市川地方卸売市場

千葉県市川市に所在する民営地方卸売市場

市川地方卸売市場(いちかわちほうおろしうりしじょう)は、千葉県市川市に所在する青果物花卉を取り扱う地方卸売市場である。通称は市川市場(いちかわしじょう)。かつては市川市が開設・運営していたが、2018年に民営化し、市場内事業者らでつくる株式会社市川市場が運営する民営市場となった。

市川地方卸売市場
敷地外から撮影
(2023年1月)
店舗概要
所在地272-0015
千葉県市川市鬼高4丁目5番1号
座標北緯35度42分38秒 東経139度55分43秒 / 北緯35.71056度 東経139.92861度 / 35.71056; 139.92861 (市川地方卸売市場) 東経139度55分43秒 / 北緯35.71056度 東経139.92861度 / 35.71056; 139.92861 (市川地方卸売市場)
開業日1972年4月
正式名称市川地方卸売市場
土地所有者市川市
施設所有者市川市
施設管理者株式会社市川市場
敷地面積28,641 m²
店舗数<青果部>卸会社1社、仲卸業者4社
<花き部>卸会社1社、仲卸業者1社
<関連事業者>9業者
前身市川市地方卸売市場
最寄駅本八幡駅より徒歩約20分
原木中山駅より徒歩約20分
最寄IC国道14号京葉道路市川IC八幡方面出口より3分
外部リンク株式会社市川市場
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株式会社市川市場
Ichikawa Shijyo
種類株式会社
略称市川市場
本社所在地日本の旗 日本
272-0015
千葉県市川市鬼高4丁目5-1
設立2017年平成29年)8月
法人番号6040001101374 ウィキデータを編集
事業内容地方卸売市場の開設及び管理運営等
資本金500万円[1]
主要株主長印船橋青果
市川フラワーオークションジャパン
その他市場内仲卸業者組合・買受人組合・関連事業者組合等
外部リンク株式会社市川市場
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沿革

1967年(昭和42年)に市川市に「公設卸売市場開設促進協議会」が設置され、公設卸売市場設置の検討が本格化。昭和47年5月、当時市内外に点在していた12の民営卸売市場を統合して市川市による公設の「市川市地方卸売市場」を設立。昭和52年、花き部が設立。

2003年(平成15年)青果部卸売業者の市川中央青果株式会社が長印市川青果株式会社に事業譲渡。

2007年(平成19年)青果部卸売業者の京市青果株式会社が自己破産申請。卸売業務は長印市川青果株式会社に譲渡[2]。卸1社制に移行。

2018年(平成30年)3月花き部卸売業者のフロリード株式会社が同市場における卸売業務を大田市場のフラワーオークションジャパン(FAJ)に事業譲渡、FAJ100%出資による新会社株式会社市川フラワーオークションジャパンを設立[3]

同年4月より事業者らで出資し準備した株式会社市川市場が市川市より開設者の地位の承継を受け、民営化。市場の敷地及び市場内の建物については市から新会社に賃貸借を行う[4]。民営化により市場名称は「市川地方卸売市場」に。

2019年(令和元年) 長印市川青果株式会社が同じ長印グループの長印船橋青果株式会社と統合(吸収合併)、長印船橋青果株式会社市川支社に[5]

場内施設

用地面積
敷地面積28,641 m2
卸売場5,050 m2
仲卸売場1,013 m2
花き卸売場454 m2
関連店舗1,148 m2
市川地方卸売市場入り口

市場関係業者

青果部

  • 卸売業者 : 長印船橋青果株式会社市川支社
  • 仲卸業者 : 4社
  • 買受人等 : 262者[6]

花き部

  • 卸売業者 : 株式会社市川フラワーオークションジャパン
  • 仲卸業者 : 市川花き株式会社

その他

市民が自由に買い物できる開放イベントとして2020年11月より月に2回程度(第2、第4土曜日)「いちかわごちそうマルシェ」(いちマル)を開催している。マルシェには市場内事業者のほか近隣の農産物、水産物、加工品、工芸品などの生産者・販売事業者らが出品することができる。卸売市場を会場にマルシェが行われるのは全国でも珍しい[7]。同イベントの運営には近隣の千葉商科大学人間社会学部の学生らも参加している[8]

注・出典

注釈

出典

外部リンク