川本静子
人物・来歴
東京府生まれ。1955年津田塾大学学芸学部英文学科卒業、1957年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了、1962年から1年間ハーバード大学大学院に留学、のち津田塾大学助教授、教授、2004年定年退任し名誉教授。
専門は19〜20世紀のイギリス文学で、特にジェイン・オースティン、ジョージ・エリオット、ヴァージニア・ウルフなど女性作家とその時代を多く著し翻訳した。
著書
単著
- 『イギリス教養小説の系譜 「紳士」から「芸術家」へ』研究社出版, 1973
- 『G・エリオット--他者との絆を求めて』冬樹社, 1980
- 『ジェイン・オースティンと娘たち イギリス風俗小説論』研究社出版, 1984
- 『ガヴァネス(女家庭教師) ヴィクトリア時代の〈余った女〉たち』中央公論社〈中公新書〉, 1994/みすず書房, 2007
- 『〈新しい女たち〉の世紀末』みすず書房, 1999
共編著
翻訳
- ヴァージニア・ウルフ『著作集(5) 波』 みすず書房, 1980
- 『ウルフコレクション 波』 みすず書房, 1999
- トマス・ハーディ『日陰者ジュード』 国書刊行会, 1988/中公文庫(上下), 2007
- ヴァージニア・ウルフ 『自分だけの部屋』 みすず書房, 1988、新装版2013
- 『ウルフコレクション 自分だけの部屋』 みすず書房, 1999
- エレーン・ショウォールター『女性自身の文学 ブロンテからレッシングまで』 岡村直美・鷲見八重子・窪田憲子共訳、みすず書房, 1993
- ヴァージニア・ウルフ 『女性にとっての職業 エッセイ集』 出淵敬子と監訳、みすず書房, 1994
- 『E・M・フォースター著作集(1) ロンゲスト・ジャーニー』 みすず書房, 1994
- E.M.フォースター『ある家族の伝記 マリアン・ソーントン伝』 岡村直美共訳、みすず書房, 1998
- ヴァージニア・ウルフ『コレクション 壁のしみ』 みすず書房, 1999。短編15作
- ヴァージニア・ウルフ『コレクション オーランドー ある伝記』 みすず書房, 2000
- ヴァージニア・ウルフ 『病むことについて』 編訳、みすず書房(大人の本棚), 2002、新装版2021
- 『英語圏女性作家の描く家族のかたち』 佐藤宏子共編訳 ミネルヴァ書房, 2006
- 『ゴースト・ストーリー傑作選 英米女性作家8短篇』 佐藤宏子共編訳 みすず書房, 2009
参考
- 「ガヴァネス」著者紹介
- [1]