象庁解析) | 35m/s |
最大風速 (米海軍解析) | 85kt |
被害地域 | 台湾、中国 |
プロジェクト : 気象と気候/災害 |
概要
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/ea/Matmo_2014_track.png/166px-Matmo_2014_track.png)
熱帯低気圧10Wが、7月18日3時(協定世界時17日18時)にフィリピンの東(北緯10度25分・東経135度30分)で台風10号となり[1]、アジア名「マットゥモ(Matmo)」と命名された。命名国はアメリカで、チャモロ語で「大雨」を意味する[2]。台風は同日朝、フィリピンの監視領域に入ったため、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)によって、フィリピン名「ヘンリー(Henry)」と命名された[3][4]。台風はゆっくりとフィリピンの東の海上を北西から北北西に進み[5]、23日0時(協定世界時22日15時)に、与那国島に最接近するとともに台湾台東県長浜郷に上陸し[6][7]、同日朝には台湾海峡に達した[8]。その後、進路を北向きに変えながら華南に向かい、25日15時(協定世界時25日6時)に黄海(北緯35度・東経121度)で温帯低気圧に変わった[9]。
被害
台湾
また、台湾・高雄を出発したトランスアジア航空222便(58名乗りのプロペラ機)が7月23日午後7時すぎに台風第10号の影響で馬公空港近くの民家に墜落、48名が死亡した。[12]
詳細は「トランスアジア航空222便着陸失敗事故」を参照
中国
13名が死亡[13]した。
- 台風による倒木(福州市)
- 台風による洪水
- 台風による洪水
脚注
外部リンク
- デジタル台風:台風201410号(MATMO)- 総合情報(気圧・経路図) - 国立情報学研究所(北本朝展)
ウィキメディア・コモンズには、平成26年台風第10号に関するカテゴリがあります。